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アドバンス助産師育成のための教育プログラム

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アドバンス助産師とは、助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)のレベルⅢを認証され、自律して助産ケアを提供できる助産師を指します。本書は、助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)におけるⅠ~Ⅳの各レベルでの目標や必要な学習方法(OJT、研修等)など具体的な教育プログラムを示しています。2022年スタートの新認証制度の申請・更新にも対応し、受験者のための試験対策問題も掲載しています。

編集 日本助産実践能力推進協議会
発行 2021年02月判型:B5頁:224
ISBN 978-4-260-04319-9
定価 3,300円 (本体3,000円+税)

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発刊にあたって

 2015年4月に『助産実践能力育成のための教育プログラム』を発刊しました.この書で示された教育内容とプログラムをもとに,多くの分娩取扱施設で助産師の継続教育が展開されてまいりました.また,この書の発刊以来,都道府県看護協会の助産師職能委員会が主催する研修企画にも活用されています.
 2015年にアドバンス助産師®が誕生して以降,助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)®認証のための申請やアドバンス助産師®を更新するための研修が活発に行われています.院内で行う研修はもとより,日本助産評価機構から承認を得て開催される研修も多数あります.多くの周産期関連学術団体でも助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)®研修が行われています.このように多くの場所で,アドバンス助産師®育成のために尽力してくださっている関係者,関係団体の皆様に感謝いたします.
 アドバンス助産師®は,2015年の初回認証以降,2016年・2018年・2019年(2017年は申請休止)の計4年間で1万人強誕生し活躍しています.2018年には,診療報酬に「乳腺炎重症化予防ケア・指導料」が新設されアドバンス助産師®が要件になりました.アドバンス助産師®は,医療計画の指標にもなっており,計画的に育成することが期待されています.
 このような背景からも,アドバンス助産師®の育成にかかる教育内容を充実させていくことは必須です.

 日本看護協会は,ウィメンズヘルスケア内容を検討し,2016年には日本助産実践能力推進協議会の承認を得て,ウィメンズヘルスケアに関する研修内容を充実させました.これで,助産師のコア・コンピテンシーに基づく標準的な助産師の継続教育プログラムが整い,全国で活用することが可能になりました.
 そこで本書では,「ウィメンズヘルスケア」に関して新たな解説を加えました.さらに,ハイリスク妊産婦の増加などから,臨床推論力の強化が必要になっているため,第II章で「助産師に必要な臨床推論力」を加筆しています.また,第III章では,「助産師の成長過程支援」を加筆しました.加えて,「教育技法」を追加しました.研修の最大効果を得るために,教育技法の工夫は大切です.ぜひ,参考にしていただきたいと思います.第IV章の「教育プログラム」は,臨床に負担なく活用できるように,工夫を凝らしています.〈専門的自律能力〉育成のための教育プログラムをリニューアルし追加しました.臨床では思考しにくい内容ですので,大いに参考にしていただけると思います.
 本書は2015年に発刊された『助産実践能力育成のための教育プログラム』をベースにしつつ,教育プログラムを見直し,アドバンス助産師®を目指す助産師とアドバンス助産師®の必携書となるようリニューアルをしました.そのためタイトルも『アドバンス助産師育成のための教育プログラム』に改めています.

 すべての分娩取扱施設に,本書が必ずあってほしいと思います.また,後輩を育成する助産師はこの本を参考にして自己の助産実践能力習熟段階を確認することができます.そして,分娩取扱施設,都道府県助産師会,都道府県看護協会などの教育担当者は,本書の教育プログラムを活用することで研修を企画し,運営することが容易になります.
 助産教育に携わっておられる教員の皆様には,特に教育技法や〈専門的自律能力〉育成のための教育プログラムが参考になるとともに,助産師資格を取得した新卒助産師にどのような継続教育が準備されているのかを確認することができます.
 新卒助産師は,本書がアドバンス助産師®を目指すための道しるべになっていることに気づくことでしょう.助産学生は,自分の強み弱みを確認するために活用することができます.
 このように『アドバンス助産師育成のための教育プログラム』は,すべての助産師が活用できます.

 2020年は,2015年に認証を受けたアドバンス助産師®が更新を行う更新初年です.本書が,前書に続いて役立つことを願っています.

 2020年11月
 日本助産実践能力推進協議会編者を代表して
 福井トシ子

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第I章 社会の変化と助産師への期待
 A 社会の変化と妊産婦像
  1 分娩数の減少と周産期医療提供体制の変化
  2 女性の現状
  3 社会の変化
 B 社会の変化に対応できる助産師像・助産師に必要な能力
  1 助産師に必要な能力
  2 社会の変化に対応するために助産師に求められる能力
  3 社会の変化を踏まえた人材育成
  4 まとめ
 C 助産師育成にかかわる現状と取り組み
  1 助産師育成にかかわる現状
  2 現状への取り組み
  3 助産師を育てる責任
  4 組織としての目標管理と個人としての目標管理

第II章 助産師のコア・コンピテンシー
  1 「助産師の声明」作成の経緯と主な内容
  2 「助産師のコア・コンピテンシー」作成の経緯
  3 「助産師のコア・コンピテンシー」の内容
  4 助産師に必要な臨床推論力

第III章 助産師の助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)®
 A 新人助産師がレベルIIIに至るまでの過程
  1 助産師に求められる能力
  2 助産師の成長過程支援
 B 教育技法
  1 OJTとOff-JT
  2 研修
  3 レポート

第IV章 助産実践能力育成のための教育プログラム
 A 倫理的感応力(ケアリング)育成のための教育プログラム
  1 倫理的感応力(ケアリング)とは
  2 助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)®における倫理的感応力(ケアリング)
 B マタニティケア能力育成のための教育プログラム
  1 ローリスク妊婦に関する助産実践能力向上のための教育計画
  2 ローリスク産婦に関する助産実践能力向上のための教育計画
  3 ローリスク褥婦に関する助産実践能力向上のための教育計画
  4 ローリスク新生児に関する助産実践能力向上のための教育計画
  5 妊産褥婦のメンタルヘルス支援に関する助産実践能力向上のための教育計画
  6 妊娠高血圧症候群に関する助産実践能力向上のための教育計画
  7 妊娠糖尿病に関する助産実践能力向上のための教育計画
  8 HELLP症候群に関する助産実践能力向上のための教育計画
  9 薬物療法中に関する助産実践能力向上のための教育計画
  10 心理・社会的問題に関する助産実践能力向上のための教育計画
  11 妊産婦への生活の調整支援(食生活)に関する助産実践能力向上のための教育計画
  12 急変時(産科出血)への対応に関する助産実践能力向上のための教育計画
 C 専門的自律能力育成のための教育プログラム
  1 教育・指導に関する助産実践能力向上のための教育計画
  2 自己開発に関する助産実践能力向上のための教育計画
  3 コミュニケーションに関する助産実践能力向上のための教育計画
  4 教授学習活動に関する助産実践能力向上のための教育計画
 D ウィメンズヘルスケア能力育成のための教育計画
  1 〈〈ウィメンズヘルスケア能力〉の作成過程
 E 教育計画と学習到達目標のポイント(試験対策)
  1 出題範囲
  2 試験方法
  3 試験問題例と解答

第V章 助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)®研修と総合評価
 A レベルIII申請のための研修時間の考え方と研修プログラム例
  1 研修時間の考え方
  2 参考となる研修プログラム例
 B ポートフォリオの作成
  1 作成の実際
 C 総合評価
  1 評価の目的
  2 クリニカルラダーの総合評価
  3 被評価者と評価者
  4 評価の時期
  5 評価のためのツール
  6 総合評価に関する用語の説明
  7 評価の実際
  8 ポートフォリオの活用

第VI章 助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)®レベルIII認証制度
  1 認証機関について
  2 認証制度導入の目的
  3 認証制度の仕組み
  4 新規申請要件
  5 認証の方法・試験
  6 更新制度について
  7 コア・コンピテンシーを活用した助産実践能力認証制度への期待

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