医学界新聞

Medical Information (学会・研究会情報)


●Second International Conference on CRRT
 締切=10月18日(必着) 演題募集中

 Second International Conference on CRRT(Contineous Renal Replacement Therapies)が,明年2月9-10日の両日,アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴのHotel del Coronadoで開催される。これに伴い事務局では一般演題を募集している。
応募方法:以下の形式で作成したものをコピーを含め4部を下記まで送付のこと。(1)81/2"×11"の用紙に12 pitchでタイプすること,(2)著者全員の名前を書き,タイトルはキャピタルレターで書くこと
送付先:CRRT Conference Complete Conference Management 1660 Hotel Circle North#220 San Diego, CA., 92108 U.S.A.
締切:10月18日(必着)
国内問合せ先:〒113 文京区湯島1-5-45 東京医科歯科大学第2内科(丸茂文昭)
 TEL(03)5803-5212/FAX(03)5803-0132

●第88回東北整形災害外科学会
 開催案内 10月25-26日/盛岡市

 第88回東北整形災害外科学会が,阿部正隆会長(岩手医大教授)のもと,きたる10月25-26日の両日,盛岡市の岩手医師会館で開催される。
教育研修講演:(1)椎間を固定しない側弯症手術の開発(東大教授 黒川高秀),(2)骨粗鬆症の診断基準をめぐって-正しい理解と啓発(九大総長 松岡洋一)
事務局:〒020 盛岡市内丸19-1 岩手医科大学整形外科学教室内
 TEL(0196)51-5111/FAX(0196)26-3699

●日本-ドイツ国際シンポジウム
 神経病態における自己免疫T細胞の解析
 開催案内 10月28-31日/千葉県

 日本学術振興会ではドイツ学術振興局の支援のもと,日独科学協力事業セミナーを毎年開催しているが,本年度も「神経病態における自己免疫性T細胞の解析」をテーマに,きたる10月28-31日の4日間,千葉県長生郡の日本エアロビクスセンターで国際シンポジウムを開催する。
プログラム:(1)Autoreactive T cells in multiple sclerosis,
(2)T cell repertoire and effector mechanisms in polymyositis,
(3)Extrathymic pathways of T-cell differentiation,
(4)The pathogenesis of the Guillain-Barre' syndrome,
(5)The pathogenesis of Balo's concentric sclerosis,
(6)The analysis of T-cells in HAM/TSP patients,
(7)Myasthenia gravis and the acetylcholine receptor,
(8)EAE and TCR repertoire,
(9)Neuronal modulation of the immune reactivity in the nervous system,他
事務局:〒187 小平市小川東町4-1-1 国立精神・神経センター神経研究所 疾病研究第6部(山村隆)
 TEL(0423)41-2711/FAX(0423)46-1747

●第3回信州大学医学部附属加齢適応研究センターシンポジウム
開催案内 10月30日/松本市

 第3回信州大学医学部附属加齢適応研究センターシンポジウムが,きたる10月30日に,松本市の信州大学医学部附属病院で開催される。
プログラム:(1)シナプス可塑性におけるカルシウムの役割(東京薬科大 工藤佳久),(2)ヒトの飲水量の制御機序の研究(産業医大教授 白木啓三),(3)コンディショナル・ジーンターゲティング法による大腸癌発癌過程の解析(癌研部長 野田哲生),(4)高癌化状態からみたヒト肝癌発生機構とgenomic instability(癌研部長 樋野興夫),(5)疾患モデル動物作出への生殖工学的技法の応用(三菱生命研 横山峯介),(6)哺乳類発生の遺伝学的解析(熊本大教授 山村研一)
連絡先:〒390 松本市旭3-3-1 信州大学医学部附属加齢適応センター
 TEL(0263)37-2850/FAX(0263)33-5718

●国際シンポジウム「筋原線維形成の分子機構」
開催案内 11月7-9日/千葉

 国際シンポジウム「筋原線維形成の分子機構(Molecular Mechanisms of Myofibril Assembly)」が,きたる11月7-9日の3日間,嶋田裕委員長(千葉大教授)のもと,千葉市の千葉大学けやき会館で開催される。国内・国外約15名の演者が,遺伝子,分子,細胞レベルから筋原線維形成の機構について最近の成果を講演する。
問合せ先:〒260 千葉市中央区亥鼻1-8-1 千葉大学医学部解剖学第1講座
 TEL(043)226-2015/FAX(043)226-2018

●第6回下肢静脈瘤硬化療法研究会
開催案内 11月9日/東京

 第6回下肢静脈瘤硬化療法研究会(当番幹事=東医歯大助教授 岩井武尚氏)が,きたる11月9日に,東京・千代田区の経団連ホールで開催される。
問合せ先:〒113 東京都文京区湯島1-5-45 東京医科歯科大学第1外科
 TEL(03)5803-5252/FAX(03)3817-4126

●第18回日本バイオマテリアル学会
開催案内 11月14-15日/東京

 第18回日本バイオマテリアル学会が,きたる11月14-15日の両日,大井淑雄会長(自治医大教授)のもと,東京・渋谷区の津田ホールで開催される。
プログラム
(1)PL法,(2)各臨床科における生体材料の進歩(整形外科領域,眼科領域,耳鼻科・形成外科領域,歯科・口腔外科領域,皮膚科領域,循環器領域,その他),(3)工学系における生体材料の最近の進歩,他
連絡先:〒329-04 栃木県河内郡南河内薬師寺3311-1 自治医科大学整形外科学教室 星野雄一
 TEL(0285)44-2111/FAX(0285)44-1301

●Advanced Bioresearch Exchange Forum '96
開催案内 11月11-12日/豊中市

 日本学術振興会と在日フランス大使館の共催による,「Advanced Bioresearch Exchange Forum '96-糖転移酵素と組み換え型タンパク質:糖鎖遺伝子による細胞の改変と糖鎖合成への応用」が,きたる11月11-12日の両日,豊中市の千里ライフサイエンスセンターで開催される。
招待講演者:Dominique Bourel,Gerard Devauchelle,Andre Lubineau,Pierre Monsan,Rafael Oriol,入村達郎,川嵜敏祐,近藤昭宏,斎藤政樹,鈴木明身,他
問合せ先:〒565 吹田市山田丘2-2 大阪大学医学部生化学講座(井原義人)
 TEL(06)879-3421/FAX(06)879-3429

●第43回日本臨床病理学会
開催案内 11月14-16日/浜松市

 第43回日本臨床病理学会が,菅野剛史会長(浜松医大教授)のもと,きたる11月14-16日の3日間,浜松市のアクトシティ・浜松で開催される。
プログラム
〔会長講演〕手作りからシステム化まで(菅野剛史)
〔招待講演〕(1)WHO Strategy for Laboratory Standardization(WHO Heuck),
(2)The Situation and Perspective of Laboratory Medicine in China(National Center for Clinical Laboratry教授 Yang Zhen-hua),
(3)神経・内分泌・免疫系の相関(京大学長 森徹)
〔記念講演〕成績管理―昨日・今日・明日(東大医科研 榊佳之)
〔シンポジウム〕(1)臨床検査医学領域における分子生物的アプローチ,(2)輸入感染症,(3)血栓止血異常への分子生物学的レベルでのアプローチ,(4)形態と分子,(5)生理学検査の情報処理と診療支援,(6)検査の有効利用と判断支援,臨床検査の情報価値を測る,(7)サイトカイン・接着分子のネットワーク
事務局:〒460 名古屋市中区栄4-2-7 栄イーストビル7F インターグループ内
 TEL(052)243-2404/FAX(052)263-6298

●第16回医療情報学連合大会
開催案内 11月28-30日/千葉市

 日本医療情報学会の主催する第16回医療情報学連合大会(組織委員長=千葉大教授 里村洋一氏)が医療情報関連の学会,研究会の共催・協賛のもとに,きたる11月28-30日の3日間,千葉市の幕張メッセ国際会議場で開催される。
プログラム
〔シンポジウム〕(1)インターネットと医療(座長=京大教授 高橋隆,阪医大 山本隆一),(2)医療データ通信の標準化国際シンポジウム(司会=藤田保衛大教授 岡島光治)
〔パネルディスカッション〕電子カルテはどこまでやれるか どこまでやるか?(座長=九大教授 野瀬善明,宮崎医大教授 吉原博幸)
〔ワークショップ〕(1)災害対策と医療情報,(2)在宅看護に生かす医療情報,(3)医学学術情報の電子公開と著作権,(4)医療情報教育を考える,(5)歯科の病院情報システムでの携帯端末利用を考える,(6)臨床検査におけるシステムと情報解析,(7)ネットワーク環境下での保健医療に関する個人データのセキュリティ,(8)健康情報のデータベース化と活用,(9)医薬品情報の提供・利用のあり方・参加費:一般13,000円,学生8,000円
事務局:〒260 千葉市中央区亥鼻1-8-1 千葉大学医学部附属病院 医療情報部内(山崎俊司・鈴木隆弘)
 TEL(043)226-2372/FAX(043)226-2373

●「HealthCare Information World '97」
1997年3月22-23日 開催案内

 高度情報化社会における健康・医療情報のあり方を追求する「HealthCare Information World '97」が,明年3月22-23日,下記の要綱で横浜市のパシフィコ横浜において開催される。
〔会期〕1997年3月22-23日
〔会場〕横浜市・パシフィコ横浜
〔主催〕IDGワールドエキスポ/ジャパン
〔後援〕厚生省,日本医療情報学会,全国医療情報システム連絡協議会,他
〔組織委員長〕高橋隆氏(京大教授)
〔カンファレンステーマのカテゴリー〕
(1)患者情報,生体情報,診療情報,画像情報など電子カルテを中心としたテーマ(診療・診断・分析・評価),(2)病院内や病院間や国際間のネットワーク&コミュニケーション,遠隔地や在宅での情報の蓄積,処理,伝送に伴う医学・医療現場のテーマ,(3)コンピュータを患者へのプレゼンツール(インフォームドコンセント)としてみたテーマ,(4)医事会計をはじめとして,病院経営に伴う事務処理関連のテーマ(オーダリングシステム・医事会),(5)医学教育とコンピュータの関連を論じたテーマ(教育・トレーニング),(6)上記5分野に伴う行政的なテーマ(特に法的問題),(7)パネルディスカッション
〔基調講演〕開原成允氏(国立大蔵病院長・東大教授)
問合せ先:〒102 東京都千代田区一番町6番地 相模屋本社ビル2階 IDGワールドエキスポ/ジャパン
 TEL(03)5276-3751/FAX(03)5276-3752

●「救急フェア'96」開催される


 厚生省,日本救急医療研究・試験財団,日本救急医療研修財団,日本中毒情報センターなどの共催による「救急フェア'96」が,さる9月9-11日の3日間,東京駅丸の内北口ドームで開催された。
 この催しは,9月9日の「救急の日」と救急週間を記念して行なわれる行事で,(1)国民の救急・防災および中毒事故に対する意識の高揚を図り,(2)救急・災害現場で活躍している医療関係者,救急救命士,救急隊員,ボランティアなどの活動を国民に広く知らせ,救急医療・救急業務・災害救助・中毒事故に対する正しい知識の普及向上に資するとともに,自主防災思想の普及啓発を図り,(3)救急蘇生法(CPR+止血法)についての正しい知識,技術の普及啓発を図り,誰もが応急手当てを行なうことによって,傷病者の救命率の向上に寄与することを目的としている。
 特に近年,人口の高齢化や疾病構造の変化を背景に,心筋梗塞等の内科疾患の救急患者の増大など,わが国の救急分野においては,より広範かつ充実した救急医療体制の整備が望まれている。また,昨年1月の阪神・淡路大震災という戦後災害史上例をみない大災害の教訓を生かすべく,国をはじめ各地方公共団体,医師会などの医療関係団体が新たな災害医療体制の整備に取り組んでいることもあって,国民の関心はかつてないほど高まっている。
 会場では,救急医療の現場で活躍している救急救命士,救急隊員,医療関係者,ボランティアなどの活動や,救急患者搬送システムなどの災害医療ならびに救急医療体制の現状を紹介する展示が行なわれた。


 またアトラクションとして,救急蘇生法の知識と技術普及のためのチュートリアルビデオを上映するとともに,シミュレーションを使った救急救命処置や心電図の伝送の実演が行なわれ,道行く人の目をひいていた。

●10月8日を『骨と関節の日』に!

日本整形外科学会が全国で記念関連キャンペーンを実施-東京で「骨の健康110番」を開設

 わが国の人口の高齢化がますます進み,長寿社会が実現する一方,転倒による骨折や五十肩あるいは骨粗鬆症といった骨・関節疾患の増加が指摘されて久しい。このような中,国民の健康の維持・増進の担い手として,日本整形外科学会(理事長=小川亮惠関西医科大教授,会員数約1万8000名)では10月8日を「骨と関節の日」と定め,全国で“骨と健康キャンペーン”を展開する。

骨のホから10月8日に

 骨の「ホ」の字は「十と八」に分解されることと,10月10日の体育の日に近いことにちなんで10月8日が選定された。
 これは,骨と関節を中心とした身体の運動器官の健康を維持すること,さらにはスポーツにも親しみ,健康を増進したいという国民の願いに学会として応えようという試みである。この記念日が始まったのは3年前(1994年)で,その後毎年,春の日本整形外科学会開催の折りに記念シンポジウムなども開かれてきたが,昨年からは一般市民向けに全国規模でキャンペーンを展開している。
 日本整形外科学会は,今年もさる9月12日,東京のKKRホテル東京で小川亮惠理事長,山本博司理事(高知医大教授),安部龍秀日本臨床整形外科医会理事長他の出席のもとで,新聞・雑誌・テレビなどのマスコミ関係者を集めて,「骨と関節の日」に関する記者発表会を開催。昨年の「骨粗鬆症」に続き,今年は健康増進のための安全なスポーツ実施に寄与する「スポーツと整形外科」をテーマに取り上げた。
 近年,「生涯スポーツ」という言葉に象徴されるように,中高年のスポーツ人口が増加しているが,転倒や“使いすぎ症候群”は思わぬケガのもと。これは運動器がまだ柔らかい,成長期の子どもの場合も同様であるという。日本整形外科学会にはスポーツに関連する処方や治療を行なう「日整会認定スポーツ医」が約4800人おり,「スポーツ外来」を持つ総合病院も増加してきている。「安全にスポーツを行なうためにも,運動器の専門家である整形外科医をもっと役立てて欲しい」と学会では強調している。

東京で「骨の健康110番」

 東京では「骨と関節の日」当日の10月8日に,午前10時から午後5時まで,「骨の健康110番」(TEL:03-3816-8768)を開設(その後は毎月8日の午後1時から午後4時まで)。日本整形外科学会のベテラン医師が,肩こり・腰痛をはじめ,様々な“痛み”など,骨と関節に関するあらゆる電話相談に応じる。またその他にも,青森県市民フォーラム「骨を強くするには?」(10月12日,弘前市医師会館)等々,10月8日前後に「骨と関節の日」関連行事が全国各地で多数展開される。
 さらに,日本整形外科学会では「骨と健康キャンペーン」推進の一環として「アピールマーク」を制定した(写真)。このマークは輪郭が骨の形,中央の線は関節をイメージしたもので,会員の整形外科医院の看板や診察室などに掲げられる。「このマークが,運動器疾患に対して良質な医療を提供する証として受診の目安になれば」と日本整形外学会では期待している。
問い合せ先:〒113 東京都文京区本郷3-30-10 (社)日本整形外科学会
 TEL(03)3816-3671 /FAX(03)3818-2337