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病院内/免疫不全関連感染症診療の考え方と進め方 第2集
IDATEN感染症セミナー実況中継

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IDATEN(日本感染症教育研究会)による、好評のセミナーテキストの1冊。遭遇頻度が高い病院内感染症、免疫不全関連感染症をテーマとした第2集。世界的な潮流である「抗菌薬の適正使用」を切り口に、気鋭の講師陣が感染症診療の考え方と進め方をわかりやすく解説する。
編集 IDATENセミナーテキスト 編集委員会
発行 2019年07月判型:B5頁:318
ISBN 978-4-260-03697-9
定価 5,720円 (本体5,200円+税)

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 IDATEN(Infectious Diseases Association for Teaching and Education in Nippon)による臨床感染症のセミナーは、洛和会音羽病院の大野博司先生が麻生飯塚病院の初期研修医だった2002年頃に始められた感染症勉強会が元になっています。2005年1月、IDATEN発足時に引き継がれ、2019年1月に開催されたウインターセミナーで29回を数えるまでになりました。このセミナーは当初から製薬企業の援助を一切受けずに、受講生から参加費をいただき、開催地の病院スタッフと講師のボランティアによって運営されてきました。少しでも自分の病院を、地域を、そして日本の感染症診療をよくしたい、目の前の患者さんのために少しでも役に立ちたい、という想いを、セミナーを立ち上げた大野先生から京都市立病院の山本舜悟先生と上山を経て、現在は静岡がんセンターの伊東直哉先生に引き継がれています。
 この本は2018年1月に亀田総合病院で開催された、院内感染や免疫不全患者の感染を主体としたレクチャーを文字に起こしたものです。先に出版されている『市中感染症診療の考え方と進め方(第2集)』と同様、読みやすさを重視して、実況中継風にまとめています。また内容に関しても、セミナーで講演した内容はもちろん、参加者からの質問を踏まえて内容を充実させ、最新の知見についても加筆いただき、講師同士で査読を行い、洗練された最新の内容を記載しています。この本をお読みいただければ、IDATEN講師陣の最新の知識と感染症診療の考え方がきっと手に取るようにお分かりいただけるのではないかと思います。
 長きにわたってこのセミナーを続けてこられたのは、ボランティアでレクチャーを引き受けてくださった講師の先生方、開催地の病院のスタッフの熱意、そして参加者の方々の感染症診療への熱い想いによるところが大きいと思います。この場を借りて、改めて皆様に感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。

 2019年5月
 IDATENセミナーテキスト編集委員を代表して
 上山伸也

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1 入院患者の発熱へのアプローチ

2 敗血症へのアプローチ

3 外科術後患者の発熱へのアプローチ

4 尿道カテーテル留置中の発熱へのアプローチ

5 中心静脈カテーテル留置患者の発熱へのアプローチ

6 入院患者の下痢へのアプローチ

7 人工呼吸器管理患者の発熱へのアプローチ

8 免疫不全患者の発熱へのアプローチ

9 非専門医のための HIV 感染症へのアプローチ

10 糖尿病患者の発熱へのアプローチ

11 ステロイド投与患者の発熱へのアプローチ

12 腎不全・透析患者の発熱へのアプローチ

13 固形腫瘍患者の発熱へのアプローチ

14 好中球減少時の発熱へのアプローチ

15 カンジダ感染症の診断と治療

16 侵襲性アスペルギルス感染症の診断と治療

17 サイトメガロウイルス感染症の診断と治療

略語集
索引

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