総特集 腹壁ヘルニア修復術の新潮流 瘢痕ヘルニア・臍ヘルニア・白線ヘルニア〔特別付録Web動画付き〕
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わが国の腹壁瘢痕ヘルニア修復術は年間9,000件台にとどまるが,米国では年間40万件ほど行われているとの報告があり,修復を希望する患者の潜在的な需要は高いと考える.また,近年の腹壁ヘルニア修復術の進歩はめざましく,従来の腹腔鏡を用いた腹腔内留置メッシュ(IPOM)から内視鏡を用いた腹膜外留置メッシュへと,術式の幅も広がっている.
腹壁ヘルニアの領域は,小さな臍ヘルニアから巨大な瘢痕ヘルニアまで症例のばらつきが大きいこと,また新たな治療法が生まれ治療の選択肢が多いことから,複雑な状況を呈している.
そこで,腹壁ヘルニア修復術の発展に寄与すべく本特集を企画し,各領域のエキスパートに力のこもった論文をご執筆いただいた.読者の先生方の一助となれば幸いである.
編集室より:本号では関連する動画を配信しています。ぜひご覧ください。
※ 配信・閲覧期限:発行後3年間
※ ファイルは予告なしに変更・修正,または配信を停止する場合もございます。あらかじめご了承ください。
ISSN | 0386-9857 |
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定価 | 2,970円 (本体2,700円+税) |
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総特集 腹壁ヘルニア修復術の新潮流──瘢痕ヘルニア・臍ヘルニア・白線ヘルニア
特集企画:今村清隆、松原猛人
■総論
腹壁ヘルニア手術の最新のトレンド──腹壁瘢痕ヘルニアを中心に
諏訪勝仁
腹壁ヘルニアの分類・診断・手術適応
井谷史嗣
【コラム】新しい潮流を知るための情報源
今村清隆
【コラム】ロボット支援ヘルニア修復への展望
嶋田 元・他
■eTEPの導入への準備と基本手技
eTEPの導入と基本手技
谷岡利朗・他
【コラム】TAR cadaver seminarの紹介
井谷史嗣
■eTEP-TARの応用
心窩部瘢痕ヘルニアに対する修復術
松原猛人・他
側腹部瘢痕ヘルニアや横切開瘢痕を伴う腹壁ヘルニアに対する修復術
今村清隆・他
横径10cmを超える瘢痕ヘルニアに対する修復術
蛭川浩史
傍ストーマヘルニアに対するeTEP modified Sugarbaker法
小丹枝裕二・他
単孔式アプローチでのRives-Stoppa法+TAR
長浜雄志
■その他の腹膜外修復法
腹壁ヘルニアに対するMILOS/eMILOS法
植野 望・他
■オンレイ・メッシュ留置
局所麻酔下オンレイ・メッシュ修復術
和田則仁・他
白線ヘルニアに対するSCOLA法
田中 穣・他
■ハイリスク症例・術後合併症とその対策
高度肥満患者に対する腹壁ヘルニア修復術
網木 学・他
IPOMのほうが良いと考えられる症例の腹壁ヘルニア修復術
湯浅康弘・他
腹膜外修復術特有の合併症
嶋田 元・他
【コラム】会陰ヘルニア
諏訪勝仁
【コラム】腹壁瘢痕ヘルニア手術の診療報酬
和田英俊・他
●病院めぐり
社会医療法人将道会総合南東北病院外科
吉野泰啓
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