PT・OT国家試験共通問題
でるもん・でたもん 一問一答!!
国家試験の過去問から覚えなければならない項目を抽出。国試に向けての“即効力!”
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これまで理学療法士、作業療法士の国家試験で共通問題として出題されたことがある選択肢から、今後も出題される可能性が高いものを抽出。これを一問一答形式(短文の問題に対して、単語レベルで解答していく)でまとめた1冊。国試に出題されやすい項目を3段階で評価し、過去に出題された問題番号も付記。試験直前の総点検はもちろん、学習の基礎固めにも使える“即効性”の教材!
編 | 「標準理学療法学・作業療法学」編集室 |
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発行 | 2019年03月判型:四六頁:424 |
ISBN | 978-4-260-03855-3 |
定価 | 3,300円 (本体3,000円+税) |
理学療法士・作業療法士国家試験問題集を完全オンライン化! 特設ページはこちらからご覧ください。
PT・OT 国家試験問題集 でるもん・でたもん 過去問Online
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- 目次
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序文
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序
本書を手にとっていただいた読者の多くは,理学療法士や作業療法士の資格を取るために,国家試験の合格を目指し,解剖学,生理学,運動学,人間発達学,病理学,整形外科学,神経内科学,内科学,精神医学,臨床心理学,リハビリテーション医学,リハビリテーション概論などの専門基礎科目(いわゆる理学療法士・作業療法士の“共通科目”)の知識を短期間に高めたい人だと思います.国家試験合格の鍵は,いかに自分に合った参考書を選ぶかです.多くの受験参考書や受験書がありますが,どの本が適しているかは,その人の“レディネス”(前提となる学習の準備状態)に依存します.
本書は以下のような読者に適しています.
本書は過去問を徹底的に分析し,重要ポイントを網羅しつつ,教科間の重複を最小限にして,短時間で,効率よく,「共通科目」を学習できるように編集しています.単なる一問一答形式の問題集ではなく,問題文を読み(知識を入力し),問題を解く(出力する)ことにより,必要な知識が自然に身につくようになっています.短期間にかなりの得点アップが期待できるため,試験までの期間が間近であるほど,威力を発揮します.
よく「過去問を勉強すれば合格するよ」と言われます.この言葉を真に受けて過去問の解答を丸暗記しようとする人がいますが,このような勉強法では合格できません.まったく同じ問題は数問しか出題されないからです.この言葉の本当の意味は,「過去問を解けるレベルの知識を身につければ合格するよ」です.合格するためには過去問そのものを暗記するのではなく,問題の傾向をとらえ,過去問の背景にある知識を学習しなければなりません.
試験に合格するためには,要領のよさが必要です.要領のよい人は短時間で合格ラインに達することができますが,要領の悪い人は,地道に時間をかけて勉強しているのに合格ラインに達することができません.要領のよさは頭のよさとは無関係です.要領のよい人は大切なこととそうではないことの判断ができる人です.限られた時間のなかで,すべてを学習しようとするのではなく,現時点で学習しなければならないことを選択して学習を進める必要があります.
本書では,合格ラインを80~90%に設定しています.試験に失敗する人の多くは,学習の目標を合格ラインの60%に設定します.60%を目標にすると,本番では60%を下回り,不合格となります.それではなぜ100%を目指さないかというと,多くの受験者には時間的余裕がないからです.
“学問に王道なし”という言葉があります.この言葉は古代ギリシャの数学者であるユークリッドが,エジプトのプトレマイオス王に「幾何学を学ぶのに簡単な方法はないか」と聞かれたときに答えた言葉であるとされています.この言葉は,学問には王様が専用に通るような近道(安易な方法)はなく,誰もが等しく通らなければならない道(過程)があるということを意味しています.しかし,試験が間近に迫り,短期間に,効率よく,要領のよい学習をし,合格したい人にとっては,本書が“王道”であり,必ず役に立ちます.
本書が1人でも多くの方の国家試験合格に寄与して,新しい理学療法士,作業療法士が誕生し,ご活躍されることを心から願っています.
2019年2月
齋藤 昭彦
本書を手にとっていただいた読者の多くは,理学療法士や作業療法士の資格を取るために,国家試験の合格を目指し,解剖学,生理学,運動学,人間発達学,病理学,整形外科学,神経内科学,内科学,精神医学,臨床心理学,リハビリテーション医学,リハビリテーション概論などの専門基礎科目(いわゆる理学療法士・作業療法士の“共通科目”)の知識を短期間に高めたい人だと思います.国家試験合格の鍵は,いかに自分に合った参考書を選ぶかです.多くの受験参考書や受験書がありますが,どの本が適しているかは,その人の“レディネス”(前提となる学習の準備状態)に依存します.
本書は以下のような読者に適しています.
1) | 専門基礎科目(共通科目)の知識を短期間で国家試験合格レベルに引き上げたい人 |
2) | 他の参考書で学習してきたが,模擬試験などで思うような結果が出ていない人 |
3) | 試験が間近に迫っているが,どうしたらよいかわからなくなってしまった人 |
4) | 国家試験対策をはじめたが,学習のポイントがつかめない人 |
よく「過去問を勉強すれば合格するよ」と言われます.この言葉を真に受けて過去問の解答を丸暗記しようとする人がいますが,このような勉強法では合格できません.まったく同じ問題は数問しか出題されないからです.この言葉の本当の意味は,「過去問を解けるレベルの知識を身につければ合格するよ」です.合格するためには過去問そのものを暗記するのではなく,問題の傾向をとらえ,過去問の背景にある知識を学習しなければなりません.
試験に合格するためには,要領のよさが必要です.要領のよい人は短時間で合格ラインに達することができますが,要領の悪い人は,地道に時間をかけて勉強しているのに合格ラインに達することができません.要領のよさは頭のよさとは無関係です.要領のよい人は大切なこととそうではないことの判断ができる人です.限られた時間のなかで,すべてを学習しようとするのではなく,現時点で学習しなければならないことを選択して学習を進める必要があります.
本書では,合格ラインを80~90%に設定しています.試験に失敗する人の多くは,学習の目標を合格ラインの60%に設定します.60%を目標にすると,本番では60%を下回り,不合格となります.それではなぜ100%を目指さないかというと,多くの受験者には時間的余裕がないからです.
“学問に王道なし”という言葉があります.この言葉は古代ギリシャの数学者であるユークリッドが,エジプトのプトレマイオス王に「幾何学を学ぶのに簡単な方法はないか」と聞かれたときに答えた言葉であるとされています.この言葉は,学問には王様が専用に通るような近道(安易な方法)はなく,誰もが等しく通らなければならない道(過程)があるということを意味しています.しかし,試験が間近に迫り,短期間に,効率よく,要領のよい学習をし,合格したい人にとっては,本書が“王道”であり,必ず役に立ちます.
本書が1人でも多くの方の国家試験合格に寄与して,新しい理学療法士,作業療法士が誕生し,ご活躍されることを心から願っています.
2019年2月
齋藤 昭彦
目次
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基礎医学
1 解剖学
1 総論
2 骨格系
3 筋系
4 神経系
5 脈管系
6 内臓諸器官
7 感覚器
8 体表解剖
9 断層解剖
10 組織
2 生理学
1 総論
2 筋
3 神経
4 感覚
5 発声,構音,言語
6 運動
7 自律神経
8 呼吸
9 循環
10 血液,免疫
11 咀嚼・嚥下,消化,吸収
12 排尿
13 排便
14 内分泌,栄養,代謝
15 体温調節
16 生殖
17 老化
3 運動学
1 総論
2 四肢と体幹の運動
3 動作解析
4 姿勢
5 歩行
6 運動制御と運動学習
4 人間発達学
臨床医学
5 病理学
6 整形外科学
7 神経内科学
8 内科学
9 精神医学
10 臨床心理学
11 リハビリテーション医学
12 リハビリテーション概論
13 薬物療法
1 解剖学
1 総論
2 骨格系
3 筋系
4 神経系
5 脈管系
6 内臓諸器官
7 感覚器
8 体表解剖
9 断層解剖
10 組織
2 生理学
1 総論
2 筋
3 神経
4 感覚
5 発声,構音,言語
6 運動
7 自律神経
8 呼吸
9 循環
10 血液,免疫
11 咀嚼・嚥下,消化,吸収
12 排尿
13 排便
14 内分泌,栄養,代謝
15 体温調節
16 生殖
17 老化
3 運動学
1 総論
2 四肢と体幹の運動
3 動作解析
4 姿勢
5 歩行
6 運動制御と運動学習
4 人間発達学
臨床医学
5 病理学
6 整形外科学
7 神経内科学
8 内科学
9 精神医学
10 臨床心理学
11 リハビリテーション医学
12 リハビリテーション概論
13 薬物療法
正誤表
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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。