特集 在宅医療を巡る病院の経営戦略
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高齢者の増加と生産年齢人口の急減が進む中で,地域包括ケアシステムの深化や医療ニーズの高い要介護高齢者が在宅で生活できる提供体制の整備が求められている.これまで在宅医療は主に診療所を中心として体制を構築する形で進んできたが,近年は大規模な在宅専門のクリニックも増加している.また,コロナ禍では,特に都市部の在宅医療体制の不足が露呈し,株式会社が関与する新たな在宅救急診療が脚光を浴びるなどさまざまな動きが出ている.今後の在宅医療体制の整備において,かかりつけ医機能を担う病院がより積極的に役割を果たしていくことが必要ではないかとの声も強い.病院が在宅医療を手がける場合,地域開業医とのすみわけをどうするのか,病院が地域の在宅医療にどのように関わっていくべきか考えてみたい.
[企画・太田 圭洋]
ISSN | 0385-2377 |
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定価 | 3,300円 (本体3,000円+税) |
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特集 在宅医療を巡る病院の経営戦略
扉/本特集の論旨が分かるPoint一覧
第8次医療計画における在宅医療の体制整備について
谷口 倫子
現在の在宅医療体制の課題と教育
大杉 泰弘
都市部の病院における在宅医療
亀井 克典
地方の急性期病院とかかりつけ医機能,在宅医療
横倉 義典
地域包括ケア病棟を在宅医療に活用する──在宅専門診療所と地域包括ケア病棟の2施設を運営してきた立場から
水野 慎大
在宅診療を行う診療所からみた病院の在宅医療への貢献と役割分担
権頭 聖
■Interview
超高齢社会の在宅医療──変わりゆく中小病院の役割
鈴木 邦彦/聞き手:太田 圭洋
■研究
医療分野でのクラウドファンディングの活用状況──事例集積による有用性評価
五十嵐 中・市川 衛・金久保 智也
●アーキテクチャー×マネジメント[109]
国立循環器病研究センター
河合 慎介
●医療機関で起きる法的トラブルへの対処法[34]
医療費債権回収(3)──患者が破産したときの対応
進藤 諭
●ケースレポート 地域医療構想と病院[57]
人口過疎地域における病院医療の課題──釧路医療圏の訪問調査から
松田 晋哉
●臨床医が病院長になった日[2]
医療・介護分野の戦国時代
今井 裕一