総合診療 Vol.30 No.11
2020年 11月号

ISSN 2188-8051
定価 2,750円 (本体2,500円+税)

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「エポニム(eponym)」とは、人名に因んで命名された言葉のこと。今に名を残すメディカル・エポニムは、歴史的風化に抗して、脈々と継承されてきたものです。本特集では、なかでも「フィジカル(身体所見)」に絞って取り上げ、その身体所見や診察技術の由来と臨床的意義を深堀りしました。より診察技術を深め、次世代へと伝えるために!
企画:志水太郎(獨協医科大学 総合診療医学・総合診療科)

■Austin Flint 雑音
一例一例を丁寧に診察し、患者から学ぶ重要性を教えてくれる
 心電図もX線写真もない時代に発見された心雑音
山崎 直仁
■Babinski徴候
観察の奥にあるもの
 たった28行の記念碑的論文
井口 正寛
■Blumberg徴候
腹部フィジカル最大のコントロバーシー
 同時代の“エポニム医師たち”も含めた考察
徳田 安春
■Frank徴候
寡黙にして雄弁な身体所見 
 No bedside, no research!
成田 雅
■Gowers徴候
奇妙な動きにも意味がある
 「建築学」にも通じる奥の深い身体所見
田中 太平
■Heberden結節
関節炎の分類の礎となった身体所見
 英国の至極が“情熱あふれる臨床経験の積み重ね”のなかで気づいた
陶山 恭博│岸本 暢将
■Hill徴候
よく見て触って聴いて、疑って血圧を測定すること、それが一番大事
猪飼 浩樹
■Janeway病変
内科の基本に立ち返らせる
 病理医がベッドサイドで見つけた「末梢」の身体所見
志水 太郎
■Kehr徴候
由来が謎だった身体所見-先人の知恵の伝承を追った軌跡
 philology(文献学)が問題を解決する
清田 雅智
■Murphy徴候
世紀の天才外科医が伝えた至高のフィジカル
 胆嚢を臥位で診察するなかれ
丸山 尊│上田 剛士
■Trousseau徴候
指導者を盲目的に信じてはならない
 自身も悩んだTrousseau徴候と悪性腫瘍
平島 修
■Valsalva手技
検査では見えないものを診る
 現在も研究され続ける驚異の身体所見
原田 侑典

今月のQuestions
今月の「めざせ!総合診療専門医!」問題



Editorial
エポニムの臨床的・教育的・特典的効果
志水 太郎
What’s your diagnosis?|215|
冷凍豆腐
小泉 直史|風間 亮|妻鹿 旭|小川 吉彦
浅川 麻里|北村 大|浜田 禅
オール沖縄! カンファレンス Ver.2.0|レジデントの対応と指導医の考え|47
3度目の正直 検査2回陰性後も発熱が続く濃厚接触者
佐東 征記|松平 綾|川妻 由和|徳田 安春(監修)
素人漢方のススメ|感染症編|11|
第5章|漢方による感染防御 漢方の感染症を予防する力
鍋島 茂樹
“JOY”of the World!|ロールモデル百花繚乱|11|
我れbacteriumとならん
矢野 晴美
アスクレピオスの杖|想い出の診療録|8|
アフリカの病室を歩きながら
中山 久仁子
“コミュ力”増強!「医療文書」書きカタログ|6|
検査の価値を共創する!
画像検査オーダー時の“愛され依頼コメント”の書き方
天野 雅之
Dr.上田剛士のエビデンス実践レクチャー!|医学と日常の狭間で|
 
患者さんからの素朴な質問にどう答える?|8|
若白髪はなぜ起こるの?
上田 剛士
総合診療専門医セルフトレーニング問題|29|最終回|
学校を休むようになった女子小学生
喜瀬 守人
臨床小説|後悔しない医者|あの日できなかった決断|8|
裏がある医者
國松 淳和
投稿 GM Report
佐賀大学医学部附属病院総合診療部での定期的な専門研修の振り返り
多胡 雅毅|藤原 元嗣|相原 秀俊|徳島 圭宜|
香月 尚子|山下 秀一|大串 昭彦|杉岡 隆

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