看護教育 Vol.67 No.5
2026年 10月号

もっと見る

学生や若手研究者の尊厳を傷つけるアカデミック・ハラスメント(アカハラ)。
教育機関においてその対策が急務となる中、とりわけ看護教育の現場では、命を預かる専門職を育てるという強い使命感や、教員と臨床実習指導者との複雑な関係性、そして「指導」と「優位性の誇示」の境界線の曖昧さなどが絡み合い、ハラスメントが構造的に潜在化しやすい特有の背景もあるようです。
教育実践において、無意識の加害に陥らず、かつ適切な指導を維持するためには、声にならない声に耳を傾ける一人ひとりの意識付けや、傍観者を生む既存の組織的環境を見直す必要があるのかもしれません。
本特集では、看護教育におけるアカハラの実態と心理的メカニズムを解きほぐし、現場の教員や指導者が明日から取り入れられる具体的な予防策と対話の手がかりを届けます。

ISSN 0047-1895
定価 2,860円 (本体2,600円+税)

お近くの取り扱い書店を探す

  • 更新情報はありません。
    お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。

  • 収録内容

開く

医書.jpにて、収録内容の記事単位で購入することも可能です。
価格については医書.jpをご覧ください。

特集 看護教育のアカデミック・ハラスメント──明日から使える実践的な手がかり

傍観者はなぜ介入できないのか──看護教育場面における沈黙の心理的・社会的規定因
近藤和樹

傍観者から行動者へ──傍観者介入の科学的根拠に基づく、明日から使える実践的手がかり
近藤和樹

看護教育におけるハラスメントの組織的・構造的規定要因
津野香奈美

指導者による無自覚なアカデミック・ハラスメント発生プロセス──AHTS-SAの知見から
山崎由花

声を上げられない学生には何が起きているのか──教育現場における権力構造と沈黙のメカニズム
堀田 亮


■巻頭インタビュー
不完全な私たちが、同じ空間を共に生きるために
朱 喜哲さん

■焦点
看護師国家試験問題作問における大規模言語モデル(LLM)活用の試み
林 直子

■指導の孤独な悩みから、組織の知恵につなげる──四分割法を用いた指導リフレクションの実践
宇都めぐみ

■実践報告
VR教材作成過程と産婦体験型学習の効果
富﨑祥子、大橋知子、椎葉美千代、中村登志子、井上さくら、浦 容子、沖 雄二、伊藤奈々

実習インシデント分析を活用した基礎看護学実習III前教育の実践──4つのリスクカテゴリーによる学生のリスク予見能力の育成
齋藤 優、佐藤裕美

■特別記事
看護師と民間企業の採用は何が違うのか?
石渡嶺司


●Z世代の新人看護師を育てる・支える──入学時から卒業後まで、つながり続ける教育支援・2
レジリエンスを育てる教育とは何か──学生の段階から「行動できる力」を育てる支援設計
相撲佐希子

●多様化・複雑化する社会の中で学生が自らの役割を見いだす東京医薬看護専門学校の地域・在宅看護論・3
医療事務系学科の学生と共に学ぶ地域に暮らす外国人の医療支援に向けた授業
椎津美里、石橋佳子、堀 延之

●看護教育における変わるもの 変えられないもの──AI・DXとともに揺れの時代を歩む・3
変えてはならないもの──看護の本質と、教育における価値の継承
藤井光輝

●授業・演習・実習をつなぐ協働の力──大学と病院が共に創る看護基礎教育・4
母性看護学における病院と協働で実施した授業・演習の紹介
宍戸路佳

●偏見・差別を科学する──社会心理学を学びながら医療現場を振り返る・12
社会心理学と看護の身体と言語
木村映里

タグキーワード

  • 更新情報はありません。
    お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。

  • https://neo.islib.jp/top
  • http://www.igs-kankan.com/