特集 看護職の処遇改善 経済学視点と看護職員等処遇改善事業の経験から
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2022年2月,新型コロナウイルス感染症対応など一定の役割を担う医療機関の看護職等を対象に賃金引上げを行うための「看護職員等処遇改善事業」が実施された(2022年10月以降は診療報酬に移行)。今回対象となる看護職員数は全就業看護職員数の約35%と限定的ではあるが,賃金のベースアップに資する初めての事業と言える。
本号では,経済学的視点からの解説と評価,制度化までの経緯,さらに補助金を利用した施設の経験を共有することで,今後の持続的・全国的な看護職の処遇改善を考える上でのヒントとしたい。
ISSN | 0917-1355 |
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定価 | 1,760円 (本体1,600円+税) |
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特集 看護職の処遇改善 経済学視点と看護職員等処遇改善事業の経験から
医療・看護経済学の視点から見た看護職の処遇改善――なぜ看護師の技能は賃金で評価されにくいのか
角田由佳
【インタビュー】
看護職員等処遇改善事業の経緯とその意味――日本看護協会の取り組みを踏まえて
福井トシ子
【資料】
看護職員等処遇改善事業補助金の概要と申請状況
■インタビュー│看護職員等処遇改善事業を利用した施設の立場から
医療界全体の処遇改善を考えるきっかけに――済生会横浜市東部病院の経験
渡邊輝子/髙杉知史
専門職としての役割や働きに見合った処遇を可能に――ひだか病院の経験
小松香世美
■巻頭シリーズ Share & Dialogue 今こそ対話を⑨
米国の急性期病院における看護師教育・リーダーシップ開発
岩間恵子
■特別記事
東京女子医科大学3医療施設の看護師長研修――コロナ禍における看護師長の役割変化から新たな変革を進めるための対話の技法「2on2」を学ぶ
髙 綾子
■実践報告
臨床工学技士へのタスクシェア/シフトに向けた人材育成の取り組み――コルブの経験学習モデルを活用して
河西美枝
●これからの臨床現場を支えるために⑨
新人看護師の成長を支えるプリセプター
岩間恵子
●ワークブック形式で学ぶ! ファシリテーションのための企画とプログラムデザイン⑳
参加型の場の事前検証
森 雅浩
●おとなが読む絵本 ケアする人,ケアされる人のために(192)
森と生き物たちの共棲の物語
柳田邦男
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