看護教育 Vol.65 No.1
2024年 02月号

もっと見る

医療構造や人口動態など、社会が大きく変化しています。従来、看護基礎教育の文脈では、こうした社会変革は「指定規則の改正」やそれに準じたカリキュラム編成として、少なくとも理念上は反映されてきました。
しかし、指定規則はあくまで「教育の内容」です。また、第5次指定規則改正で明記された、「地域・在宅看護論」などは、地域や学校の特性を反映した教育内容が求められています。この実現には、教育機関・教員が自律的に教育のあり方をとらえ直し、組織づくりを行う必要があります。そのためには、教員には、これまで以上にリーダーシップも求められていくでしょう。
本特集では看護教育機関に変革が求められている現在において、変革のための道筋、教員に求められるリーダーシップをご紹介するとともに、よりよい教育を実現したいと願う、すべての教員への応援となることをめざします。

ISSN 0047-1895
定価 2,860円 (本体2,600円+税)

お近くの取り扱い書店を探す

  • 更新情報はありません。
    お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。

  • 収録内容

開く

医書.jpにて、収録内容の記事単位で購入することも可能です。
価格については医書.jpをご覧ください。

特集 教育の前提を問い、変わっていくために──教育機関の組織改革

教育現場の変革のために
倉岡有美子

【インタビュー】 教員が変わらなければ、    教育も学生も変わらない
水方智子

カリキュラム改革と教学マネジメントと質保証──コンピテンシー基盤型教育の実現をめざして
西村礼子

手の届く範囲から始めるチームづくり
保田江美

「領域をこえる」とは──新カリキュラムにおける領域横断型実習の設計における多領域での協働
坂井志織


■巻頭インタビュー
学生も先生もわくわく学べる学校としていくために
妹尾昌俊さん


■レポート
コアラカフェファシリテーター養成講座──がんの親をもつ子どもを支え、その子らしさを受け入れる安全基地を築く
寺田由紀子(取材・執筆「看護教育」編集室)

■実践報告
専門職連携教育の一環としての連携総合ゼミの工夫──「幼い子どもをもつ終末期がん患者」の症例を用いて
小栗妙子、桶谷涼子

本当にここちよい看護が実践できる看護師を育てる──新設科目「安楽と癒しのケア」の取り組みと成果
岡田里香

地域に根ざした老年看護学をめざして
山邊祐子


●新連載 新しい「医療者像」を探る・1
英雄としての医療者──医療者は英雄視されることを望んでいるのか?
鷹田佳典

●看護教育にウェルビーイングを! 学生も教員も幸せでいるために・3
思いやりは当たり前のことではなく最強のスキル──コンパッション
秋山美紀

●プロフェッショナルを育てる! 看護実践力の獲得を支えるスポーツコーチング・7[最終回]
臨床判断能力を育むスポーツコーチング
佐藤尚治、勝田 譲

●臨床現場で本当に必要な薬のおはなし 教員も学生も知っておきたい「看護薬理」・7
薬理作用と副作用──鎮痛薬を主に考える
大井一弥

●看護教育学のススメ・5
実践・理論・研究・教育をつなげて考える
大阪公立大学大学院

●臨床倫理を映画で学ぼう! plus・13
あなたの命はいくらですか──『ワース 命の値段』
浅井 篤

タグキーワード

  • 更新情報はありません。
    お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。

  • https://neo.islib.jp/top
  • http://www.igs-kankan.com/