連載
医学界新聞プラス 臨床研究 21の勘違い(終了)
臨床研究 21の勘違い
<内容紹介>
「P値が小さいほど効果が大きい?」
「RCTは常に最強のデザイン?」
「多変量解析でバイアス対策は万全?」
臨床研究に取り組む医療者が抱きやすいこれらの「勘違い」を解きほぐす一冊が,このたび福原俊一先生・福間真悟先生・紙谷司先生によって上梓された『臨床研究 21の勘違い』です。本書では直面しやすい「21の勘違いポイント」をピックアップして解説しています。医学界新聞プラスでは,そのうち3つをご紹介。本連載を通じて,臨床研究の本質を学びましょう!
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[第3回]P値が小さいほど,効果が大きい?『臨床研究 21の勘違い』より
2021.12.17
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[第2回]「後ろ向き」なコホート研究?『臨床研究 21の勘違い』より
2021.12.10
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[第1回]アウトカムは盛りだくさんのほうがよい?『臨床研究 21の勘違い』より
2021.12.03
本書の登場人物
大風呂(オオブロ)医師
大学病院に勤務する30代前半の整形外科医.専門医を取得し,次は論文に挑戦と,臨床研究を勉強中.夢が大きいのはいいが,ときどき大風呂敷を拡げてしまうところが玉に瑕.
八田里(ハッタリ)医師
大風呂医師の先輩,50歳.臨床経験が豊富で,大風呂医師も尊敬.学位は基礎研究で取っており,臨床研究のことは実は素人同然.聞きかじりの知識で知ったかぶりをするのが玉に瑕.
果楽知(カラクチ)さん
一見クールにみえるが,実は,日々の診療で患者さんのアウトカムを少しでもよくしたいと努める熱い理学療法士.現場発のクエスチョンに依拠する臨床研究にも興味津々.つい辛口の本音を言ってしまい,大風呂を傷つけるのが玉に瑕.