人体の構造と機能からみた
病態生理ビジュアルマップ[5]
運動器疾患,皮膚疾患,女性生殖器疾患,眼疾患,耳鼻咽喉疾患

もっと見る

「病態生理」の切り口から主要な疾患とケアのポイントを解説。リアルなイラストとチャートで病因、病変、症状という病態の流れが一目でわかり、診断(検査)・治療・ケアの知識がつながる。豊富なビジュアル素材により、文章が中心のテキストだけでは難しい「病気のイメージ」を持つことができる。実習の事前学習、患者の病状・治療の把握、ケアの実践に最適な1冊。
シリーズ 病態生理ビジュアルマップ
編集 佐藤 千史 / 井上 智子
発行 2010年12月判型:A4変頁:280
ISBN 978-4-260-00980-5
定価 3,300円 (本体3,000円+税)
  • 販売終了

お近くの取り扱い書店を探す

  • 更新情報はありません。
    お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。

  • 序文
  • 目次

開く

はじめに

 皆さんは,個々の“病気”について,どのようなイメージを持っているだろうか.例えば,肺癌であれば気道に腫瘍ができ,それが咳嗽や呼吸困難につながる――.これは比較的イメージをつかみやすい.ならば,肝硬変,播種性血管内凝固,ネフローゼ症候群,関節リウマチなどではどうであろうか.
 本書は,病態生理を切り口として,主要な疾患の病態・診断・治療・患者ケアのポイントを,主に看護師・看護学生・コメディカルの皆さんに向けて解説したものである.
 同様の趣旨の書籍はすでにいくつか世に出ているが,本書では「病態のイメージを伝えること」「病態と症状・診断・治療・患者ケアの知識が繋がること」に力点を置いた.
 「病態のイメージ」については,病態の原因,病変,症状,経過までの流れがひと目でわかるよう,ビジュアルなイラストを使って可視化を試みている.そして,そのイメージが症状・診断・治療・患者ケアの理解につながるように構成を工夫している.それぞれ第一線の方々に最新の内容を執筆いただいていることも,大きな強みとなるだろう.
 病態生理とは,人の体内でどのような変化がおこった場合に健康が損なわれるのかという“ストーリー”を説明するものである.このストーリーがわかれば,「なぜこの症状がおこるのか」「なぜこの検査値を注視しなければならないのか」「なぜこの薬を使うのか」といった診断・治療の意味,因果関係が理解できるようになる.
 この本が,皆さんの日々の学習,臨床現場での観察や情報収集,ケアのポイントや治療の理解のための一助となれば幸いである.
 最後に,本書の趣旨にご賛同いただき,それぞれご多忙のなか,本書の執筆に時間を割いて編集者らの意図を上回る内容をご提供いただいたご執筆陣の先生方に心よりの御礼を申し上げたい.

 2010年12月
 編集者を代表して 佐藤千史

開く

 はじめに
 本書の構成と使い方

[以下の疾患ごとに全体マップ,病態生理マップ,症状マップ,診断マップ,治療マップ,患者ケアが並びます]

運動器疾患
1 骨折
2 椎間板ヘルニア
3 脊髄損傷
4 変形性膝関節症, 変形性股関節症
5 大腿骨頸部,転子部骨折
6 骨粗鬆症

皮膚疾患
7 アトピー性皮膚炎
8 蕁麻疹,接触皮膚炎
9 熱傷
10 天疱瘡
11 乾癬
12 帯状疱疹
13 疥癬,白癬
14 悪性黒色腫

女性生殖器疾患
15 子宮筋腫
16 子宮癌(子宮頸癌,子宮体癌)
17 子宮内膜症
18 卵巣腫瘍
19 乳癌

眼疾患
20 白内障
21 緑内障
22 流行性角結膜炎
23 網膜剥離(飛蚊症含む)

耳鼻咽喉疾患
24 難聴
25 中耳炎
26 アレルギー性鼻炎
27 聴神経腫瘍
28 喉頭癌
29 舌癌

 索引

  • 更新情報はありません。
    お気に入り商品に追加すると、この商品の更新情報や関連情報などをマイページでお知らせいたします。