精神看護 Vol.29 No.3
2026年 05月号

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公のメディアとして日本で初めてオープンダイアローグを紹介したのは弊誌『精神看護』2014年7月号でした。
対話だけで高い治癒を実現するというオープンダイアローグに、当初は「黒船が来た」とばかりに大騒ぎになったことを覚えています。

以来10年以上が経過し、医療界を超えて、学校の授業や刑務所処遇などからも熱い視線を浴びるようになりました。

本特集では、それら周囲の活発な動きを参考にしつつ、本来の活躍の場である精神科臨床の各現場から多様な実践を報告していただきました。
本文にあるように、制約を乗り越えてオープンダイアローグを実践している所では、非常に満足度が高いようです。おそらくそれは、「対話」という行為が各現場に引き起こす「副作用としての効果」が思いのほか大きいからでしょう。 (編集部)

ISSN 1343-2761
定価 1,650円 (本体1,500円+税)

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特集 オープンダイアローグ。日本での現在地

ざっとおさらいしましょう オープンダイアローグって何?
編集部

日本でオープンダイアローグが動き始めたこの10年
斎藤 環

■さまざまなフィールドでの実践報告
救急-慢性期-訪問看護──オープンダイアローグを学び対話実践にチャレンジする
藤原雅司

急性期──急性期病棟での簡易版“対話実践”の試み
石川真紀

退院支援──病院で、対話を中心とした病棟「地域移行ユニット」を立ち上げた
村上純一、山中一紗

アディクション事例──家族間コミュニケーションの再構築を促せる
森田展彰

訪問看護──地域にひらかれる対話実践
池松麻穂

精神看護学実習──精神看護学実習でのオープンダイアローグ実践は三方良し
石橋佐枝子

スタッフ面談──スタッフ面談におけるリフレクティングの活用
小瀬古伸幸、中村 創

■オープンダイアローグ体験談
統合失調症からの回復
岩渕貴子


■イイネ! その業務改善
オムツ交換の手技と意識の改善
飯田真由美


●新連載 精神症状のある方の身体にまつわる臨床判断…1
血液データは患者の「今」を教えてくれる
榎田園子

●患者さんのあの訴え、実はこうだった!…2
「歩けない」の裏にあった、見返したい気持ち
小畠拓治

●クライシス・プラン──本人と支援者で重ねるブラッシュアップ…2
病院でどのように作り、地域へ引き継ぐか
中村義幸

●書評家・スケザネがたどる、中井久夫はこんなときどう言ったか…5
なぜ中井久夫は、「世直し」が日本を戦争に導いたと考えたのか?
渡辺祐真

●たくさんの人の声、集めました!…32(最終回)
連載最終回ありがとう企画:もっと精神科わいわい!
精神科わいわい

●突撃! あなたの街の対話ロジカルスペース…6
スーパー銭湯は、ダイアロジカルスペースなのか!?
星野概念

●当事者研究のスキルバンク…53
本日の研究者:こうさん
本日のスキル:自分にも人にもノックトントン法
べてるの家


■レポート
関東医療系大学ダンス連盟「UDM」362名のダンサーが公演──コロナ禍越え、結束を確認
シーサー、公演企画運営チーム

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