医学界新聞

聖路加国際病院再開発計画事業完成



 聖路加国際病院(日野原重明理事長)が,東京都中央区明石町の敷地内で進めていた再開発事業が,同病院の創立者であるトイスラー博士の記念館およびチャペル塔の完成とともにこのたびようやく終了。さる5月22-23日の両日,完成を記念する行事が同地において開催,講演会が行なわれるとともに記念館などがオープンした。
 22日の記念講演会には,海外からの招待者を含む病院,聖路加看護大学,聖ルカ・ライフサイエンス研究所の関係者らが列席。日野原理事長の挨拶に引き続き,Mitchell T. Rabkin氏(ハーバード大教授,ビデオ講演)とNancy C. Hopko氏(ヴィラノヴァ大教授)が「米国のヘルスケア」を,そのシステムの評価や看護のパラダイムについて講演。変わり行くアメリカの医療・教育の現状から,学ぶべき方向性が示唆された。