助産雑誌セミナー
実践! 開業助産師と嘱託医療機関の医療連携のポイント
契約からお金、情報共有、事前指示まで、嘱託医療機関との連携の悩みに答えます

  • 受付中
2024年9月21日 (土) 19:00 - 21:00
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土屋産婦人科は、東京都多摩地域で20年以上、20以上の助産所と嘱託医療機関として契約し、5000件以上の助産所分娩を支援してきました。多くの開業助産師と自施設の助産師とともに試行錯誤して連携を続けてきた中で培った、生理的で安全に配慮した分娩管理のためのノウハウの一端を紹介します。

近年の周産期医療は医学パラダイムの中での実践が主流です。リスクの管理、標準医療の実践、施設の集約化・重点化に重きを置いてきました。一方、助産所のお産は、母体の生理的パラダイムの中で実践します。お産は正常が前提で、本来は生理的に進むものと考えます。助産所の助産師は、独立分散して、多様な個のそのような求めに応じてお産に寄り添ってきました。一見するとお産の取り組み方として、両者は対立するものかもしれません。しかし、お産の主役は、お母さんたちです。私たちはお母さんのための周産期医療連携を考えて、両者のパラダイムを成立させながら、安全に安心して自分らしいお産ができることを考えています。

その方法として、まず、妊産婦診療情報として、リスクの認識と共有、同意書や記録・検査データの共有をおこなっているので、その内容を開示します。つぎに、医療連携の実際として、嘱託医療機関契約・ガイドラインに基づく助産師管理の適応確認、異常に備えた嘱託医による定期健診、緊急の周産期異常に対応する緊急母体搬送の体制の整備、助産師による臨時応急処置の取り決め、産後のフォローアップを整備しているので供覧します。

最後に、嘱託医、嘱託医療機関の助産師と開業助産師がともに学び、理念を共有し相互の理解を深め、情報を共有するための会「ハンズの会」を運営していますので、その一環も紹介します。さらに連携する助産所の視点からも、嘱託医療機関との医療連携について語ります。

助産師と産科医が協働し、よりよい医療連携を構築するためのノウハウ、知りたかったことにお答えします。

  • 視聴可能期間

    リアルタイム配信:2024年9月21日(土)19:00~21:00
    アーカイブ配信:2024年9月22日(日)~10月22日(火)23:59

  • 開催形態

    オンライン(リアルタイム配信+アーカイブ配信)

  • 受講料

    無料

  • 参考図書

    book.jpg 『助産雑誌』 Vol.78 No.1(2024年 2月号)
     特集/データでみる「助産所のお産」 嘱託医療機関との連携で実現する安全性と継続性
     
    土屋清志(医療法人社団均禮会 府中の森 土屋産婦人科)

  • 対象

    助産師、産婦人科医師など本テーマに関心のある方

  • 配信環境

    オンライン環境であれば、PC・タブレット・スマートフォンいずれでも視聴できます。講演中に診察場面などの動画がございますので、音声を正確に聞き取っていただくためにイヤホン・ヘッドホンの使用を推奨いたします。
    (申込み前に必ず、以下より動作環境をご確認ください。)
    動作環境

  • オンライン受講とは

    ・オンライン受講は、専用の視聴用URLにアクセスすることで、Web環境下で動画として視聴いただけるプランです。視聴されている方のお顔が講師や他の視聴者から見えることはありません。
    ・リアルタイム配信では、講師への質疑応答にも参加可能です(進行等の都合により全ての質問にはお答えできない場合もございます)。
    ・リアルタイムで視聴した場合も、後日アーカイブで再度視聴可能です。
    ・アーカイブ閲覧は本セミナーにお申込みをいただいた方のみご視聴可能です。
    ・セミナーについてご不明な点がある際は、「セミナーについて」または「よくあるご質問」をご確認ください。

  • 注意事項

    配信の撮影・録画・キャプチャー等および資料の無断転載・複製等は固く禁止いたします。

*一部変更となる場合がございます

  • 19:00

    レクチャー
    開業助産所と嘱託医療機関の連携ノウハウ

  • 20:00

    レクチャー
    嘱託医療機関との連携について、助産所の目線から見るポイント

  • 20:30

    ディスカッション
    申込時の事前質問および当日の質疑応答​​​

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医療法人社団均禮会 府中の森 土屋産婦人科 理事長

1984年群馬大学医学部卒業、1989年群馬大学医学部大学院修了。博士(医学)。2014年に第16回松村志保子賞、2015年に第7回ひまわり褒賞を受賞。

1997年、杏林大学医学部附属病院にて、東京都で最初の総合周産期母子医療センターの立ち上げに携わり、助産所のお産を知る。2005年、立川ファウンズ産婦人科病院の院長として助産所との医療連携を始め、2010年より自院にて同連携を引き継ぐ。東京都多摩地域の20カ所以上の助産所との医療連携の会「ハンズの会」にて連携と相互理解を深め、安全で生理的なお産に取り組む。

『助産雑誌』78巻1号にて、12年間に及ぶ医療連携の成果である、助産所管理分娩を希望した5826症例の記録と分析を発表。

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一般社団法人矢島助産院 代表理事/院長

2009年国際医療福祉大学大学院修了。2009年日本医科大学多摩永山病院入職、2012年矢島助産院入職。東京都国分寺市で地域の産み育てを38年間支えてきた矢島助産院の院長を、母・床子より引き継ぐ。

プログラムの内容について

株式会社医学書院 看護出版部『助産雑誌』編集室
TEL:03-3817-5773 / FAX:03-5804-0485
E-mail:josan@igaku-shoin.co.jp

お申込みについて

株式会社医学書院 販売・PR部 セミナー担当
TEL:03-3817-5698 / FAX:03-3815-7850
E-mail:pr_web@igaku-shoin.co.jp

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