あなたの「元気」をアシストします
「かながわ看護フェスティバル2002」開催
F. ナイチンゲールの生誕日である5月12日を「看護の日」と定めてから12年目を迎えた。本年も,5月12-18日を「看護週間」とし,全国各地の病院・医療施設での「1日看護体験」や,「1日まちの保健室」などが開催された。
恒例となった「看護の日・看護週間」中央行事「看護フォーラム」は,さる5月12日に,「かながわ看護フェスティバル2002」(実行委員長=神奈川県看護協会長 浅川明子氏)と題し,横浜市の新都市ホールで開催された。
なお,今フォーラムのテーマは「あなたの『元気』をアシストします」。サッカーでのアシストを看護になぞらえ,「その人が最も必要とする時に,最適の支援をする」ことの意味が込められている。


第2回「看護実感17文字」入賞作を発表
同フォーラムの開会式では,浅川実行委員長をはじめ,南裕子日本看護協会長,坂口厚生労働大臣,岡崎神奈川県知事らが挨拶に立った。南会長は,「看護の心をみんなの心に」のスローガンのもと,全国各地で「看護の日」にちなんだ行事が行なわれていることを報告。また岡崎知事は,2003年4月に,横須賀市で開学予定の「県立かながわ保健医療福祉大学」の構想を明らかにするとともに,準備状況も報告した。引き続き行なわれた,日本看護協会第2回「看護実感17文字」表彰式では,入選作4句が披露(全入選作は64句)されるとともに,「看護の日」大賞作「看病に 泣いて笑って 日記果つ」の作者である三宅新作氏(神奈川県,整形外科医)と,「子どもの部」大賞「看護の日 母のキャップを 載せてみる」の作者佐藤万里子さん(福島県,中学2年生,写真)が登壇し,南会長から表彰状などが贈呈された。なお,佐藤さんの句は,「母が勤務している病院で,がんで亡くなった父が入院している時に,『看護師になるといいなぁ』と言った父の言葉に,母が私の頭にナースキャップをかぶせてくれた際の情景をつづった」もの。