BRAIN and NERVE Vol.71 No.9
2019年 09月号

ISSN 1881-6096
定価 2,970円 (本体2,700円+税)

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ドラッグ・リポジショニング(DR)の手法と2004年の薬事法改正により,ア カデミアによる新薬開発が可能となった。現在の医師主導治験ではほとんど がこの手法を用いており,偶然に予想外のものを発見することから始まり, 近年ではiPS細胞や人工知能を用いた革新的な手法が登場している。神経疾 患におけるDRの新時代とも言える現状を,創薬の最前線から報告する。
特集の意図[PDF]

桑原 聡
ドラッグ・リポジショニングによる脳神経疾患治療薬開発の可能性
齊藤 聡,猪原 匡史
ALS治療薬候補としてのロピニロール塩酸塩
高橋 愼一,他
パーキンソン病治療薬-アマンタジン・ゾニサミド・ダブラフェニブ
岡本 智子
アルツハイマー病のドラッグ・リポジショニング
猪原 匡史,齊藤 聡
新規な自閉スペクトラム症中核症状治療薬の開発
 -臨床試験,脳画像解析,遺伝子解析の統合的アプローチ
山末 英典
人工知能創薬とドラッグ・リポジショニング
田中 博



■総説
共同注意の脳内機構
永井 知代子



症例報告
悪性貧血に続いて広範囲に及ぶ多巣性脳病変と治療可能な認知症を呈し
 非傍腫瘍性自己免疫性全脳炎が考えられる1例-7年間の経過観察
坂井 利行,他
現代神経科学の源流
第10回 伊藤正男(前編)
宮下 保司,酒井 邦嘉(聞き手)
臨床で役立つ 末梢神経病理の読み方・考え方
第6回 ビタミン欠乏性ニューロパチーとアルコール性ニューロパチー
佐藤 亮太,神田 隆
学会印象記
OHBM 2019-The 25th Annual Meeting of the Organization for Human Brain Mapping
高宮 彰紘

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