特集 EBPと看護教育
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患者と家族のためのケアを行いたいと日ごろから考えていても、忙しい臨床では実践1つひとつの意味や根拠について考えたり振り返ったりする余裕がなく、現場で受け継がれてきたケアを行っていることも多くあるかもしれません。そうした臨床に対して、研究・教育が両輪のもう一方の輪となってケア(実践)の効果を裏付け、さらに効果的な実践へと高めていく、そんなかかわりが求められています。
本特集では、患者と家族のためのケアを行ううえでエビデンスはどう役立つか、エビデンスにもとづく実践(EBP)を行うにはどうすればよいのか、EBPを進めるうえで教育機関が果たすべき役割とは何なのかを大阪大学での教育事例を交えて考えてみたいと思います。
ISSN | 0047-1895 |
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定価 | 2,750円 (本体2,500円+税) |
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特集 EBPと看護教育
EBPとは何か――看護教育はEBPそのものである
山川みやえ
EBPサイクルを回す戦略――研究活動がそのまま教育になる事例
山川みやえ
学部生からEBPを学ぶ意義と実践
廣瀬瑠華,山川みやえ
訪問看護の現場とEBP――訪問看護ステーションとの抄読会をとおして
金谷玲子
研究者と臨床家が対話することの重要性
瀧上恵吾
臨床看護が楽しくなるEBP――研究活動をとおして実感した実践を変える取り組み
竹下悠子
【座談会】EBP教育の課題と展望
竹屋 泰,山川みやえ,糀屋絵理子
■特別記事
看護系大学教員に必要とされる要件としてのコンピテンシーを追究する
佐藤みほ,藤村朗子,佐藤菜保子
クローン病とともに生きている私がとらえた看護への問い直し
水野 光
■巻頭インタビュー
すべての人に届けたい!解剖、生理のおもしろさと学び
山本健人さん
■実践報告
看護師学士課程の入学時オリエンテーションにおける初年次教育プログラム
大田 博,坂梨左織,上野珠未,松本祐佳里,長谷川珠代
日本で働く中国人看護師が体験した困難とその支援
文 艶華,中谷久恵
模擬患者で行う基礎看護学実習IIにおける学びの工夫――学内実習で「受け持ち患者との初めての出会い」をつくる試み
竹内久美子,伊藤雅子,土屋彩夏,小笠原祐子
■レポート
地域に開かれた交流の場――名古屋平成看護医療専門学校の「げんきカフェ」
話し手:近藤良子先生
●プロフェッショナルを育てる! 看護実践力の獲得を支えるスポーツコーチング・2
マインドセットによるオーナーシップの獲得(SL理論)
佐藤尚治,勝田 譲
●臨床現場で本当に必要な薬のおはなし 教員も学生も知っておきたい「看護薬理」・2
薬の作用、剤形
大井一弥
●臨床倫理を映画で学ぼう! plus・8
その値段は合理的? それとも暴利? 『薬の神じゃない!』
浅井 篤
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