医学界新聞

Nursing Information (学会・研究会情報)


●第3回国際看護研究会
 開催案内 9月28日/東京

 第3回国際看護研究会が,きたる9月28日に,「NGOにおける看護職の国際協力活動(仮)」をテーマに,東京・渋谷区の国際協力事業団青年海外協力隊広尾訓練所研修室で開催される。これに伴い,同研究会では参加者を募集している。なお,参加費は無料。申し込みは前日までFAXにて。
講師:工藤芙美子氏(シェア=国際保健協力市民の会タイ代表),東海林朱美氏(日本キリスト教海外医療協力会バングラデシュワーカー)
連絡先:〒305 つくば市天王台1-1-1 筑波大学社会医学系(担当:森淑江)
 TEL&FAX(0298)53-3206

●音楽運動療法研究会
 看護職と音楽家のための音楽運動療法体験セミナー
 開催案内 11月16-17日/東京

 音楽運動療法とは,音楽家である野田燎氏(大阪芸大助教授)が実践している療法で,サキソフォンの演奏を通して患者の情動に働きかけ,その患者の身体機能に適した運動処方により,トランポリン上での上下運動をはじめ,種々の身体リズムを表現するアプローチによって,障害や苦痛に悩む人々への機能回復や苦痛の軽減を試みたもの。これまでに,脳性麻痺やパーキンソン病患者の機能回復にも少なからず効果を上げている。実際に機能的にも劇的にも変化を見せた高齢者,意欲的に自力歩行を始めた重度障害児らが,楽しく生き生きとセッションに参加する様子は感動的である。
 音楽運動療法研究会では,これまでの実践における,音楽家と看護職の連携によって現代医療の狭間で苦しむ人々のQOL向上につながった事例を公開するとともに,治療的な関わりを持つための様々な問題を提起するセミナーを企画。体験学習を通してこの療法への理解を深め,人間の可能性を考えるセミナーを,きたる11月16-17日の両日,日赤看護大学講堂で開催する。同研究会では,関心のある看護職ならびに音楽家の積極的な参加を募っている。
開催日時:11月16日(10:00-16:00),17日( 9:30-15:00)
会場:日本赤十字看護大学講堂
プログラム
  1. 音楽運動療法の原理(野田燎)
  2. 音楽運動療法と看護(臨床看護研所長 川島みどり)
  3. 音楽運動療法の事例(ビデオ上映による事例紹介)
  4. 体験学習(サックスとピアノ演奏下でのリラクセーション,トランポリン上でのリズム体験とさまざまな運動)
参加費:20,000円(2日間,昼食代別)
申込み方法:FAXにて下記へ申し込む(折り返し手続き方法が連絡される)
申込み先:健和会臨床看護学研究所
 FAX(0489)55-9955

●シンガポールから乳がん専門看護婦を招いて
 「日本にも乳がん専門看護婦を」
 開催案内 10月6, 12日/東京,10日/札幌

 乳癌手術体験者の会「あけぼの会」(ワット隆子会長)では,シンガポールから乳癌専門看護婦(Breast Cancer Nurse)であるサラ・ナガリンガム氏(シンガポール総合病院看護部長)を招き,乳癌専門看護婦の役割を日本の医療界に紹介する場を,3会場に分けて設定する。
 同会では,日本でも専門看護婦が始動し始めた現在,ナガリンガム氏の体験を通じて,医師との連携,他の看護婦との関わり方,患者の反響などを含め,乳癌専門看護婦の役割を具体的に学ぶ機会にしたいと考えている。各会場の日程と内容は以下の通り(3会場とも同時通訳つき)。詳細は各問合せ先まで。

●10月6日:「あけぼの会」秋の大会

〔会場〕朝日ホール(東京・有楽町)
〔プログラム〕あいさつ(作家 永六輔),基調講演「乳がん専門ナースは何をするのか」(S.ナガリンガム),パネルディスカッション「抗がん剤が認可されるまで」(司会=ワット隆子,パネリスト=厚生省薬務局 平山佳伸,愛知県がんセンター 福島雅典,患者代表 あけぼの会会員)
〔参加費〕2,000円
〔申込方法〕郵便振替(00190-4-17333「あけぼの会」)で参加費を払い込む(折り返し資料が郵送される)
〔申込締切〕9月20日
〔問合せ先〕あけぼの会事務局
 TEL(03)3792-1204

●10日:北海道ホスピスケア研究会/研修会

〔会場〕タケダ札幌ビル(札幌市)
〔プログラム〕講演「乳がん専門ナースの役割と資格」(S.ナガリンガム),パネルディスカッション「専門ナースは日本の病院でどう機能するか」(パネリスト=東札幌病院副院長 石垣靖子,同副看護部長 濱口恵子,S.ナガリンガム,ワット隆子)
〔参加費〕ホスピスケア研究会・あけぼの会会員3,000円,その他4,000円
〔申込方法〕郵便振替(02760-2-30359「ホスピスケア事務局」)で参加費を払い込む
〔問合せ先〕ホスピスケア研究会事務局(東札幌病院内)
 TEL(011)812-2311/FAX(011)823-9552

●12日:公開講座「乳がん専門ナースになるための知識と実践」

〔会場〕聖路加看護大学講堂(東京・中央区)
〔プログラム〕講演「Breast Cancer Nurseの役割」(S.ナガリンガム),シンポジウム「日本での実現に向けて」(司会=聖路加国際病院 玉橋容子,発言者=浜松医大助教授 中村美優,聖路加国際病院 金井久子,同 植田志津子,ABCSS 糸井早苗,患者代表 あけぼの会会員)
〔参加費〕3,000円,学生は2,000円
〔申込方法〕はがきで下記宛に申し込む
〔問合せ先〕〒104 東京都中央区明石町9-1 聖路加国際病院外科外来 金井久子
 FAX(03)3544-0649

●第3回日本家族看護学会
 開催案内 9月7-8日/千葉市

 第3回日本家族看護学会が,鈴木和子会長(千葉大)のもと,きたる9月7-8日の両日,千葉市の千葉大学けやき会館で開催される。これに伴い事務局では参加者を募集している。詳細は下記事務局まで問合せのこと。
プログラム
〔会長講演〕家族看護学に対する教員の意識と期待(鈴木和子)
〔シンポジウム〕家族看護学への取り組み
〔一般演題〕家族看護に関する実践・教育的研究
参加費:3,000円,学生1,000円
事務局:〒260 千葉市中央区亥鼻1-8-1 千葉大学看護学部家族看護学講座
 TEL&FAX(043)226-2450

●ナースのネットワークN3 第2回看護系ガイダンス
 参加者募集中 9月7日/東京

 N3(ナイス・ナース・ネットワーク:代表=小林光恵氏)では,高校生・一般向けの「第2回看護系ガイダンス」を,きたる9月7日(13:30-15:30)に,東京・渋谷区の東京都ナースプラザ(日本薬学会長井記念館内)で開催する。
 これは,社会に向けて看護婦の職業性をアピールしていこうと いうN3の活動事業の一環として実施するもの。看護職に関心がある人に,看護婦,看護学生が直接「看護婦への道」と「職業の魅力と実際」を伝えていくためにガイダンスはシンポジウム形式で進められる。

プログラム

  1. ようこそ,ガイダンスへ(小林光恵)
  2. 現役ナースと看護学生の本音座談会:私の入試,学生時代,そして今の仕事
  3. 質問コーナー
参加費:1,000円
連絡先
 〒112 東京都文京区白山5-2-6 フラココ舎内
 TEL(03)5684-3287
 または,
 〒104 東京都中央区築地1-9-4 ちとせビル3F N3事務局
 TEL(03)3542-0398

●日本看護協会 先駆的保健活動交流推進事業
 保健活動事例募集中

 日本看護協会では,厚生省の委託を受け,地域における保健活動のニーズの多様化に対応するため,先駆的保健活動交流推進事業を実施している。
 これに伴い推進事業の情報活用小委員会では,下記のような,住民とともに行なっている保健活動や,他職種と連携して行なっている保健活動の事例を全国から集めている。詳細は下記まで。

募集事例

  1. 連携:住民あるいは当事者たちと保健婦とが一緒に連携している活動。ボランティアとしての関わり,組織内での役割分担,連絡の取り方などの具体的な方策について。
  2. 組織化:同一職場内の他職種にとどまらず,地域の他業種・他職種や大勢の人々と連携して行なっている保健活動について。
問合せ先:〒150 東京都渋谷区神宮前5-8-2 日本看護協会専門職業務課
 TEL(03)3400-8391/FAX(03)3400-6329