臨床外科 Vol.80 No.10
2025年 10月号

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 胆囊結石症は外科医にとって非常に身近でありながら,治療方針の選択において多様な判断が求められる疾患です.特に,1991年に腹腔鏡下胆囊摘出術が導入されて以降,Tokyo Guidelinesの発表,そして内視鏡治療の進歩も加わって,その治療体系は劇的に変化してきました.本特集では,若手外科医が現在の胆囊結石治療の全体像を理解し手術手技の向上を図れるよう,実践的な視点を重視し企画しました.また,胆囊結石治療の最新トピックスを網羅し,すべての消化器外科医に情報のアップデートに役立てていただくことをめざしました.

 

編集室より:本号では関連する動画を配信しています。ぜひご覧ください。
※ 配信・閲覧期限:発行後3年間
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ISSN 0386-9857
定価 3,080円 (本体2,800円+税)

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特集 知っておきたい 現在の胆囊結石治療

■総論
胆囊結石症の基礎知識
松村直樹・他

胆囊結石症に対する外科治療の歴史
倉内宣明・他

胆囊結石症の診断と治療方針
山本 淳・他

高齢者の胆囊結石・急性胆囊炎の治療
砂川宏樹・他

内視鏡による胆囊ドレナージ法
浅野響子・他

経皮経肝胆囊ドレナージ(PTGBD)の適応と手技のコツ
皆川卓也・他

胆囊摘出後の変化にどう備えるか──外科医が知っておくべき胆囊摘出後症候群の病態とその対策
野口大介・他

■胆囊結石症に対する外科手術
腹腔鏡下胆囊摘出術の基本的手術手技
梅澤昭子・他

安全な開腹胆囊摘出術のための手術手技
鈴木謙介・他

単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術
亀山哲章・他

胆囊炎に対する腹腔鏡下手術手技
山中良輔・他

胆囊摘出術困難例に対する手術──Bailout procedure, Mirizzi症候群を中心に
浅井浩司・他

小児における胆囊結石症に対する治療方針
鶴野雄大・他

胆管損傷時のストラテジー──術中・術後トラブルシューティング
青木 琢

■今後の展望
胆囊結石手術の技術革新と未来展望
三島江平・他


●病院めぐり
船橋市立医療センター外科・消化器外科
夏目俊之

●FOCUS
これからの外科専門医制度
江口英利

●臨床報告
腹腔鏡下に切除した虫垂間膜原発デスモイド腫瘍の1例
袰主正太郎・他

TAPP法で修復した外膀胱上窩ヘルニアの1例
美谷幸喜・他

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