第51回日本作業療法学会開催
2017.10.16
第51回日本作業療法学会開催
小林正義学会長 |
基礎研究と臨床の連携で最高のパフォーマンスを
ニューロイメージング技術の進歩により,一度完成した脳でも機能・構造が変化し得るとわかってきた。こうした「可塑性」に注目して介入方法を工夫することで脳損傷後の効率的な機能回復を図るのが「ニューロリハビリテーション」だ。
脳神経科学者の肥後範行氏(産業技術総合研究所)は,サル脳損傷モデルを用いた基礎研究の成果を紹介した。氏は,一次運動野の損傷により上肢麻痺が生じたサルに運動訓練を行うと,エサをつまみ取る動作(精密把握)の回復が促進されることに注目。回復過程での脳活動や神経回路の変化を観察したところ,運動前野腹側部の活動上昇や一次運動野を介さない新たな...
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