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イラストでまなぶ生理学[Web講義動画付] 第4版

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看護学生・看護職のみならず、その他の医療系学生にも評判の高い生理学の入門書。たくさんのイラストを掲載しているため、気軽に楽しくまなべる。また、本文は重要度を3段階で示し、キーワードを色文字にして強調していることで学習の手助けとなる。第4版では押さえておきたい重要なポイントを著者みずからが解説した動画を収載。生理学の基本的事項を網羅的かつわかりやすく解説した、必携の1冊!

シリーズ イラストでまなぶ
田中 越郎
発行 2023年09月判型:B5頁:244
ISBN 978-4-260-05120-0
定価 2,970円 (本体2,700円+税)

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  • 解説動画のご紹介
  • 序文
  • 目次

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本文中でより理解を深めておきたい内容について、著者の講義動画を合計71本収録しています。各動画は2分程度のコンパクトな長さなので、勉強の合間にぜひご活用ください。

解説動画の見かた

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紙面のQRコード*を読み取ると動画を再生できます。
* QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。

各章の動画の本数

第1章 体液……4本
第2章 血液……6本
第3章 免疫……4本
第4章 循環……9本
第5章 呼吸……4本
第6章 代謝……1本
第7章 内分泌…7本
第8章 体温……1本
第9章 消化……12本
第10章 排泄……11本
第11章 神経……8本
第13章 感覚……4本

サンプル動画

【sample】解説動画──第2章 血液 赤血球の形・数と網状赤血球

【sample】解説動画──第3章 免疫 自己と非自己の認識と排除

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第4版によせて

 本書の初版を上梓したのが1993年でした.その後今までに大小合計34回のアップデートを行ってきました.そのかいもあってか,時代は変化しているのにもかかわらず内容はあまり陳腐化することもなく,長い間,多くの読者に本書を手に取っていただき続けていることは,著者として大変うれしい思いです.時代が変化しても生理学の基本は変わらないとはいえ,近年,医療をめぐる環境は激変し,学生の勉学ツールも変化し,教育における生理学の位置も変わってきました.
 そこでこのたび時代の変化に合わせて再度大きなアップデートを試み,第4版を発行することにしました.第4版で最も大きく変更した点は,理解の助けになるように,付録として71本のWeb講義動画を収載したことです.第4版においても,初めて生理学をまなぶ学生を対象にするというコンセプトや,左ページにイラスト,右ページに本文をランク別に記載するという体裁は踏襲し続けています.本文に関しては内容を再考し,理解がより深まるように大きく書き直しました.
 本書では,左ページに本文の内容をイラストで説明してあります.かなり過激な比喩やデフォルメがしてあることもありますが,オリジナルでかつ覚えてほしいポイントを強調したいがためにそのような図になりました.本書は生理学の参考書であるという立場から,教科書に必ず載っているような代表的な図や解剖学的な図はあえて省いてあります.そちらは必要に応じて教科書を参照してください.
 右ページの本文は,重要な項目だけを重要な順に3つのランクに分けて書いてあります.すなわち大見出し,中見出し,そして説明文です.当然,最も重要な事柄は大見出しとして書いてあります.生理学を初めてまなぶ学生にとっては,大見出しと中見出しの内容を理解すればそれで必要かつ十分である,と筆者は考えています.そのまま記憶してもよいような文章になっているので,丸暗記することもできます.説明文は内容理解のためのものなので,これは読むだけにとどめても結構です.試験が終わるとせっかく覚えたことをすべて忘れてしまう学生が多いようですが,せめて大見出しの項目は試験終了後もずっと記憶しておいていただきたい.将来きっと役に立つはずです.
 また,臨床的な事柄や最近のトピックなどは,コラムとして各ページの下段や章末に記載してあります.さらに,生理学とは直接関係ないが,知っていると便利な事柄は巻末に付録として記載してあります.こちらもぜひ目を通してください.
 生理学を学習するうえで理解・記憶しなければならないことは山ほどありますが,本書が少しでも学生諸君のスムーズな学習の手助けとなれば幸いです.

 2023年8月
 田中越郎

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第4版によせて

第1章 体液
 細胞内液と細胞外液
 浸透圧
 モル濃度と浸透圧
 膠質浸透圧
 酸塩基平衡
 脱水
 バッファー

第2章 血液
 血液の成分
 血球
 赤血球
 ヘモグロビン
 貧血
 白血球
 血漿
 止血
 凝固と線溶
 血液型と輸血
 Rh式血液型とHLA
 Coffee Break
  分化と成熟/白血球顆粒/白血病

第3章 免疫
 自己と非自己
 細胞性免疫
 液性免疫
 アレルギー
 Coffee Break
  膿/初乳

第4章 循環
 循環器系の構造
 脈拍
 心音
 刺激伝導系
 心電図-1(心電図の波形と新幹線の動き)
 心電図-2(心電図の波形とオセロ)
 心電図-3
 不整脈
 血圧の変動
 収縮期血圧と拡張期血圧
 血圧測定
 末梢循環
 Coffee Break
  VSDとASD/aVRだけ波形が逆な理由/心電図と心収縮/肝動脈塞栓術/静脈路の確保

第5章 呼吸
 呼吸と肺
 呼吸運動
 肺気量
 拘束性肺障害と閉塞性肺障害
 死腔と換気
 血液ガス
 呼吸性アシドーシスと呼吸性アルカローシス
 呼吸中枢
 Coffee Break
  肺は外分泌器官/大動脈圧と肺動脈圧

第6章 代謝
 栄養素
 糖質
 脂質
 蛋白質
 ATP(アデノシン三リン酸)
 物質代謝
 肥満
 Coffee Break
  ダイエット

第7章 内分泌
 内分泌とホルモン
 ホルモンで記憶すること
 下垂体後葉
 下垂体前葉
 甲状腺,副甲状腺
 副腎
 膵臓
 性ホルモン
 生殖
 Coffee Break
  末端肥大症と巨人症/消化管ホルモン/サイトカイン

第8章 体温
 熱の産生と放散
 体温測定と体温の変動
 体温中枢と発熱
 汗
 Coffee Break
  うつ熱/体感温度/解熱薬

第9章 消化
 消化と吸収
 消化管
 食道・胃
 膵液
 胆汁
 腸の消化と吸収
 腸機能の調節
 肝臓の仕事
 ビリルビンと肝機能検査
 Coffee Break
  誤嚥/胃潰瘍/コレシストキニンとパンクレオザイミン/プロテアーゼ

第10章 排泄
 排泄と腎臓
 糸球体
 尿細管
 尿
 腎の内分泌機能,腎不全
 尿路
 Coffee Break
  尿量と尿比重/フィッシュバーグ濃縮試験/クリアランス

第11章 神経
 ニューロン
 末梢神経
 自律神経の種類
 自律神経の機能
 中枢神経の性質
 中枢神経の構造
 大脳
 脊髄,伝導路
 反射
 Coffee Break
  脳神経と脊髄神経

第12章 筋
 筋収縮のしくみ
 骨格筋
 Coffee Break
  筋の収縮には電気的な興奮をともなう

第13章 感覚
 刺激と感覚
 皮膚感覚と深部感覚
 痛覚と内臓感覚
 視覚と眼球
 視力と網膜
 聴覚
 平衡覚,味覚,嗅覚
 Coffee Break
  痛みでショックになることがある/そこひ

第14章 遺伝
 細胞のはたらき
 細胞分裂
 顕性遺伝と潜性遺伝
 Coffee Break
  X染色体上の遺伝子の発現/染色体異常

付録
 肝機能検査
 主な英語・ドイツ語名
 臨床でよく使う診療科の略称
 ドイツ文字の読み方
 ギリシャ文字の読み方

索引

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