内科系専門医試験 解法へのアプローチ 第3集
Dr.孝志郎、三たびあらわる! 内科系専門医試験攻略のための必須問題集 第3弾
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Dr.孝志郎による内科系専門医試験対策問題集の第3弾。問題は、近年の出題傾向を踏まえ、頻出・重要テーマを厳選。病態生理から説き起こした解説を読めば、得点力アップはもちろん、臨床力もアップすること間違いなし! 試験直前のおさらいに役立つ巻末正誤問題付き。
著 | 藤澤 孝志郎 |
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発行 | 2022年07月判型:B5頁:120 |
ISBN | 978-4-260-04963-4 |
定価 | 5,280円 (本体4,800円+税) |
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序
『内科系専門医試験 解法へのアプローチ』(第1集)の執筆を開始してから10年の歳月が経過した.今日までに第1集は第5刷,第2集は第3刷まで増刷するに至り,満を持して第3集を世に出すことができるのはひとえに皆様のおかげである.
この間にDr.孝志郎としてサマライズシリーズを中心に58万7千本以上の講座記録を樹立することもできた.海外出身者も含めると実に10万人以上の医師や医学生が私の講座や著書に触れてくれたことになる.
東京都豊島区の開業医としては,片頭痛の専門的治療薬である抗CGRP受容体モノクローナル抗体を導入し,日々の診療に励んでいる.ここで書き記しておきたいのはこの抗CGRP受容体モノクローナル抗体は総合内科専門医など特定学会の専門医を持っていないと処方ができないという事実である.医学教育支援の領域においても「総合内科専門医を持っているDr.孝志郎」だからこそ,より認められ,活躍できる時代になった.つまり,患者やその家族のみならず,医学生や医師からも専門医資格の有無をチェックされてしまう時代が幕を開けたのである.まずは臨床医としての未来を拓くために専門医資格が必要な時代に入ったという現実を学習へのモチベーションへと繋げてもらいたい.
以前,「望ましい医学書の条件」という講演を聴く機会があり,①簡潔,②単著,③読者層へのメッセージ性を重視すべきとの結語があった.本書はこのすべてをクリアしているが,これらに加えて強調しておきたいのが④情報力である.日本内科学会は総会や地方会,セルフトレーニング問題や学会誌など数多くの情報源を与えてくれている.それらを総合的に分析し,かつ私自身の「第47回総合内科専門医試験合格体験記」を加えた集大成がこの書籍である.専門医試験において,情報交換の場は合格のために必須の時代であるが,同時に医師は日々の診療に追われてその時間を捻出することができない.だからこそ情報の集大成たる本書を手に取って皆様の専門医試験合格に役立ててもらいたいと願う.
最後に本書をシリーズ化し,そして10年間ともに歩んでくれた医学書院の皆様に感謝を捧げたい.医学教育支援を志す医師として医学書院という心強いパートナーを得ることができたことは私の自信であり喜びである.今後ますますのご発展を願う.なお,私の本籍地は東京都文京区白山であり,文京区本郷に拠点を構える医学書院とは良縁を感じている.
2022年6月
藤澤 孝志郎
目次
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序
本書の構成・利用法
消化器
循環器
内分泌・代謝
腎臓・泌尿器
呼吸器
血液
神経
アレルギー・膠原病
感染症
巻末資料
図表の出典
巻末正誤問題
索引