標準小児科学 第7版

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“学生に必要な知識が何でも載っている”「標準小児科学」、3年ぶりの改訂。今版から本文中にカラー写真を盛り込み、また好評の「やってはいけないこと」(禁忌)も充実、視覚的理解がさらに容易になった。最新で高度な内容を紹介する「アドバンス」「参考となるホームページ」欄を収載、研修医や専門医を目指す小児科医にも十分読み応えのある内容に仕上がっている。
シリーズ 標準医学
監修 森川 昭廣
編集 内山 聖 / 原 寿郎 / 高橋 孝雄
発行 2009年03月判型:B5頁:768
ISBN 978-4-260-00694-1
定価 9,680円 (本体8,800円+税)
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第7版 序

 標準小児科学は1991年4月に第1版が上梓されて以来,今日まで数多くの医学生諸君に愛され,活用されてきました。順調に版を重ね,今回,全面的に改訂した第7版をお届けできることをとても嬉しく思います。
 本書の特徴として,医学生に求められる小児科学の知識が漏れなく網羅されていること,写真や図表を豊富に用い,文章も親切で,医学生が理解しやすいように工夫されていることなどがあげられます。また,最新の医学情報も随所に盛り込まれており,臨床研修医や専門医を目指す若い小児科医にも十分に役立つ内容になっています。
 第7版は,編集に高橋孝雄先生が加わり,“最高の小児科学テキスト”を意識して編集しました。これまで巻頭にまとめていたカラーグラフを各章に盛り込み,文章を読むと同時に視覚的な理解が容易になるよう工夫しました。第6版で評判のよかった臨床で“やってはいけないこと”(禁忌),最新で高度な内容を紹介する“アドバンス”,最新の情報を得るために“参考となるホームページ”は内容を刷新し,さらなる充実を図りました。“やってはいけないこと”は,医師国家試験の禁忌肢問題対策としても参考になるはずです。また,医師国家試験対策として,本書で使われる用語はガイドラインに準じたほか,この10年間に出題された小児科試験問題を分野別にすべて検討し,必要に応じ各執筆者に加筆,修正をお願いしました。
 第6版と変更があった執筆者は,第5章「小児診断治療総論」を内山が担当することになったほか,第7章「遺伝性疾患,染色体異常,奇形」を福嶋義光先生と新川詔夫先生の共著に,第10章「内分泌疾患」の一部を神崎晋先生に,第11章「免疫疾患」を原寿郎先生に,第12章「アレルギー疾患」の一部を近藤直実先生に,第14章「感染症」の一部を尾内一信先生に,第15章「呼吸器疾患」を濱崎雄平先生,脇口宏先生に,第16章「循環器疾患」の一部を石井正浩先生に,第17章「消化器疾患」の一部を田口智章先生に,第19章「腫瘍性疾患」を鶴澤正仁先生に,それぞれ新たにお願いしました。
 このように一段と充実した第7版をお届けできるのは,わが国の小児科学を代表する執筆者の先生方の熱意のほか,20年近くも学生諸君に愛され続けてきた伝統,学生諸君のさらなる知的要求,医学書院関係者の豊富な経験と標準小児科学にかける意気込み,これらのすべてが渾然と溶け合った賜物と感謝しています。最後に,執筆・改訂にご尽力くださった先生方ならびに絶えず編集上の貴重な助言を賜った医学書院の各氏に改めて感謝申し上げるとともに,本書が医学生をはじめ,小児医療に関係される多くの皆様のお役に立つことを心から願っています。

 2009年2月
 編集者代表 内山 聖

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第1章 小児の成長
第2章 小児の発達
第3章 小児の栄養
第4章 小児保健
第5章 小児診断治療総論
第6章 新生児疾患
第7章 遺伝性疾患,染色体異常,奇形
第8章 先天代謝異常
第9章 代謝疾患
第10章 内分泌疾患
第11章 免疫疾患
第12章 アレルギー疾患
第13章 膠原病および類縁疾患
第14章 感染症
第15章 呼吸器疾患
第16章 循環器疾患
第17章 消化器疾患
第18章 血液・造血器疾患
第19章 腫瘍性疾患
第20章 腎泌尿器・生殖器疾患
第21章 神経疾患
第22章 神経・筋疾患
第23章 精神疾患・心身医学的問題

付録I
 1 主要症候
 2 主な遺伝性疾患の分類
 3 小児科で使われる略語

付録II
 1 小児における血液細胞各分画の年齢別正常値
 2 日本人小児の臨床検査基準値
 3 学校生活管理指導表

索引 和文/欧文

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良質な医師を育てるテキスト
書評者: 有賀 正 (北大大学院教授・小児科学)
 小児科学は関連する守備範囲が極めて広いため,限られた時間で必要な知識をもれなく習得することは,医学生にとって必ずしも容易ではない。一方,小児科学に限らず,標準的な医学書・教科書を持たない医学生が増えているという傾向がみられ,対照的に医師国家試験の対策のみに焦点を当てたマニュアル的な本が医学生の間で人気が高いという風潮もみられる。

 このような現象は,良質な医師を育てる教育的土壌として良くないことは明らかである。それぞれの科目における幅広い知識とその背景にある科学的基盤を習得し,診療科目ごとの理念を正しく理解することが良質な医師となるための基本であり,そのためには各診療科目において総論から各論までを通して学ぶことの重要性を今一度認識してほしいものである。

 『標準小児科学』は1991年に初版が上梓されてから,今回が第7版の改訂であり,森川昭廣先生が監修し,内山聖先生,原寿郎先生,高橋孝雄先生が編集を担当している。本編は第1章の「小児の成長」から第5章の「小児診断治療総論」までの総論と,第6章の「新生児疾患」から第23章の「精神疾患・心身医学的問題」までの各論で構成され,広い小児科学の関連する守備範囲をもれなく解説している。

 さらに付録Iとして①主要症候,②主な遺伝性疾患の分類,③小児科で使われる主な略語を載せ,付録IIとして①小児における血液細胞各分画の年齢別正常値,②日本人小児の臨床検査基準値,③学校生活管理指導表(-1小学生用,-2中学・高校生用)を載せており,これらは極めて有用な資料になると思われる。本編の特徴として,医学生に求められる小児科学の知識がもれなく網羅されていること,写真や図表を豊富に用い,文章も親切で,医学生が理解しやすいように工夫されていることが挙げられる。

 また,前の版から好評であった臨床で“やってはいけないこと(禁忌)”,最新で高度な内容を紹介する“アドバンス”,最新の情報を得るために“参考となるホームページ”をさらに刷新し,より充実した内容となった。

 執筆者のリストには小児科学のそれぞれの分野を代表する小児科医が列挙されている。一読するだけで執筆者の教育に対する熱意が感じられ,良質な医師をめざす医学生や臨床研修医だけでなく,良質な小児科専門医をめざす若い小児科医にとって魅力的な一冊になると思われる。

 最後に,医学生の関心事である国家試験対策に関してもそれぞれの執筆者が細やかに配慮していることも申し加えておく。

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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任に置きまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。

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