助産雑誌 Vol.74 No.4
2020年 04月号

ISSN 1347-8168
定価 1,650円 (本体1,500円+税)

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近年,妊娠糖尿病妊婦が増加しています。妊娠糖尿病の既往女性のその後の2型糖尿病発症は,そうでなかった女性の7.43倍と高率です。しかしながら,妊娠糖尿病女性への支援は,いまだ十分なものとは言えません。妊娠期から糖代謝異常のリスクに対して適切な支援を行うことは,女性の一生涯の健康を支援する上でも重要です。そうした中,2020年4月,妊娠中のみを対象としていた「在宅妊娠糖尿病患者指導管理料」が産後に拡大されることになりました。助産師が関わる領域での保険収載として,これは大きな出来事と言えるでしょう。
本特集では,ケースを用いて妊娠糖尿病妊婦に何が起こっているのかを解説すると共に,周産期の糖代謝異常についての基礎知識,および糖尿病の最新知見を改めて押さえて,妊産褥婦それぞれの個別性を捉えた,母児双方へのより良い支援を考えます。

■妊娠糖尿病診断から始める女性の長期的な健康支援
元気なお母さんでいることへの支援
成田 伸
■[コラム]
在宅妊娠糖尿病患者指導管理料が産後に拡大!
 助産師外来での診療報酬獲得を目指して
日本母性看護学会看護政策検討委員会
成田 伸/松原 まなみ/坂梨 薫/
林 佳子/山田 加奈子/出井 陽子
■妊娠期に母体に生じる内分泌・代謝系の変化
糖代謝への理解を深める
岡田 健太
■【事例から考える】
妊娠糖尿病妊婦への支援
 自己血糖測定をせずに血糖管理を行った事例
森重 圭子/山田 加奈子/岡田 健太/松井 千佳/成田 伸
■妊娠糖尿病と診断された女性の心理とその支援
山田 加奈子
■母乳哺育と産後早期の体重管理による糖尿病発症予防効果
最新知見からの提言
安日 一郎



■Focus
しながわネウボラネットワークによる産後の母児支援
 東京医療保健大学 産後ケア研究センターの取り組み
米山 万里枝/島田 祥子
■特別記事
「子どもへの体罰禁止」が2020年4月からいよいよスタート
高祖 常子
■TOPICS
全日本おっぱいサミット 2019 TOKYO
 「公共の場での授乳」問題と密室育児・産後うつを考えるイベント開催
ちかぞう



ワタナベダイチが解説!両親学級アイスブレイク集[1]
こんな時,どんなアイスブレイク?
 アイスブレイクは,ファシリテーターのためでもある
渡辺 大地
続・いのちをつなぐひとたち[16・番外編]
あおぞら共和国

宝物,教えてください[50]
助産師に導いてくれた,1冊の本
小澤 千恵
NIPTと優生思想をめぐって[番外編]
第55回日本周産期・新生児医学会学術集会シンポジウム
 「新型出生前診断(NIPT)が優生思想に流れないために」を終えて
窪田 昭男
未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場[60]
新潟青陵大学 看護学部看護学科 助産師課程

りれー随筆[423]
歩んだ道と見えてきた世界
角 依美

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