看護教育 Vol.60 No.6
2019年 06月号

ISSN 0047-1895
定価 1,760円 (本体1,600円+税)

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これまでの看護教育では、他者へのコンパッション(思いやり、慈しみ)が非常に重視されてきました。看護は「感情労働」と称されるほど、働くうえで自身の感情のあり方が問われる職業であり、また同時に、看護白書(平成22年)で指摘されるように、歴史的に「犠牲と献身を職業的な使命」としてとらえてきたためともいえるでしょう。

しかし、近年、他者へコンパッションをもち、充分なケアを行うためには、まずセルフ・コンパッション(自分への慈しみ)が重要との研究報告がなされています。自分自身に思いやりを向けることは、自分勝手なことや弱いことではなく、自分を甘やかすことでもなく、誰かをケアするためにこそ大切なことです。

また、諸外国と比較した際、日本の新人看護師は自信がもてていないとのデータもあります。もちろん、教育体制や学生の状況も影響しているとはいえ、看護教育において、学生や新人が経験や学びも含めた、自分自身を肯定するかかわりができていないことも一因といえるでしょう。そもそも、臨床や学校において看護師・看護教員たち自身も、自分をいたわる術を学ぶ機会は、少なかったのではないでしょうか。

本特集では、マインドフルネス&セルフ・コンパッションを、ケアを職業とする人すべてにとって関係しており、また看護での伝統的な価値観を見直すきっかけとして、ご紹介することをめざします。

■医療者にこそ届けたい、マインドフルネス&セルフ・コンパッション
岸本 早苗
■教員も自分をいたわってこそ、学生がいきいきと学べる環境に
看護基礎教育とマインドフルネス&セルフ・コンパッション
秋山 美紀
■バーンアウトを防ぎ、ケアの質を高めるために
臨床とマインドフルネス&セルフ・コンパッション
佐藤 寧子
■マインドフルネス&セルフ・コンパッション研修を実施してみて
台野 悦子
■マインドフルネス&セルフ・コンパッション体験エクササイズの紹介
岸本 早苗



■[実践報告]異文化看護をどう教授するか
実習病院の外国人向け医療コーディネーターの看護師と
 文化人類学講師および看護教員とのコラボレーション授業の試み
中山 富子/高橋 幸恵/武居 尚子/川村 三加子
金井 美香/岡内 真由美/小林 香代



つくって発見!美術解剖学の魅力・18
骨盤内臓(女性) 子宮はひもで支えている
阿久津 裕彦
核心に迫る授業改善 インストラクショナルデザインによる事例検討・3
知識は暗記するものではなく使うもの
平岡 斉士
医療通訳 in バンクーバー・3
医師との協働で大切な看護師のadvocacy
高橋 麻貴子
専門看護師とともに考える 実習指導のポイント
 昭和大学の臨床教員の立場から・3
成人看護学(慢性期)領域 その1 概要と指導ポイント
柏崎 純子
[コラム]臨床教員の採用条件と必要な能力
渡辺 純子
臨床倫理を映画で学ぼう!・6
変えられないこと 『世界一キライなあなたに』
浅井 篤
看護師のように考える コンセプトにもとづく事例集・6
ガス交換・凝固
森田 敦子/前嶋 亜希子

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