保健師ジャーナル Vol.81 No.6
2025年 12月号

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 健康日本21(第二次)では、国民の歩数や運動習慣が横ばい・減少傾向と課題が残った。これを受け、2024年度からの健康日本21(第三次)推進のため、2024年1月に「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」が公表された。同ガイドでは、最新知見を反映し、「今より少しでも多く体を動かす」といった基本的な考え方と、座位時間の短縮や筋トレ推奨など新たな指針が提示された。多様な人々への対応や環境整備の重要性も盛り込まれている。
 本特集では、同ガイドを踏まえ、戦略的な健康事業の進め方や先進的な取り組み事例を共有し、地域や職域で身体活動・運動を推進する保健師の役割を再考する。

ISSN 1348-8333
定価 1,760円 (本体1,600円+税)

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特集 「無関心層」まで届く! 健康づくりのための身体活動・運動の推進戦略

■「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」のポイント──健康日本21(第三次)における身体活動・運動分野の目標達成に向けて
河野洋平

■「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」のエビデンスと活用方法
澤田 亨

■保健師活動と身体活動支援環境について──4つの視点で健康事業を考えよう
菊池宏幸

■マーケティングによる「対象者目線」に基づく運動普及──島根県雲南市の取り組みを踏まえて
鎌田真光

■「フレイル予防の“ちょい足し”」による身体活動・運動普及のアプローチ
清野 諭、野藤 悠、植田拓也

■見附市における「健幸」を軸に「歩くこと」を基本としたまちづくりと保健師の関わり
樋口洋平


■PickUp
災害に強い「地域」をつくるために──NPO法人デジサポが取り組む「シニアのスマホ活用」
友次 進、喜多充成

■TOPICS
自治体保健師の人材確保に向けて──厚生労働省が実施する保健師確保に係る施策を中心に
厚生労働省健康・生活衛生局健康課保健指導室

■調査報告
精神疾患患者のリカバリーストーリー聴講による当事者を中心とした支援の学び
水田明子、李 慧瑛、髙田千春


●発育性股関節形成不全(乳児股関節脱臼)の予防への挑戦・2
発育性股関節形成不全の早期保健指導のポイント
朝貝芳美

●明石こどもセンターに学ぶ! 児童相談所保健師の役割と虐待対応・4
「こども家庭センター」の役割と挑戦──事例から学ぶ支援の現場
土井郁江、秋末珠実、稲垣由子

●ネガティブ・ケイパビリティを学ぼう! 不確かで曖昧な保健活動を支える力・3(最終回)
考え続ける態度──ネガティブ・ケイパビリティを高めるいくつかの提案
氏原将奈

●研究室からのメッセージ・196
国際医療福祉大学大学院
医療福祉学研究科 保健医療学専攻看護学分野公衆衛生看護学領域

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