医学界新聞

 

10月8日は「骨と関節の日」

日本整形外科学会記者会見より


 さる9月28日,東京・千代田区のKKRホテル東京において,日本整形外科学会の主催による記者説明会が行なわれた。同説明会は,同学会が1994年に10月8日を「骨と関節の日」と定めて以来,毎年開かれているもので,本年で7回目になる。
 本年のテーマは,「加齢に伴う膝の痛み-我慢は禁物,早めに相談を」。はじめに,日本整形外科学会理事長の山本博司氏(高知医大教授)が,昨(2000)年から展開されている国際的キャンペーン「骨と関節の10年」について概説した後,守屋秀繁氏(千葉大)が,テーマに沿って講演。氏は,膝の仕組みと痛みの原因,変形性膝関節症の予防と治療などを解説し,「加齢に伴う膝の痛みは関節軟骨の老化が原因で,誰にでも起こる可能性のある症状。痛みを感じたら,早めに専門家に相談してほしい」と呼びかけた。