看護学生のための
薬理学ワークブック
『≪系統看護学講座≫薬理学』に対応した、穴埋め+演習問題形式のワークブック
もっと見る
『≪系統看護学講座≫薬理学』に対応したワークブック。目次は教科書に沿って配置され、各章は「穴埋め形式の参考書部分」と「演習問題」で構成されている。「参考書部分」は、教科書で学んだ内容を自分でもう一度調べて書き込むことで知識の定着へと結びつく。また「演習問題」には、看護師国家試験形式の問題を配したことで国家試験対策としても役立つ。解答は別冊。
著 | 食見 忠弘 |
---|---|
発行 | 2012年08月判型:B5頁:160 |
ISBN | 978-4-260-01392-5 |
定価 | 1,760円 (本体1,600円+税) |
更新情報
-
更新情報はありません。
お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。
- 序文
- 目次
- 正誤表
序文
開く
はじめに
薬理学は,看護教育において専門基礎分野の1つに位置づけられている重要な学問です。その講義は,薬物と生体との相互作用によって生じるさまざまな現象およびその機構について学習し,薬物による疾病予防および治療の理論的な基礎を理解するために行われています。しかし一方,薬理学は覚えなければならないことも多く,苦手意識を持つ方もいるでしょう。
本書は,日々の講義で学んだ薬理学の知識を確実なものとし,理解を深めることを目的にしています。そのため,本書の構成は教科書に沿った構成とし,薬理学総論では適正かつ効果的な薬物療法の理解に必要な事項を説明し,薬理学各論では主要かつ基本的な薬物をとりあげて,臨床で行われる薬物療法の理論的な基礎を理解できるようにしています。
各章の本文は,重要な箇所が空欄もしくは2つの語句の並列表記になっています。適切な語句を書き込んだり,選択肢を選んで文章を完成させることによって,知識を確実なものとして理解が深まるほか,完成された本文は薬理学の参考書としても活用できるようになっています。
各章の章末には演習を記載しています。演習では,本文の記述と関連した内容をとりあげた問題が,看護師国家試験と同じ形式で記載されています。演習に取り組むことは国家試験対策となるだけでなく,各問題の解説を読むことによって,関連する本文の内容の理解を深めることにもつながります。
薬物療法の薬理学的な基礎を理解するためには,解剖学や生理学,生化学,病理学の知識が必要です。本書の問題を解くうえで分からないことがあれば,これらの教科のテキストをひもといてください。まわり道のように思われるかも知れませんが,より深く薬理学を理解できることと思います。
本書の出版にあたり,「(系統看護学講座)薬理学」(医学書院)にある図表の転載や改変を快く許していただいた著者の先生方,医学書院看護出版部の皆様に厚くお礼を申し上げます。
本書が看護を志す皆様の学習に役だつことを願っています。
2012年5月
著者
薬理学は,看護教育において専門基礎分野の1つに位置づけられている重要な学問です。その講義は,薬物と生体との相互作用によって生じるさまざまな現象およびその機構について学習し,薬物による疾病予防および治療の理論的な基礎を理解するために行われています。しかし一方,薬理学は覚えなければならないことも多く,苦手意識を持つ方もいるでしょう。
本書は,日々の講義で学んだ薬理学の知識を確実なものとし,理解を深めることを目的にしています。そのため,本書の構成は教科書に沿った構成とし,薬理学総論では適正かつ効果的な薬物療法の理解に必要な事項を説明し,薬理学各論では主要かつ基本的な薬物をとりあげて,臨床で行われる薬物療法の理論的な基礎を理解できるようにしています。
各章の本文は,重要な箇所が空欄もしくは2つの語句の並列表記になっています。適切な語句を書き込んだり,選択肢を選んで文章を完成させることによって,知識を確実なものとして理解が深まるほか,完成された本文は薬理学の参考書としても活用できるようになっています。
各章の章末には演習を記載しています。演習では,本文の記述と関連した内容をとりあげた問題が,看護師国家試験と同じ形式で記載されています。演習に取り組むことは国家試験対策となるだけでなく,各問題の解説を読むことによって,関連する本文の内容の理解を深めることにもつながります。
薬物療法の薬理学的な基礎を理解するためには,解剖学や生理学,生化学,病理学の知識が必要です。本書の問題を解くうえで分からないことがあれば,これらの教科のテキストをひもといてください。まわり道のように思われるかも知れませんが,より深く薬理学を理解できることと思います。
本書の出版にあたり,「(系統看護学講座)薬理学」(医学書院)にある図表の転載や改変を快く許していただいた著者の先生方,医学書院看護出版部の皆様に厚くお礼を申し上げます。
本書が看護を志す皆様の学習に役だつことを願っています。
2012年5月
著者
目次
開く
I部 薬理学総論
A 薬物治療の基礎知識
B 医薬品が作用するメカニズム
C 薬物の体内動態
D 薬効に影響を与える因子
E 有益性と有害性
F 薬の管理と治験
II部 薬理学各論
1章 抗感染症薬
A 感染症治療に関する基礎事項
B 抗菌薬各論
C 特殊な感染症の治療薬
2章 抗がん薬
A がん治療に関する基礎事項
B 抗がん薬各論
3章 免疫治療薬
A 免疫系とは
B 免疫反応のしくみ
C 免疫治療薬各論
4章 抗アレルギー薬・抗炎症薬
A 抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬
B 抗炎症薬
C 関節リウマチ・痛風・片頭痛治療薬
5章 末梢での神経活動に作用する薬物
A 神経による情報伝達
B 自律神経系と薬の作用
C 交感神経作用薬
D 副交感神経作用薬
E 筋弛緩薬・局所麻酔薬
6章 中枢神経系に作用する薬物
A 中枢神経系のはたらきと薬物
B 全身麻酔薬
C 催眠薬・抗不安薬
D 抗精神病薬
E 抗うつ薬
F パーキンソン症候群治療薬
G 抗てんかん薬
H 麻薬性鎮痛薬
7章 循環器系作用薬
A 抗高血圧薬
B 狭心症治療薬
C うっ血性心不全治療薬
D 抗不整脈薬
E 利尿薬
F 脂質異常症治療薬
G 血液に作用する薬物
8章 呼吸器系・消化器系・生殖器系に作用する薬物
A 呼吸器系に作用する薬物
B 消化器系に作用する薬物
C 生殖器系に作用する薬物
9章 物質代謝に作用する薬物
A ホルモンおよびホルモン拮抗薬
B 治療薬としてのビタミン
10章 皮膚科用薬・眼科用薬・救急時使用薬・漢方薬
A 皮膚科用薬
B 眼科用薬
C 救急時使用薬
D 漢方薬
11章 消毒薬
A 消毒と滅菌
B 消毒薬の種類と応用
C 消毒薬の取り扱い
付録 薬理学に関連する略語
索引
A 薬物治療の基礎知識
B 医薬品が作用するメカニズム
C 薬物の体内動態
D 薬効に影響を与える因子
E 有益性と有害性
F 薬の管理と治験
II部 薬理学各論
1章 抗感染症薬
A 感染症治療に関する基礎事項
B 抗菌薬各論
C 特殊な感染症の治療薬
2章 抗がん薬
A がん治療に関する基礎事項
B 抗がん薬各論
3章 免疫治療薬
A 免疫系とは
B 免疫反応のしくみ
C 免疫治療薬各論
4章 抗アレルギー薬・抗炎症薬
A 抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬
B 抗炎症薬
C 関節リウマチ・痛風・片頭痛治療薬
5章 末梢での神経活動に作用する薬物
A 神経による情報伝達
B 自律神経系と薬の作用
C 交感神経作用薬
D 副交感神経作用薬
E 筋弛緩薬・局所麻酔薬
6章 中枢神経系に作用する薬物
A 中枢神経系のはたらきと薬物
B 全身麻酔薬
C 催眠薬・抗不安薬
D 抗精神病薬
E 抗うつ薬
F パーキンソン症候群治療薬
G 抗てんかん薬
H 麻薬性鎮痛薬
7章 循環器系作用薬
A 抗高血圧薬
B 狭心症治療薬
C うっ血性心不全治療薬
D 抗不整脈薬
E 利尿薬
F 脂質異常症治療薬
G 血液に作用する薬物
8章 呼吸器系・消化器系・生殖器系に作用する薬物
A 呼吸器系に作用する薬物
B 消化器系に作用する薬物
C 生殖器系に作用する薬物
9章 物質代謝に作用する薬物
A ホルモンおよびホルモン拮抗薬
B 治療薬としてのビタミン
10章 皮膚科用薬・眼科用薬・救急時使用薬・漢方薬
A 皮膚科用薬
B 眼科用薬
C 救急時使用薬
D 漢方薬
11章 消毒薬
A 消毒と滅菌
B 消毒薬の種類と応用
C 消毒薬の取り扱い
付録 薬理学に関連する略語
索引
正誤表
開く
本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。