医学界新聞

 

第17回リハ工学カンファレンス開催


 

 さる8月29-31日,リハビリテーション(以下,リハ)の必要な人を支援する機器や技術をサポートするリハ工学の進展を目的とした,第17回リハ工学カンファレンスが,「リハ工学と支援技術の活性化をめざして」をテーマに,横浜市の港南区民文化センター「ひまわりの郷」,他で開催された。
 2日目には,リハ工学の第一人者ローリー・A・クーパー氏〔米・ピッツバーグ大,写真右,「車いすのヒューマンデザイン」(医学書院)著者〕による特別講演「アメリカのリハ工学-過去・現在,そして未来」が行なわれた。また,クーパー氏をゲストに,本会のテーマを冠したシンポジウム(司会=横浜市総合リハセンター 田中理氏)では,奥英久氏(岡山理大),垣本映氏(職能開発大学校),松尾清美氏(総合せき損センター),光野有次氏(車いす姿勢保持協会),内山幸久氏(特別非営利活動 生活当番ナガヤ風),渡邉慎一氏(厚労省)が登壇。利用者,研究開発,教育,ビジネス,行政など様々の立場から,(1)人材育成,(2)供給システム,(3)法律・制度整備を中心に討議された。