BRAIN and NERVE Vol.72 No.9
2020年 09月号

ISSN 1881-6096
定価 2,970円 (本体2,700円+税)

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非遺伝性小脳性運動失調症に対し用いられる「皮質性小脳萎縮症」という名称は,本来は神経病理学的診断名であり,近年,臨床的な新たな疾患概念とその診断基準が提唱されている。しかし,この病態は均一なものではなく,多様な疾患が混在する。脊髄小脳変性症における未開の領域とも言える皮質性小脳萎縮症の今後の研究や臨床に貢献するために,疾患の歴史や分類,診断基準などを整理し,病理学的な特徴や具体的な病態について解説する。
特集の意図[PDF]

皮質性小脳萎縮症の歴史と分類,新たな診断基準
吉田 邦広
孤発性小脳性運動失調症-multiple system atrophyとmono system atrophy
渡辺 宏久,他
皮質性小脳萎縮症の病理
古賀 俊輔
遺伝性疾患の立場からのアプローチ
高橋 祐二
自己免疫性小脳性運動失調症からのアプローチ
吉倉 延亮,他
特発性小脳失調症との鑑別を要する二次性小脳性運動失調症
桑原 聡



■総説
進行性多巣性白質脳症(PML)のMRI画像診断
 MRIが捉えた,伸展する脱髄病変の病理
宍戸-原 由紀子,鹿戸 将史



症例報告
MRIで明瞭な信号異常を呈した腕神経叢病変にPET/CTではFDG集積が軽微であったため,
 炎症性神経障害との鑑別が困難であった神経リンパ腫症の1例
島 智秋,辻野 彰
経鼻胃管症候群を呈したパーキンソン病の2症例
古澤 恭平,他
学会印象記
AANP 2020-96th Annual Meeting of the American Association of Neuropathologists
高尾 昌樹

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