医療の未来を創るビッグデータ(中山健夫)
寄稿
2015.01.05
【新春特集】
医療の未来を創るビッグデータ
情報共有地(コモンズ)の実現をめざして
中山 健夫(京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 健康情報学分野 教授)=監修
膨大なデータから,潜在的なトレンドを導き出す「ビッグデータ」の活用が盛んだ。その波は医療・医学分野にも押し寄せ,ミクロな遺伝子情報からマクロな診療データまで,大規模データベースの整備が進む。
センシティブな医療データを安全に,最大限活用し,望ましい医療を創るにはどうすればよいか。情報を持ち寄り,育て,分け合って価値を最大化していく「コモンズ(共有地)」の理念こそ,その問いを解く鍵となるはずだ。本特集では,医療ビッグデータの「コモンズ」実現の方策を探り,データの活用がもたらす医療の未来像を展望する。
【関連記事】
・[グラフ解説]「医療ビッグデータ時代」の幕開け(中山健夫)
・[新春座談会]信頼と連携が育てる,日本の医療ビッグデータ(中山健夫,伏見清秀,宮田裕章)
・[寄稿]ライフサイエンス領域におけるビッグデータの利活用(山田亮)
・[寄稿集]医療ビッグデータへの期待(黒川清,今村聡,喜連川優)
いま話題の記事
-
人工呼吸器の使いかた(2) 初期設定と人工呼吸器モード(大野博司)
連載 2010.11.08
-
忙しい研修医のためのAIツールを活用したタイパ・コスパ重視の文献検索・管理法
寄稿 2023.09.11
-
連載 2010.09.06
-
事例で学ぶくすりの落とし穴
[第7回] 薬物血中濃度モニタリングのタイミング連載 2021.01.25
-
寄稿 2016.03.07
最新の記事
-
医学界新聞プラス
[第3回]人工骨頭術後ステム周囲骨折
『クリニカル・クエスチョンで考える外傷整形外科ケーススタディ』より連載 2024.04.19
-
医学界新聞プラス
[第2回]心理社会的プログラムを分類してみましょう
『心理社会的プログラムガイドブック』より連載 2024.04.19
-
医学界新聞プラス
[第5回]事例とエコー画像から病態を考えてみよう「腹部」
『フィジカルアセスメントに活かす 看護のためのはじめてのエコー』より連載 2024.04.12
-
医学界新聞プラス
[第3回]学会でのコミュニケーションを通して自分を売り込む!
『レジデントのためのビジネススキル・マナー――医師として成功の一歩を踏み出す仕事術55』より連載 2024.04.12
-
医学界新聞プラス
[第1回]心理社会的プログラムと精神障害リハビリテーションはどこが違うのでしょうか
『心理社会的プログラムガイドブック』より連載 2024.04.12
開く
医学書院IDの登録設定により、
更新通知をメールで受け取れます。