看護教育 Vol.66 No.1
2025年 02月号

もっと見る

指定規則の第5次改正を受け、新カリキュラムが導入されてから早くも3年が経とうとしています。本改正では、地域・在宅看護論の強化が重要な柱として掲げられ、とりわけ地域や在宅における生活支援の視点が重視されました。この流れを受け、全国の看護師養成校では、多様な授業の工夫やカリキュラムの見直しが今も進められています。
ただ、訪問・在宅看護を担う現場からは、「地域・在宅だからと、特別視してほしくない」という声も聞かれます。新たな授業を初年次から実践・展開していく中で直面する課題も多岐にわたります。それゆえ、全看護領域で地域・在宅の看護を考えるという視点は、今まで以上に求められているのかもしれません。
地域や暮らし、生きるとは何か。学生が迫るために、まず教育者自身が在り方を模索し、各領域の特色を地域・在宅に馴染ませていく……本特集が、そうした発見や気づきを得る契機となれば幸いです。

ISSN 0047-1895
定価 2,860円 (本体2,600円+税)

お近くの取り扱い書店を探す

  • 更新情報はありません。
    お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。

  • 収録内容

開く

医書.jpにて、収録内容の記事単位で購入することも可能です。
価格については医書.jpをご覧ください。

特集 新カリキュラム3年目、これからの地域・在宅看護論を考える

【インタビュー】
看護の基本を科目に背負わせない──全学的に関わる地域・在宅看護論を考える
佐藤直子

「暮らし」を伝える授業で教員に求められる視点
冨安恵子

教員も学生も自身の生活者目線で「家族」を考える──家族看護を難しく考えていませんか?
櫻井大輔

利用者の希望を支えるために地域に働きかける看護師と多職種連携「One Team」
渡邉和子

医療的ケア児への関わり──社会・医療の変化で知っておきたいこと、できること
荒牧順子

地域に広がる精神科訪問看護──現場で気づけた看護の大切なもの
崔 明玉

『地域は教育の宝箱! 地域と学校が共に作る連携教育展開の手引き』制作を通じ抱いた──地域・在宅看護論の今とこれから
恒﨑康子

養成校へのアンケートから── 地域に出て気づいたピットフォールとそれをどう乗り越えたか
(報告)「看護教育」編集室


■巻頭インタビュー
子どもたちが本来持つ驚異的な「学ぶ力」を引き出す関わり
今井むつみさん

■特別記事
性別の枠組みを超えた看護教育の未来──看護学校卒業生の「わたし」の声
永瀬大紀

■実践報告
看護学生に対する異文化看護への導入──異文化背景を持つ人との交流授業からの学び
小田雅恵、西留美子、河野杏奈


●看護教育とお金の未来を考える・1 [新連載]
基礎教育における学費の概況
坪田康佑、高山真由子、ウイリアムソン彰子

●すれ違わないためのパーソナリティ心理学・1 [新連載]
敏感な学生たち──「シャイネス」という観点から
稲垣 勉

●偏見・差別を科学する──社会心理学を学びながら医療現場を振り返る・2
両面価値的ステレオタイプと高齢者
木村映里

●変わる! 変える! 医療安全教育・4 
実習で学ぶ医療安全
嶽肩美和子、中村加奈子、甲斐由紀子

●臨床現場で本当に必要な薬のおはなし──教員も学生も知っておきたい「看護薬理」・13
尿路感染症の病態と治療
大井一弥

  • 更新情報はありません。
    お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。

  • https://neo.islib.jp/top
  • http://www.igs-kankan.com/