医学界新聞

 

Robotics



■触覚を伝達できるロボットPHANToM
 Sensable Technology社の開発した触覚伝達能を持つロボット。 慶大では同社とPHANToMシステムの内視鏡下手術への応用を共同研究中。現在は,da Vinciにも触覚伝達能は搭載されていない
■master-slave manipulatorの開発
 現在最高のコンピュータ制御ロボット遠隔手術装置「da Vinci」(Intuitive Surgical社)。
 1998年5月から欧米において臨床応用が開始され,すでにcoronary artery bypassやNissen fundoplicationなどの手術で良好な手術成績が報告されている。
 このシステムでは,術者の動作に対するロボットの動きを5対1程度まで縮小することが可能であり,また術者の生理的振動がロボットでは消失するため,縫合・結紮などの微細な手術操作は,直視下に行なうよりはるかに容易になる