医学界新聞

「日本地域看護学会」が設立される


 今回,「日本地域看護学会」が設立され,きたる10月15日,設立総会を下記の要綱で開催する。これに伴い同学会では,総会参加者および入会者を募集している。
〔設立趣意書〕
 地域では保健所や市町村保健センターを基盤にした公衆衛生看護活動,訪問看護ステーション,病院や施設等からの在宅看護サービス等,様々な看護活動が展開されている。また,地域保健法の実施に伴い,地域での保健活動の再編成が進行しつつあり,保健所と市町村の役割も明確化されている。このような地域保健活動の動きに対して,地域看護活動の基盤になる理論や方法の確立および発展のために地域看護関係者が研究成果や情報を交換できる場が必要と考える。
 最近,看護に関するいくつかの学会や研究会が設立されているが,独立した地域看護学会は,わが国ではまだ設立されていない。看護大学も急増し,地域看護学の教育者・研究者も増加しつつある中,よりよい研究・教育・実践のためにより一層の地域看護学の発展をめざして学会を設立することになった。
◆学会設立総会:10月15日
◆会場:パシフィコ横浜(5階小ホール)
◆プログラム
〔設立総会〕(1)発起人代表挨拶,(2)会則審議,(3)理事・監事・評議員の提案と承認
〔ミニシンポジウム〕本学会のめざすもの―現状と今後の課題(座長=東大 金川克子,広島大 小西美智子,シンポジスト=富山医薬大 村山正子「行政の地域看護について」,東医歯大 島内 節「在宅ケアについて」,聖路加看護大 飯田澄美子「学校保健について」,東海大 河野啓子「産業保健について」)
◆問合せ先:〒113 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学医学部地域看護学教室内 日本地域看護学会設立準備事務局
TEL&FAX(03)5689-7228