BRAIN and NERVE Vol.78 No.5
2026年 05月号(増大号)

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診断技術や治療法が進歩した現在でも、中枢神経の感染症は大きな脅威です。多様な病原体がもたらす病態は複雑で、迅速な判断が求められる場面は少なくありません。さらに、免疫抑制療法の普及や高齢化、国際的な移動の増加により、日和見感染症や輸入感染症に直面する機会も増えています。また、感染が急性期の収束をみた後も、免疫応答の変容や神経系への影響を通じて長期的な病態変化を生じ得ることも明らかになりつつあります。
本特集では、画像鑑別、抗菌薬の中枢移行、免疫不全下の管理、ステロイド使用などの総論を整理し、各論では細菌、ウイルス、真菌、寄生虫など広範な感染症を網羅しました。各疾患の概要や疫学、臨床症候、診断のステップから、最新の治療と予後に至るまで、臨床に直結する視点で整理しています。知識のアップデートとして、そして確かな指針として、神経感染症の “今” を俯瞰する一助となれば幸いです。

ISSN 1881-6096
定価 6,490円 (本体5,900円+税)

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特集 中枢神経の感染症ハンドブック

〈総論〉
1.感染症か自己免疫か──画像診断の鑑別ポイント
渡邉啓太,山田 惠

2.抗菌薬の中枢神経への移行──血液脳関門と抗菌薬を“構造”で読み解き,治療戦略に活かす
竹下幸男

3.免疫不全と中枢神経感染症
清水文崇

4.神経系の輸入感染症
村井弘之

5.神経系感染症でのステロイドの使い方
亀井 聡

〈各論〉
■1.細菌感染症
1) 化膿性細菌感染症
成人の細菌性髄膜炎
中嶋秀人

小児の細菌性髄膜炎
向野文貴,他

急性硬膜下膿瘍
花谷亮典

脳膿瘍
河野能久,前原健寿

脊髄硬膜外膿瘍
髙橋志織,神田 隆

2) 抗酸菌感染症
中枢神経の結核感染症
岩田育子

ハンセン病
汐崎 祐,他

3) その他
ボツリヌス中毒
木原圭梧,望月秀樹

破傷風
進藤克郎

■2.ウイルス感染症
単純ヘルペス脳炎
森田昭彦

中枢神経の水痘帯状疱疹ウイルス感染症
﨑山佑介

HHV-6B脳炎
緒方正男

フラビウイルス感染症(日本脳炎)
松尾欣哉

HTLV-1関連脊髄症
中島 誠,山野嘉久

HIV関連神経認知障害
横手裕明,他

狂犬病
雪竹基弘

進行性多巣性白質脳症
三浦義治

急性麻疹脳炎
桑原宏哉

亜急性硬化性全脳炎
橋本浩一

急性弛緩性脊髄炎
吉良龍太郎

EBウイルス感染症
佐藤亮太

ボルナウイルス感染症
本田知之

ジカウイルス感染症
吉川哲史

インフルエンザ(脳症を含む)
長谷川秀樹

COVID-19関連脳炎・脳症──最新の動向
下畑享良

■3.真菌感染症
クリプトコッカス感染症
沼畑恭子,宮本智之

脳アスペルギルス症
原 啓介,藤田信也

カンジダ症
影山恭史,片上隆史

ムーコル感染症
中村(内山)ふくみ

■4.スピロヘータ感染症
神経梅毒
安藤哲朗

レプトスピラ症(ワイル病)
渡嘉敷 崇

ライム病
稲森有貴子,渡邉 充

■5.リケッチア,原虫,寄生虫感染症
ツツガムシ病
針谷康夫

脳マラリア
大西健児

トキソプラズマ感染症
堀内一宏,矢部一郎

脳有鉤囊虫症
久枝 一

脳エキノコックス症
植村友裕,神田 隆

脳アメーバ感染症
宮田 元,八木田健司

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