臨床検査データブック [コンパクト版] 第13版
いつでもどこでも頼れる お役立ちデータブック! 小さいのに情報豊富で使いやすい!
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『臨床検査データブック2025-2026』(2025年1月刊行)から、いつでもどこでも必要になる検査225項目を抽出し、ポケットに入るサイズに編集。この検査値の意味は…? 病棟に、外来に、実習に、持ち歩いてさっとひけ、調べたいことがすぐわかる、お役立ちなデータブック。医療職みんなの臨床をサポートします。
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臨床検査データブックコンパクト版 第13版/編集者の序
本書は,わが国において保険収載されている検体検査を網羅的に解説する目的で1997年以来出版を続けている「臨床検査データブック」のコンパクト版であり,すでに13版を数える.第1版発刊当時から世の中は大きく変化しており,ITがさまざまな分野で取り入れられ,生まれたときからデジタル機器が生活に浸透している「デジタルネイティブ」と呼ばれる世代がすでに医療機関で働き始めている.病棟でも看護師がノートパソコンを携帯しベッドサイドに移動してカルテ記録を行うことが日常的にみられるなど,医療者の行動様式も大きく様変わりしている.では,すべての書式が電子化され,紙の書類や書籍は医療機関から排除されたかといえば,決してそうではなく,今でもさまざまな書類のコピーやマニュアル類が紙の文書として外来や病棟に置かれている.電子カルテは個人情報保護の観点から外部ネットワークと遮断されており,手元のデバイスから必要な情報を即時に入手することが実際には困難な場合も多い.
この点において,本書のようないわゆる「ポケットマニュアル」にはいまだにさまざまな活躍の場があるといえる.外来では処方薬のカタログ本と共に本書が机上に置かれていることは日常的にみられ,また病棟ではベッドサイドに赴く医師や看護師が本書をポケットに忍ばせていることで,検査データに関する疑問がスマートフォンで検索するより早く解決する場合も多い.
本書は,このような需要に応えるべく,日常の外来や病棟で高頻度に行われる検体検査に関する必要最小限の情報をコンパクトにまとめており,IT化が進んだ現代においても変わらず高い実用性を備えているものと監修・編集者一同自負している.医師・臨床検査技師・看護師・薬剤師などの医療者や,学習途上の医療系学生にとって,本書が傍らにあることで,検査についての不安が払拭され,自信をもって患者や他の医療スタッフに接することができるようになれば幸いである.
2025年8月
大西宏明
目次
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1 生化学検査
1.血清蛋白質
2.アミノ酸・窒素化合物
3.鉄代謝
4.血清酵素
5.血清ビリルビン
6.脂質
7.電解質・金属
8.血液ガス
9.機能検査
2 内分泌学的検査
1.下垂体
2.甲状腺
3.副甲状腺
4.副腎髄質・交感神経
5.副腎皮質
6.性腺・胎盤
7.糖代謝
8.骨・ミネラル代謝
9.生理活性
3 血液学的検査
1.血球算定・血液細胞形態検査
2.凝固・線溶系検査
4 免疫学的検査
1.補体
2.免疫グロブリン
3.自己抗体
4.免疫細胞
5 感染症検査
1.病原体検出法
2.薬剤感受性試験
3.細菌
4.抗酸菌
5.真菌
6.肝炎ウイルス
7.ATLV・HIV
8.コロナウイルス
9.その他のウイルス
10.感染・炎症マーカー
6 腫瘍・線維化マーカー
1.腫瘍マーカー
2.線維化マーカー
7 癌細胞遺伝子検査
1.癌関連蛋白
2.癌関連遺伝子
8 遺伝学的検査
9 尿検査
10 血液・尿以外の検査
11 薬物の検査
付録
1 臨床検査の基本
2 基本的検査と緊急検査
3 特定健康診査と特定保健指導対象者の選定
4 知っておきたい検体採取のポイント
索引
記号・数字・欧文索引
和文索引