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第3319号 2019年4月22日


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2018年度看護師国家試験
保健師国家試験合格者に聞いた

国試の乗り越え方

 学習の総まとめである国家試験対策。これを乗り越えないことには看護師資格,保健師資格を得ることができません。しかし,最終学年は実習や講義に卒論など,他にもやることが盛りだくさん。そんな中,合格者が,どのようにして国家試験を突破したのか「国試の準備で特に苦労したこと」「その苦労を乗り越えた工夫」についてお聞きしました!


藤原怜峰さん 大学卒(看護師)

苦労したこと

 時間管理に苦労しました。最終学年は普段の講義もそうですが,特に実習が忙しいので国試の勉強に時間を割くのが難しかったです。

乗り越えた工夫

 国試対策の時間を特別に設けるというよりは,早い時期に国試の問題構成(必修問題,一般問題,状況設定問題など)を把握して,普段の講義や実習を国試に役立てられるようイメージしました。特に実習では状況設定問題を想定してアセスメントを意識するなど,いろいろな場面に応用できるように取り組みました。そのおかげで集中して国試対策に取り組んだのは10日間程度でしたが,無事合格できました。

清水佳穂さん 大学卒(看護師・保健師)

苦労したこと

 看護師と保健師の国家試験を両方受験しました。私はコツコツやりたいタイプですが,実習が大変でなかなか国試対策の時間を作れず,ペースをつかむのに苦労しました。

乗り越えた工夫

 実習が落ち着いた12月頃に本格的に国試の勉強を始めました。私は,国試に重要で暗記も多く,臨床に出てから使う知識も多い「解剖生理学」をきちんと押さえることから始めて,ペースをつかみました。問題集はとにかく過去問を解くことを重視しました。トータルで4~5周したと思います。

榎本郁香さん 専門学校卒(看護師)

苦労したこと

 試験の雰囲気に慣れるため,また,勉強の進み具合を確認するために,模試を活用していましたが,模試の結果に振り回されたことがありました。模試は本番より難しいものもあって,成績が悪かったときなどは,思ったように準備が進んでいないような気がして必要以上に心配したりモチベーションが下がったりしました。

乗り越えた工夫

 わからなかった問題はすぐに復習し,落ち込んだり,心配したときは友達と情報共有して励ましあったり,苦手な問題はコツを聞いたりして乗り越えました。うまくいかないときほど独りよがりにならない方がいいと思います。

織田加奈子さん 専門学校卒(看護師)

苦労したこと

 とにかくやる気が起きなくて困りました。年末になって周りも国試対策を始めているのにそれでもやる気が起きなくて,気ばかり焦って,苦しかったです。

乗り越えた工夫

 やる気が起きなくてどうしようもなくなって,毎日学校の先生に相談に乗ってもらいました。先生からアドバイスをいただきながら,自分が少しでもやる気になる環境づくりから始めました。友達と一緒に勉強したり,学校で勉強する時間や場所を作ったり,ようやく成績が安定してきたのが本番2週間前で,なんとか乗り切ることができて嬉しいです。

桑本栞凪さん 大学卒(看護師・保健師)

苦労したこと

 看護師と保健師の勉強を同時進行しなければいけないのですが,なかなか保健師の方に手をつけられなくて苦労しました。保健師に手をつけられないと,看護師の対策のペースも乱れてつらかったです。

乗り越えた工夫

 同時にやることはできないのでまずは看護師から取り掛かって過去問をしっかりやり込みました。私は予想問題よりは,過去問題をきっちり押さえる方を優先して,何度も解いて苦手分野を減らしていくことで自信をつけていきました。苦手分野が減ってくると,余裕も生まれて保健師の国試対策にも集中して取り組むことができました。
合格へのポイント

・やる気が出ないときは,先生や友達に相談する。勉強する環境を整えたり,友達と教え合い,励ましあうことでモチベーションが保てる。

・普段の講義や実習を大切に。早めに国試の全体像(出題基準や出題形式)をつかんでおくと計画も立てやすく,講義や実習で意識するポイントもわかる。

・問題集の過去問を上手に活用する。分からない問題は飛ばしながら,まずは全部の問題に取り組んでみる。一周すると自分の苦手分野もわかって次の対策が見えてくる。二周目以降は間違えた問題だけを解いてどんどん苦手問題を減らしていくのも手。

・最後まであきらめない。

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