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日常生活活動学・生活環境学 第7版

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日常生活活動学と生活環境学をリンクさせながら学べる定番書。大幅改訂でぐっと使いやすく!  臨床現場のニーズに応え「Parkinson病」を独立させてより詳しく解説。新たに「虚弱高齢者」を追加しフレイル・サルコペニアに対応。「生活環境学」には「就学支援」「就労支援」を追加。「ADL動作の指導方法」では適宜Web動画を収載。対象者の動作とADL練習方法が見て理解できます。

*「標準理学療法学」は株式会社医学書院の登録商標です。
シリーズ 標準理学療法学 専門分野
シリーズ監修 奈良 勲
監修 鶴見 隆正
編集 隆島 研吾 / 大森 圭貢
編集協力 平野 康之
発行 2025年12月判型:B5頁:360
ISBN 978-4-260-06188-9
定価 5,940円 (本体5,400円+税)

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第7版 序

 『日常生活活動学・生活環境学』の第7版をお届けします.本書は,2001年に初版刊行以来,多くの教育現場や臨床現場でご活用いただきながら,リハビリテーション医療分野の科学的知見の進歩や社会制度の変化に対応すべく,内容の充実と改訂を重ねてきた.このたびの7回目の改訂作業を通して,教育と臨床実践をつなぐ架け橋の役割を果たし続ける重みと,同時に正確で信頼できる知識技術を届ける責任を改めて実感している.
 ADLは,疾病や外傷,加齢などによって低下した対象者の身体機能や社会的生活能力を的確に把握し,その人らしい生活行動や社会参加の再構築を目指す総合的プロセスのコアとなる概念でもあり,生活行動の質を反映する包括的指標ともいえる.それだけに単なる身体機能を軸にした手段的ADL(IADL)にとどまらず,生活環境との関連性や対象者の「来(こ)し方(かた)」を見据えた心理社会的背景,さらに生活するうえでの法的社会制度との相互作用にも配慮した社会的支援が大切となる.特に2025年を節目とした「住まい」「医療」「介護」「予防」「生活支援」を一体的に支援する地域包括ケアが展開するなか,ソーシャル・キャピタル(socialcapital)がいかに醸成され,日常の生活行動にどのように関連しているかが重要となる.ソーシャル・キャピタルは,対象者の社会参加・活動に大きく影響を及ぼす.それだけに,これからの理学療法士は地域住民のつながりや共生を見守り,育みながら社会制度との関連性にアクションできる能力が求められる.
 第7版の改訂にあたっては,書籍全体のストーリー性をわかりやすくするために目次構成を統合し,大きく3点を変更した.具体的には,これまで7章構成であった「日常生活活動学・総論」を3章構成にスリム化し,ADLの概念と評価を「全体・細目・応用」の一貫した流れにして,より臨床的な構成にした.「日常生活活動学・各論」では,近年,患者数が増加傾向である「Parkinson病」を章として独立させて,深く学べるようにした.さらにご好評をいただいているWeb動画に,「脳卒中片麻痺」に加えて,「脊髄損傷」と「人工股関節全置換術後」の動画を追加した.実際のADL指導に活用されることを願っている.「生活環境学」では,「就労支援」「就学支援」の項目を加えて医療と社会参加の連続性のあるアプローチを具体化した.
 最後に,第7版の改訂の意図を汲み,お忙しいなか執筆の労をとっていただいた先生方に深く感謝申し上げ,医学書院の編集部と制作部の皆さまには重ねてお礼申し上げる.

 2025年11月
 鶴見隆正
 隆島研吾
 大森圭貢
 平野康之

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日常生活活動学
 I 総論
  第1章 ADLとは
   A ADLの概念
   B ADLと障害
   C 理学療法にとってのADL
  第2章 ADL評価
   A ADL評価の意義と目的
   B Barthel IndexとFIMによるADL評価
   C ADL評価の実際
   D ADLの運動学的分析
   E さまざまな評価尺度
   ▪ 復習問題
  第3章 ADLを支援する機器
   A 日常生活を支援する機器
   B 具体的な支援機器
   C 福祉用具導入の留意事項
 II 各論──ADL指導の実際
  第1章 脳卒中片麻痺
   A 脳卒中片麻痺の病態と障害像
   B 脳卒中片麻痺のADL制限とその評価
   C 脳卒中片麻痺のADL制限に対する理学療法
   D 脳卒中片麻痺のADL動作の指導方法
   E 生活環境への対応
  第2章 脊髄損傷
   A 脊髄損傷の病態と障害像
   B 脊髄損傷の評価とADL制限
   C 脊髄損傷のADL制限に対する理学療法
   D 損傷高位別の脊髄損傷のADL動作と指導方法
   E 脊髄損傷の環境因子とその整備
  第3章 脳性麻痺
   A 脳性麻痺の病態と障害像
   B 脳性麻痺のADL制限とその評価
   C 脳性麻痺のADL制限に対する理学療法
   D 脳性麻痺のADL動作の指導方法
   E 脳性麻痺の環境因子とその整備
   ▪ 復習問題
  第4章 関節リウマチ
   A 関節リウマチの病態と障害像
   B 関節リウマチのADL制限とその評価
   C 関節リウマチのADL制限に対する理学療法
   D 関節リウマチのADL動作の指導方法
   E 関節リウマチの環境因子とその整備
   ▪ 復習問題
  第5章 人工股関節全置換術後
   A 人工股関節術後の病態と障害像
   B 人工股関節術後のADL制限とその評価
   C 人工股関節術後のADL制限に対する理学療法
   D 人工股関節術後のADL動作の指導方法
   E 人工股関節術後の環境因子とその整備
   ▪ 復習問題
  第6章 下肢切断
   A 下肢切断の病態と障害像
   B 下肢切断のADL制限とその評価
   C 下肢切断者の運動機能回復のための運動療法・物理療法
   D 下肢切断のADL動作の指導方法
   E 下肢切断の環境因子とその整備
  第7章 呼吸器疾患・循環器疾患
   A 呼吸器疾患
   B 循環器疾患
   ▪ 復習問題
  第8章 Parkinson病
   A Parkinson病の病態と障害像
   B Parkinson病のADL制限とその評価
   C Parkinson病のADL制限に対する理学療法
   D Parkinson病のADL動作の指導方法
   E Parkinson病の環境因子とその整備
   ▪ 復習問題
  第9章 神経筋疾患・難病
   A 神経筋疾患・難病の理学療法
   B 神経筋疾患・難病のADL
  第10章 中途視覚障害
   A 中途視覚障害の病態と障害像
   B 中途視覚障害者のADL制限とその評価
   C 中途視覚障害者のADL制限に対する理学療法
   D 中途視覚障害者のADL動作の指導方法
   E 中途視覚障害者の環境因子とその整備
  第11章 虚弱高齢者
   A 虚弱高齢者の病態と障害像
   B 虚弱高齢者のADL制限とその評価
   C 虚弱高齢者のADL制限に対する理学療法
   D 虚弱高齢者のADL動作の指導方法
   E 虚弱高齢者の環境因子とその整備

生活環境学
  第1章 生活環境学の概念
   A 生活環境学の概念
   B 生活環境と障害
   C 理学療法にとっての生活環境学
  第2章 生活環境の評価と改善計画
   A 生活環境評価の方法
   B 生活環境評価結果の活用方法と指導のポイント
   C 生活環境改善計画の実際
   ▪ 復習問題
  第3章 生活環境学と法的諸制度
   A 社会保障制度とは何か
   B 介護保険制度
   C 障害者保健福祉制度
   D 障害児支援施策
   E 各制度の具体的な使い方
   ▪ 復習問題
  第4章 生活環境としての住宅と住宅改修
   A 障害者をとりまく生活環境の整備
   B 住宅の機能と基本的要件
   C 住まいと障害
   D 住宅改修の基本と進め方
   E 理学療法士と住宅改修
   F 今後の課題と展望
  第5章 生活を支える福祉・リハビリテーション関連用具
   A 活動と参加に向けた生活支援
   B 生活支援機器
  第6章 地域環境と交通手段
   A バリアフリー・ユニバーサルデザイン化の流れ
   B 地域環境
   C 公共交通
   D スペシャルトランスポートサービス(STS)
   E 自動車運転
   ▪ 復習問題
  第7章 就学支援
   A 障害児の就学実態
   B 障害児の就学制度
   C 障害児の就学支援の方法
   D 就学支援における理学療法士の役割
   E 就学支援の今後
   ▪ 復習問題
  第8章 就労支援
   A 障害者の就労支援の実態
   B 就労支援の各制度
   C 就労支援の方法と理学療法士の役割
   D 就労支援の今後
  第9章 災害時における避難所の環境調整
   A 災害時における避難所とは
   B 災害時のリハビリテーション支援
   C 避難所および応急仮設住宅の環境調整
   D 風水害への対応
   E 感染症対策
   F 避難所および仮設住宅での多職種連携
   G 理学療法士の役割
   ▪ 復習問題

巻末付録
  付録1 バリアフリーを実感できる演習プラン
   A 動線を調査するさまざまな演習プラン
   B 動線確認──教室で実施する机上演習
   C 動線確認──学外で実施するフィールドワーク
   D 学生の反応と評価
  付録2 日常生活活動学・生活環境学の授業プラン
  付録3 法制度関連資料

復習問題解答と解説
索引

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