保健師ジャーナル Vol.77 No.2
2021年 02月号

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2021年4月施行の改正母子保健法により,市町村が出産後1年までの母子を対象に産後ケア事業を行うことが努力義務化された。また,少子化社会対策大綱では2024年度末までの全国展開が掲げられ,2020年8月には事業のガイドラインが改定されている。産後ケア事業において直接母子に関わるのは助産師であることも多いが,その目的を理解し事業を組み立て継続する保健師の役割は大きい。そこで,法改正の趣旨,ガイドラインの主な改正点等を確認しつつ,産後ケア事業で保健師は何を目指し何を担うのかを改めて考える機会としたい。

ISSN 1348-8333
定価 1,650円 (本体1,500円+税)

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母子保健法の改正と産後ケア事業ガイドラインの改定から考える保健師の役割
芳賀光里,猿渡央子,小林秀幸

産後ケアを通じて保健師は何を目指すのか――ガイドライン改定を踏まえて
中板育美

地域の特性に応じた産後ケア事業と保健師の役割――高浜町の産後デイサービスの取り組み
越林いづみ,畑中美優寿

産後ケアに関わる保健師さんへのメッセージ――子ども虐待の取材と支援の経験から言えること
椎名篤子


■PHOTO、PickUp
民間のノウハウを生かした介護予防無関心層への挑戦!
堺市介護予防「あ・し・た」プロジェクトの取り組み
井上京子,多賀井眞紀,安齊智子,花家 薫,阿加井博

■活動報告
出雲圏域における在宅療養者の低栄養改善・食支援の取り組み
内田千寿,伊藤恭子,橋本久美,牧野由美子


●行動変容を導く ナッジの利いた保健活動・2
人の意思決定の癖(バイアス):前編
高橋勇太,村山洋史,竹林正樹

●あるある事例で考える 保健師のための倫理 知れば広がる個人情報利活用と学会発表・2
事業アンケートの分析結果を学術誌に投稿することはできる?
後藤智江,松尾和枝,鳩野洋子,岡 順子,緒方文子,嶋津多恵子,住徳松子,藤野善久

●時代が求める!保健師記録の仕組みづくり
記録を生かした人材育成と情報開示の捉え方・2
相模原市の取り組み――記録のシステム化と人材育成
清水洋子,波田野房枝,栁澤尚代,菅原京子,吉本照子

●保健活動の現場を変えるEBPH エビデンスの探し方と活用の仕方・2
EBMに学ぶ,実践における疑問の見つけ方と可視化する方法 八重ゆかり

●ポジティブな地域づくりを考える ポジティブ心理学×公共哲学から見る公衆衛生活動・11
将来志向性と希望
小林正弥,島井哲志

●研究室からのメッセージ・178
人間総合科学大学保健医療学部看護学科
地域看護学

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