助産雑誌 Vol.75 No.7
2021年 07月号

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後期早産児は,在胎34週以上37週未満で出生した赤ちゃんです。超低出生体重児(出生体重が1000g未満)や極低出生体重児(出生体重が1500g未満),先天性疾患のある赤ちゃんと比べると,後期早産児は相対的に重症度が低く,入院期間も短いという特徴がありますが,さまざまな合併症のリスクは正期産の児と比べ高く,NICU・GCUへ入院した場合はお母さんは複雑な思いを抱くことになります。また,母乳育児の確立に困難が生じるケースも少なくないため,心理面を含んださまざまな支援が必要です。
本特集では後期早産児の特徴・注意点と共に,後期早産児を産んだお母さんの心情や必要な支援などを取り上げ,母児に必要なサポートを模索したいと思います。

ISSN 1347-8168
定価 1,650円 (本体1,500円+税)

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後期早産児を出産した母親に対して必要なサポートとは
市川香織

後期早産児の母乳育児支援のポイント
佐藤いずみ

後期早産児を出産した女性の母親役割獲得を促す看護
木村佳代子


■座談会
両親学級のオンライン化,どうやっていますか?
清水幹子/田中佳子/山田彩季/渡辺大地[司会]

■Focus
コロナ禍における専門学校での母性看護学実習の取り組み
OSCEの手法を用いた学内実習の展開
橋本由起子

■特別記事
妊娠・授乳と新型コロナウイルスワクチン
堀 成美

■海外レポート
心が動いた「お産のロールプレイ」
ネパール・ポカラ市の母子保健改善事業(JICA草の根技術協力事業)の取り組みから
藤井あゆみ


●続・いのちをつなぐひとたち[31]
谷口陽子さん

●宝物,教えてください[65]
天真爛漫な子どもたちの笑顔
鈴井江三子

●日本の乳信仰をめぐる旅
おっぱい神社・おっぱい寺・乳銀杏・乳地蔵・乳神様たち[7]
おっぱい神社等を記録するワーキンググループ

●多様性があたりまえの未来へ 国内最大規模のLGBTs調査結果から[4]
LGBTsを取り囲む職場と社会の環境
日高庸晴

●医療コミュニケーションことはじめ[12・最終回]
コミュニケーションにより,人はなぜ心が癒されるのか
中野重行

●未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場[67]
滋賀医科大学医学部 看護学科臨床看護学講座(母性看護学・助産学領域)

●りれー随筆[438]
自分にとって大切な“いのち”と向き合う
橋本敬子

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