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第2815号 2009年1月26日


新春特集

――患者の死生に寄り添える看護者を育てるために


 平成の時代を迎えて丸20年が経過した。この間,各領域において診断と治療が飛躍的に進歩し,救えなかった多くの命が救えるようになった。また,1980年代後半からわが国の医療現場でインフォームド・コンセントが行われるようになり,患者との対話が着実に進められている。医療現場が日々動きつづけるなかで,現代の医療者は,医学の進歩に応じた倫理観を涵養し続け,死と向き合う患者自身の尊厳を持った死やその意思決定プロセスを支援し,協働する必要がある。

 新春特集として,臨床現場に寄り沿う哲学者の立場から医療者-患者が共同で実現する,よりよい医療について考え続けてきた清水哲郎氏にお話を伺うとともに,リアリティショックが問題となるなか,患者の死生に寄り添える看護者を育てるために求められる視点について,主にがん看護領域に携わる4氏に寄稿をいただいた。