訪問看護と介護 Vol.29 No.5
2024年 09月号

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2024年2月、本誌連載『生活と医療を統合する在宅療養生活支援の見える化の試行』に加筆・修正を加えた書籍『訪問看護師による在宅療養生活支援を可視化する希望実現モデル』が発行されました。本モデルで示す考え方は一見、皆さんが日々当たり前のように行っていることかもしれません。しかし、そうした“現場では丁寧に言語化されないであろう支援のありよう”を可視化した点が、本モデルの特徴です。

「療養者主体の生活を支援する」。言葉にすると簡単に見えますが、実際はクリアすべき課題がたくさんあるでしょう。例えば、嚥下機能が低下している療養者が「家族と食事したい」と言ったら、あなたは何を考えますか。

本特集で希望実現モデルの考え方を学んでいきましょう。

ISSN 1341-7045
定価 1,650円 (本体1,500円+税)

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特集 希望実現までの思考過程を言語化する──療養者から「〇〇したい」と言われたとき、どうかなえる?

■総論
「希望実現モデル」を活用してみよう!
川村佐和子

■事例で見る「希望実現モデル」
①「自宅で家族と団らんし食事をすること」という希望を実現する
大橋由基

②ALSを発症し、嚥下機能が低下しながらも「口から食べたい」という希望を実現する
原口道子

③独居高齢者の「馴染みがある地域や自宅で暮らし続けたい」という希望を実現する
其田貴美枝


■特別記事
小さな「れんがの家」、壮大なケアを考える2日間
神保康子

■特別企画
チャートでみる訪問看護業界2024年版
編集室/協力:公益財団法人日本訪問看護財団


●生活の輪郭・11
目線をあわせる
尾山直子

●在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・164
ケアの場が移行する時代に
秋山正子
 
●場面・状況別で見る、訪問看護の臨床判断・4
入院中に状態変化した利用者の退院後訪問
佐藤文俊

●暮らしの手触り・10 
好きなことする仲間として出会おう
坂井雄貴

●“日常使い”の在宅の医学・7
眼と耳、鼻──“中長期的”ケアと“緊急対応”ケア
安池純士/佐々木淳


■レポート
HOUMONホットライン
石田美穂、金児大地

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