NANDA-NIC-NOCの理解 第4版
看護記録の電子カルテ化に向けて
NANDA-NIC-NOCの関係を基本からやさしく解説した定本
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NANDA-NIC-NOCを院内の電子カルテシステムに導入する際の基本的事項を網羅した定本。最新の『NANDA-I看護診断 定義と分類2009-2011』『看護成果分類(NOC) 第4版』に準拠して内容を刷新。電子カルテでNANDA-I看護診断を使っている病院のスタッフ、これから院内システムを整備しようとしている施設のスタッフには必読の書。
著 | 黒田 裕子 |
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発行 | 2010年05月判型:B5頁:220 |
ISBN | 978-4-260-01079-5 |
定価 | 2,640円 (本体2,400円+税) |
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序文
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第4版の序
2010年4月現在,「NANDA-I看護診断―定義と分類」の最新版は,2009-2011年版となり,大きく様変わりした。従来は隔年発行であったが,今回から3年ごとの発行となった。また,看護診断に関連した幾つかの主要な論文が含まれ,本の厚みが増しサイズも大判となった。2009-2011年版から新しく21看護診断が加わっていることや看護診断名,定義,診断指標等の修正も精力的に行われている。このような発展的な動向を受けて,本書も最新版2009-2011年版を解説した。加えて,NICも2009年に第5版が発行され,NOCも2010年6月に第4版が発行されるのを受け,本書は,NANDA-I,NIC,NOCの最新版を解説した。さらに,本書の看護支援システムの画面掲載にご協力をいただいている東京臨海病院の電子カルテシステムが2009年年末に更新された。本書は東京臨海病院より更新された看護支援システムの画面掲載許諾をいただくことができ,これも解説させていただいた。本書はこれらの新しい発展的な変化を踏襲することで第4版とさせていただいた。これまでの第3版に大幅な修正を加え,日々臨床現場で看護診断,看護成果分類,看護介入分類,そしてNANDA-NIC-NOCが内蔵された看護支援システムを使用している看護師の方々に対して最新の情報を提供できるものと考えている。
筆者は1昨年前からNANDA-NIC-NOCの基本的な理解を目的とした医学書院セミナーを東京や福岡,仙台などの主要都市で開催させていただく機会を得ている。このセミナーの場で,筆者は受講される現場の看護師の方々のNANDA-NIC-NOCに対する学習意欲や疑問を解明したいとの思いの強さを肌で感じている。このような熱いニードを受けつつ,筆者自身も看護実践に有効な形でNANDA-NIC-NOCを使用していくことに試行錯誤を繰り返している。本書には悪戦苦闘した筆者の考えをぶつけてもいる。第4版の内容についても読者諸氏の鋭いご意見やご指導を今後ともいただければと思っている。
最後に第4版の編集に迅速に正確に対応していただき,いち早い発行へと繋げていただいた医学書院常務取締役の七尾清氏にこの場を借りて深謝申し上げたい。
2010年4月8日
黒田 裕子
2010年4月現在,「NANDA-I看護診断―定義と分類」の最新版は,2009-2011年版となり,大きく様変わりした。従来は隔年発行であったが,今回から3年ごとの発行となった。また,看護診断に関連した幾つかの主要な論文が含まれ,本の厚みが増しサイズも大判となった。2009-2011年版から新しく21看護診断が加わっていることや看護診断名,定義,診断指標等の修正も精力的に行われている。このような発展的な動向を受けて,本書も最新版2009-2011年版を解説した。加えて,NICも2009年に第5版が発行され,NOCも2010年6月に第4版が発行されるのを受け,本書は,NANDA-I,NIC,NOCの最新版を解説した。さらに,本書の看護支援システムの画面掲載にご協力をいただいている東京臨海病院の電子カルテシステムが2009年年末に更新された。本書は東京臨海病院より更新された看護支援システムの画面掲載許諾をいただくことができ,これも解説させていただいた。本書はこれらの新しい発展的な変化を踏襲することで第4版とさせていただいた。これまでの第3版に大幅な修正を加え,日々臨床現場で看護診断,看護成果分類,看護介入分類,そしてNANDA-NIC-NOCが内蔵された看護支援システムを使用している看護師の方々に対して最新の情報を提供できるものと考えている。
筆者は1昨年前からNANDA-NIC-NOCの基本的な理解を目的とした医学書院セミナーを東京や福岡,仙台などの主要都市で開催させていただく機会を得ている。このセミナーの場で,筆者は受講される現場の看護師の方々のNANDA-NIC-NOCに対する学習意欲や疑問を解明したいとの思いの強さを肌で感じている。このような熱いニードを受けつつ,筆者自身も看護実践に有効な形でNANDA-NIC-NOCを使用していくことに試行錯誤を繰り返している。本書には悪戦苦闘した筆者の考えをぶつけてもいる。第4版の内容についても読者諸氏の鋭いご意見やご指導を今後ともいただければと思っている。
最後に第4版の編集に迅速に正確に対応していただき,いち早い発行へと繋げていただいた医学書院常務取締役の七尾清氏にこの場を借りて深謝申し上げたい。
2010年4月8日
黒田 裕子
目次
開く
第I章 看護診断
今までの看護過程との違い
「問題」を看護診断で表現する
NANDA-I-NIC-NOCの関係
看護診断とは
“看護師が診断する”までの経緯
NANDA-Iによる看護診断の定義
看護診断を構成する要素
NANDA-I看護診断のタイプ
NANDA-I看護診断分類法II:分類の構造
NANDA-I看護診断分類法II:多軸システム
第II章 看護介入分類(NIC)と看護成果分類(NOC)の基本的理解
看護介入分類(NIC)とは何か
看護介入分類(NIC)の分類構造
NICの基礎的理解
看護成果分類(NOC)とは何か
NOC第4版の改訂概要
NOCの分類法
NOCの長所
看護成果(NOC)の定義
NOC分類法の具体的説明
看護成果の標準化のルールと評価基準
NANDA-I看護診断と看護介入分類(NIC)および看護成果分類(NOC)の関係
第III章 NANDA-I看護診断分類法IIの13領域を用いた看護支援システムの構築
NANDA-I看護診断分類法IIの枠組みを用いた電子カルテを使う
入院してきた患者の入院時初期情報を入力する画面の構築
基本情報画面の構築
入院時初期情報のアセスメントを統合し全体像を入力する
統合された全体像から看護診断を考える
第IV章 NANDA-I-NIC-NOCを看護支援システムに組み込んで機能させる
患者が入院してきてから全体像までの経緯
全体像から看護ケアプランへ
まず看護診断へアクセスする
次にNOCから成果および指標,測定尺度を考える
いよいよNICから介入を選択する
NANDA-NIC-NOCのリンケージを活用する
第V章 事例で考えてみよう
患者さんが入院してきたら
第VI章 NANDA-I-NIC-NOC理解のための研修計画
1日の講義で総論を理解する
グループワークでNANDA-I-NIC-NOCを適用する研修を行う
NANDA-I-NIC-NOCを実際に現場で適用してみて見えてきた問題と課題
付録
NANDA-I分類法IIの構造
NICの分類構造
NOCの分類構造
NANDA-I-NIC-NOCの定着に向けて
今までの看護過程との違い
「問題」を看護診断で表現する
NANDA-I-NIC-NOCの関係
看護診断とは
“看護師が診断する”までの経緯
NANDA-Iによる看護診断の定義
看護診断を構成する要素
NANDA-I看護診断のタイプ
NANDA-I看護診断分類法II:分類の構造
NANDA-I看護診断分類法II:多軸システム
第II章 看護介入分類(NIC)と看護成果分類(NOC)の基本的理解
看護介入分類(NIC)とは何か
看護介入分類(NIC)の分類構造
NICの基礎的理解
看護成果分類(NOC)とは何か
NOC第4版の改訂概要
NOCの分類法
NOCの長所
看護成果(NOC)の定義
NOC分類法の具体的説明
看護成果の標準化のルールと評価基準
NANDA-I看護診断と看護介入分類(NIC)および看護成果分類(NOC)の関係
第III章 NANDA-I看護診断分類法IIの13領域を用いた看護支援システムの構築
NANDA-I看護診断分類法IIの枠組みを用いた電子カルテを使う
入院してきた患者の入院時初期情報を入力する画面の構築
基本情報画面の構築
入院時初期情報のアセスメントを統合し全体像を入力する
統合された全体像から看護診断を考える
第IV章 NANDA-I-NIC-NOCを看護支援システムに組み込んで機能させる
患者が入院してきてから全体像までの経緯
全体像から看護ケアプランへ
まず看護診断へアクセスする
次にNOCから成果および指標,測定尺度を考える
いよいよNICから介入を選択する
NANDA-NIC-NOCのリンケージを活用する
第V章 事例で考えてみよう
患者さんが入院してきたら
第VI章 NANDA-I-NIC-NOC理解のための研修計画
1日の講義で総論を理解する
グループワークでNANDA-I-NIC-NOCを適用する研修を行う
NANDA-I-NIC-NOCを実際に現場で適用してみて見えてきた問題と課題
付録
NANDA-I分類法IIの構造
NICの分類構造
NOCの分類構造
NANDA-I-NIC-NOCの定着に向けて
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