医学界新聞

Medical Information (学会・研究会情報)


●臨床疫学通信教育プログラム学生募集

 オーストラリア・ニューキャッスル大では,働く臨床関係者を対象に,臨床疫学や生物統計学などを通信教育で学ぶ大学院学生を募集している。日本では臨床疫学通信教育プログラム日本事務局が中心となり,1998年度より本格的にプログラムが開始され順調に進んでいる。
・修士取得が可能なコース(今回募集しているコース):臨床疫学,生物統計学,Quality Improvement,Health Social Science,他(博士課程も,修士取得後可能である)
・申込み期間:9月21日-12月末日
・入学資格:学士取得者(医学・看護学・薬学あるいは他の健康科学関連学部)で,英語能力があること(TOEFL550点以上が目安,他の試験でも代用可)
・授業期間:2-3年以上(選択により期間を延長できる)。授業は2月初旬から11月末まで。12月から夏休み
・科目:Graduate Diplomaの資格を取得したい者は,2年間で必修科目と選択科目(疫学,生物統計学,臨床疫学,社会科学,臨床経済学,研究プロトコールデザインなど)より総計80単位(各moduleは10単位)取得が必要。修士の資格を取得したい者はさらにコースワーク(40単位相当)あるいは論文提出が必要(約1年必要)。上記の学位が必要ない者は,学びたい各moduleのみを受講してもよい。コースによっては,最初に一定のmoduleを修得しておくことを要求されることがある
・学習方法:各選択科目(module)ごとにテキスト(syllabus)の指示にしたがって読み進め,その理解度をチェックするための課題(Progress Assignment,1-2週間おき)に回答し,FAX・電子メールなどで返送,評価を受ける。選択科目により若干異なるが,通常各科目ごとに半年に1-2回のMarked Assignment(配点の高い総合的な課題)がある。筆記試験(年2回,1年目のみ)を行ない,総合で単位の認定がなされる
・面接授業(residential course):出席が必須。原則は豪キャンパスで年2回。日本事務局では国内で受けられるべく講師を招聘し,ワークショップと合わせて開催している。若干の参加費が必要(1998年度は約4万円)
・現状について:第1のメリットは,日本にいながら本格的なコースワークができる点である。しかし,授業期間の土曜・日曜はこのコースに投入する覚悟がいる。通信制在学生は各国合わせて100-200名の学生がいる。日本でも現在10名が受講中。Richard Heller教授以下スタッフは諸外国の学生の教育に熱心で,英語力が多少不足していても親切であり,教員の対応についても心配はいらない
*臨床疫学通信教育プログラム日本事務局:この事務局の機能は,説明会を含めた日本人学生への情報提供,residential courseや,日本での教育ワークショップの開催,試験の実施などである。なお実際の学費納入,課題の提出や教材の受け取りなどは,本人が自己責任のもとにニューキャッスル大と直接行なうこと
・連絡先:東京大学医学部国際交流室 FAX(03)5803-1817
詳細はニューキャッスル大学発行のProspectus(大学便覧,講座説明)参照。またインターネットでも閲覧可
http://ds9.newcastle.edu.au/disciplines/cceb/ccebmain.htm
・プログラム説明会:11月29日(日)午後1:30-3:00(東京で行なう予定)

●関東逓信病院病理診断科
 常勤医募集

 関東逓信病院病理診断科では,下記の要領で常勤医を募集している。詳細は連絡先まで問合せのこと。
・募集人員:1名
・応募資格:医師免許取得者で医師経験2年以上(病理経験医歓迎)
・応募方法:履歴書を下記に送付
・勤務開始:平成11年4月
・待遇:手当,宿舎など委細面談
・連絡先:〒141-8625 東京都品川区東五反田5-9-22 関東逓信病院病理診断科
 TEL(03)3448-6432/FAX(03)3448-6434

●98リハビリテーション合同大会
 開催案内 11月6-7日/水戸市

 全国地域リハビリテーション研究会,日本リハビリテーション病院協会,および茨城県総合リハビリテーションケア学会が合同で行なう98リハビリテーション合同大会が,大田仁史会長(茨城県立医療大教授)のもと,きたる11月6-7日の両日,水戸市の水戸市民会館において,「激動,変革,飛躍のとき―ノーマライゼーションへの戦略」をテーマに開催される。
・プログラム
〔特別講演〕リハビリテーションの経済学(京大 西村周三),他
〔記念文化講演〕徳川時代の障害者の生活から見たリハビリテーションの視点(こばと学園 篠田達明)
〔シンポジウム〕公的介護保険と地域サービスの結合
・連絡先:〒300-0331 茨城県稲敷郡阿見町阿見4669-2 茨城県立医療大学
 TEL(0298)40-2149/FAX(0298)88-9280

●第7回日本脳腫瘍カンファレンス
 開催案内 11月8-10日/加賀市

 第7回日本脳腫瘍カンファレンスが,山下純宏会長(金沢大教授)のもと,きたる11月8-10日の3日間にわたり,加賀市のホテル・アローレにおいて開催される。
・連絡先:〒920-8640 金沢市宝町13-1 金沢大学医学部脳神経外科
 TEL(076)265-2384

●第35回日本脳波・筋電図技術講習会
 開催案内 11月9-10日/神戸市

 第35回日本脳波・筋電図技術講習会が,きたる11月9-10日の両日,神戸市の神戸国際会議場において開催される。
・受講料:10,000円
・連絡先:〒640-8156 和歌山市七番丁27 和歌山県立医科大学整形外科学教室
 TEL(0734)31-2151/FAX(0734)36-9422

●医療ガス保安管理技術者講習会
 受講者募集中 締切=11月6日

 医療機器センターの主催による,平成10年度医療ガス保安管理技術者講習会が,きたる11月24-26日の3日間にわたり,東京の品川区立総合区民会館「きゅりあん」において開催される。この講習会は,日本工業規格・消防法・建設業法・医療用ガスの供給設備および保守点検の方法などについて,高度な知識を習得することを目的としている。
・対象:医療関連サービス振興会が実施するサービスマーク認定を受けようとする事業所の従事者(9月3-4日に大阪で開催された同講習会を受講した者は,11月26日のみの受講でサービスマークの対象者となる)
・受講料:60,000円
・カリキュラム:(1)医療ガス設備の関係法令,(2)医療ガス配管設備と異常,(3)医療監視からみた医療ガスの設備,他
・申込み方法:下記まで問合せのこと 
・締切:11月6日
・事務局:〒113-0033 文京区本郷3-42-6 NKDビル7階 (財)医療機器センター
 TEL(03)3811-2839/FAX(03)3811-2836

●第28回日本脳波・筋電図学会
 開催案内 11月11-13日/神戸市

 第28回日本脳波・筋電図学会が,玉置哲也会長(和歌山医大教授)のもと,きたる11月11-13日の3日間にわたり,神戸市の神戸国際会議場において開催される。
・プログラム
〔特別講演〕E.Niedermeyer, E.Stalberg,木村淳,A.J.Wilbourn
〔教育講演〕(1)脳波判読のpit fall,(2)神経機能の老化とその基礎,(3)ヒトの大脳皮質における体性感覚認知機構,他
〔シンポジウム〕(1)脳磁図研究―最近のトピックス,(2)中枢神経における可塑性について,(3)睡眠研究と画像解析,他
・事務局:〒640-8156 和歌山市七番丁27 和歌山県立医科大学整形外科学教室
 TEL(0734)31-2151/FAX(0734)36-9422

●国立がんセンター
 レジデントおよび専門修練医募集中

 国立がんセンター(中央病院・東病院)では,平成11年度のレジデントおよび専門修練医を以下の要項で募集している。詳細は下記まで。
・レジデント:癌に関する幅広い知識と技術を有する専門家を養成する
〔応募資格〕1994年3月以降に大学(医学課程)を卒業し,明年6月1日の時点で2年以上の臨床経験を有する医師
〔研修年限〕3年間(1999年6月1日-2002年5月31日)
〔募集人員〕中央病院20数名,東病院12名
〔合同説明会〕11月4日
〔選考日〕中央病院 12月7日
     東病院  12月8日
〔願書締切〕11月20日
・専門修練医:癌に関する高度先進的な知識と技術を有する専門医(Clinical Oncologist)を養成する
〔応募資格〕1989年3月以降に大学(医学課程)を卒業し,国立がんセンターレジデント研修を修了,またはそれに相当する学識を有する医師で,明年6月1日の時点で5年以上の臨床経験を有する者
〔研修年限〕2年間(1999年6月1日-2001年5月31日)
〔募集人員〕中央病院10名,東病院6名
〔合同説明会〕12月18日
〔選考日〕中央病院 明年1月18日
     東病院    1月19日
〔願書締切〕1月12日
・願書請求・問合せ先
〔中央病院〕〒104-0045 中央区築地5-1-1 国立がんセンター運営部企画室
 TEL(03)3542-2511(内2401)
〔東病院〕〒277-8577 柏市柏の葉6-5-1 国立がんセンター東病院運営部 庶務第2課人事係
 TEL(0471)33-1111(内2315)