連載
医学界新聞プラス ★1の向こう側
医療者であれば,一度は経験があるかもしれない。診療を終え,ふと口コミを開いた夜に,自身について綴られた★1の文章を見つけてしまうことが。何がそんなに悪かったのか。あの診療は本当にまずかったのか。説明が足りなかったのか。態度が悪かったのか。あるいは,自分が気づいていない何かを,相手は気がついていたのか。
本連載は,そうした★1を見た夜に起きていることを,少しずつ言葉にしていくためのものである。口コミをどう受け止めるか。なぜあれほど傷つくのか。どこまで耳を傾け,どこから距離を取ればよいのか。そもそも★1を生みにくくする診療とは何か。そうしたことを,医療者の側から考えてみたい。

寺田 哲(てらだ・さとし)氏 みしま痛み&リハビリクリニック 院長/医療社団法人PARC 理事長
2008年獨協医大卒。同大越谷病院(現・同大埼玉医療センター)で初期研修,麻酔科後期研修を修了。NTT東日本関東病院を経て,17年静岡リウマチ整形リハビリ病院麻酔科ペインクリニック科長。19年JCHO三島総合病院麻酔科(ペインクリニック)科長に就任する。臨床と並行して20年には株式会社OCD(22年より株式会社mediverse OCD)設立。23年にみしま痛み&リハビリクリニックを開設し現職。ペインクリニック領域を中心に臨床を行い,患者と向き合う日常の中で評価や満足度が医療者の思考に与える影響について継続的に考察している。