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- BRAIN and NERVE Vol.72 No.1
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「難病」は治療法が確立していない疾患群であるが,神経変性疾患の領域では,それぞれの疾患の原因蛋白が明らかになったことと並行して,モノクローナル抗体,核酸医薬が次々と開発されている。新薬候補の治験も進行中であり,不治の病から治療ができる疾患へと期待が集まる。多発性硬化症や視神経脊髄炎スペクトラム障害など,神経免疫疾患に対する新薬開発もめざましいものがある。2020年の幕開けに,代表的な神経疾患の成立機序仮説と,それに対応する薬物の作用機序,これからの展望を把握しておきたい。
特集の意図[PDF]
筋萎縮性側索硬化症における創薬開発の現状と展望
漆谷 真
アルツハイマー病-臨床試験の現状と展望
玉岡 晃
パーキンソン病治療薬開発の現状と展望
望月 秀樹
多発性硬化症疾患修飾薬のいま
久冨木原 健二,中原 仁
視神経脊髄炎スペクトラム障害治療の展望
中島 一郎
■座談会
『BRAIN and NERVE』の未来へ
神田 隆,酒井 邦嘉,下畑 享良,高尾 昌樹,
三村 將,虫明 元
■総説
失われた記憶の回復-ヒスタミン神経系による記憶想起の調節について
野村 洋
臨床で役立つ 末梢神経病理の読み方・考え方
第10回 悪性腫瘍とニューロパチー
佐藤 亮太,神田 隆
学会印象記
MDS 2019
-23rd International Congress of Parkinson's Disease and Movement Disorder
河村 満
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