• HOME
  • 書籍
  • 今日の診断指針 ポケット判 第9版


今日の診断指針 ポケット判 第9版

もっと見る

本邦最大級の診断マニュアルの全面改訂第9版。症候編172項目と疾患編691項目を相互リンクで構成し、臨床医が遭遇しうる疾患の診断に必要な情報をコンパクトに提示。専門外の領域でも臨床医として知っておきたい全身の症候、各診療科の疾患を1冊に網羅。第9版では、診断に関するエビデンス情報も随所に追加。新見出しとして「専門医へのコンサルト」を収載。

総編集 永井 良三
発行 2025年02月判型:B6頁:2016
ISBN 978-4-260-05481-2
定価 22,000円 (本体20,000円+税)

お近くの取り扱い書店を探す

  • 商品概要
  • 序文
  • 目次
  • 正誤表

開く

05480_05481_op.jpg

開く

第9版 序

 1985年に初版が刊行された『今日の診断指針』は,亀山正邦先生・亀田治男先生・髙久史麿先生・阿部令彦先生の総編集により誕生しました。「要を得た診察・適切最小限の検査により,迅速に正確な診断にたどりつく」を基本コンセプトとし,わが国で最も信頼できる診断マニュアルとして,多くの臨床医の先生方にご使用いただいて参りましたが,このたび第9版を5年ぶりに刊行する運びとなりました。

 第9版では「症候編」10章,「疾患編」24章の2部構成を継続し,862項目を掲載いたしました。執筆者数は840名にのぼり,多くの専門家の知見が反映されております。

 今回の改訂では,新たな企画として以下の点を取り入れました。まず,エビデンス・文献情報を充実させました。本文中の解説に関連するエビデンスや論文の書誌情報を随所に挿入し,読者が最新の情報に基づいた診断を行えるよう配慮しております。次に,疾患編では「専門医へのコンサルト」の見出しを追加し,診断を進める過程で非専門医が専門医に相談するタイミングや,専門医にまかせるべき病態について掲載しました。さらに,各項目の冒頭には「頻度」と「GL」のアイコンを追加しました。各疾患の頻度を「よくみる」「ときどきみる」「あまりみない」の3段階で表記し,臨床現場での実用性を高めました。あわせて各項目で関連する国内の診療ガイドライン(GL)を掲載し,診療の指針として活用できるようにしました。

 第9版においても「症候編」「疾患編」の各項目のクロスリファレンス(参照頁)により,読者が必要な情報に最短でたどり着けるように構成されています。改訂を重ね磨き上げられてきた本書の内容が,これまで以上にさまざまな臨床現場で活用されることを期待しております。

 最後に,今回もご多忙のなか,各領域の責任編集をご担当いただいた先生方,また各項目の執筆をご担当いただいた先生方に心より御礼申し上げます。

 2024年11月
 編者 識

開く

I 症候編
  1 全身的にみられる症候
  2 脳神経・精神系の症候
  3 頭部・顔面の症候
  4 頸部・肩・胸部の症候
  5 四肢・関節系の症候
  6 胸部・心臓系の症候
  7 胸部・呼吸器系の症候
  8 腹部・消化器系の症候
  9 腎・泌尿器系の症候
  10 産科・婦人科の症候

II 疾患編
  1 救急疾患
  2 神経・筋疾患
  3 消化器疾患
  4 循環器疾患
  5 呼吸器疾患
  6 腎疾患
  7 血液・造血器疾患
  8 内分泌疾患
  9 代謝性疾患
  10 アレルギー疾患
  11 膠原病・免疫疾患
  12 感染性疾患
  13 寄生動物疾患
  14 中毒性疾患
  15 精神疾患
  16 運動器疾患
  17 皮膚疾患
  18 眼疾患
  19 耳鼻咽喉疾患
  20 泌尿器・男性性器疾患
  21 妊産婦・女性性器疾患
  22 新生児疾患
  23 小児疾患
  24 外来の小外科的疾患

和文索引
欧文索引
ギリシャ文字・数字付用語索引

開く

本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。

正誤表はこちら