消化器内視鏡用語集 第3版
最新の消化器内視鏡診療に対応した用語集の全面改訂
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各種消化器癌取扱い規約の改訂、新ガイドラインの策定に準拠して大改訂。超音波内視鏡関連用語、新しいデバイス(経鼻内視鏡、ダブルバルーン内視鏡、カプセル内視鏡、etc)、新治療手技(ESD、APC、PEG、TEM、NOTES、etc)を盛り込んで全面リニューアル。見開き左ページに用語リスト、右ページにその解説と文献、規約などの関連事項を記述した辞典的スタイルは、他書にない初版以来のユニークなもの。満を持して14年ぶりの新版。
編集 | 日本消化器内視鏡学会用語委員会 |
---|---|
発行 | 2011年06月判型:A5頁:312 |
ISBN | 978-4-260-01206-5 |
定価 | 4,180円 (本体3,800円+税) |
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序文
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刊行によせて(上西 紀夫)/第3版 序(峯 徹哉)
刊行によせて
この度,14年ぶりに日本消化器内視鏡学会用語委員会の編集による『消化器内視鏡用語集』の改訂版を刊行することが出来ました.これまで,1989年に第1版を,1997年に第2版を刊行してきましたが,この間の消化器内視鏡学の発展は日進月歩であり,それに応じた用語の整理と統一が不可欠でした.
この用語集の編集および改訂にあたっての基本方針としていくつかの点が挙げられていますが,最も重要な点は消化器内視鏡関連の論文作成に役立つことであります.とくに,わが国の消化器内視鏡の診断,治療のレベルは世界をリードしていますが,そのことが世界に向かって十分発信されているかについてはまだまだ不足している面があります.
その意味で本用語集では,これまでと同様に日本語の用語に対応して適切な英語が記載されており,さらにそれらがWEO(World Endoscopy Organization,以前のOMED)の用語集と基本的に対応しており,英語論文の作成に大いに役立つことが期待されます.
いずれにしても,この度の大幅な改訂作業にあたっては,用語委員会委員各位の献身的な努力なしには成し得なかったことは自明のことです.心より深謝申し上げるとともに,本用語集が消化器内視鏡学の発展に大いに役立つことを願い,そして確信しております.
2011年4月
日本消化器内視鏡学会
理事長 上西 紀夫
第3版 序
『消化器内視鏡用語集』初版は1989年11月に,日本消化器内視鏡学会用語委員会(城所 仂委員長)により編集・刊行された.その時点でも消化器内視鏡分野の進歩は著しく,電子内視鏡の普及や腹腔鏡を含む内視鏡治療も広く行われるようになっていた.これが第2版,そして今回の第3版の礎になったわけである.第2版の刊行はそれから8年後,小越和栄委員長らのメンバーによる編集で1997年4月15日であった.この版では,内視鏡手技に関する用語の大幅な改訂が眼目であった.内視鏡所見に関する用語と解剖学的用語に関する改訂は小幅ではあったが,各種癌取扱い規約の最新版に準拠した新しい用語も可能な限り取り入れたものとなった.この改訂には,筆者も用語委員会のメンバーとしてその編集に携わった.
一方,OMED/WEO(Organisation Mondiale d'Endoscopie Digestive/World Endoscopy Organization)の用語集の初版の刊行は1986年であるが,本用語集も国際的なOMED用語集との整合性をはかるべく,初版より同用語集のコードナンバー索引を掲載している.
第2版における編集方針,すなわち本用語集の使命として,内視鏡診療における解剖部位の呼称や所見の記載に不可欠な用語を採用するとともに,内視鏡関係の論文執筆に役立つ共通言語が掲載された用語集を目指したのであった.したがって,可能な限りOMEDの用語を尊重し,国際的にも通用する用語を選択し,また他学会,他研究会で採用されている用語とも共通性をもたせるべく,これもそのまま採用する方針とした.略語についても,できるだけ普遍的なものに厳選した.用語の基本は日本語とし,それに対応する英語を記載したが,英語のないものは一般的に通用する言語を採用した.また日本語訳のない用語は原語をカナ表示とした.混乱をきたす用語や,使い方の不明な用語などはできるだけ注とし説明を加えた.これらの方針は第3版に引き継がれることとなり,14年後の2011年に第3版が出版されることになった.
今回の第3版においては,かなりの項目にわたり新たな手技についての用語が追加された.特に内視鏡治療手技,内視鏡の種類,および超音波内視鏡については大幅なものになった.これに加えて,これまでのOMEDコードに替えて,それを引き継いだ国際的に通用する用語基準として,MST(Minimal Standard Terminology for Gastrointestinal Endoscopy)3.0の日本語版を本書巻末に掲載することにした.
最近では多くの学会で,用語集としての冊子体による出版がなくなりつつあるが,本学会における今回の改訂版刊行は,用語委員会の先生方の努力と,日本消化器内視鏡学会の後援(西元寺克禮担当役員ほか),そして出版を引き受けてくれた医学書院の尽力のお蔭であり,敬意を表したい.さらに,藤野雅之先生には初版以来OMEDの用語委員を兼任され,本学会とのパイプ役として同学会の用語との整合性を推進し,第2版では副委員長として,引き続き第3版でも全体の大きな手直しをいただいた.そして第2版の際の用語委員長の小越和栄先生には,本版掲載のMST3.0の日本語への対応についてとりまとめをしていただいた.改めて特記して御礼を申し上げたい.
これまで,2回の改訂を経て,消化器内視鏡領域で一般的に用いられる用語について,最新のコンセンサスの得られていると思われるものを掲載し,バージョンアップが図れたと思われるが,まだまだ不十分かもしれない.現時点での最も新しい消化器内視鏡用語を網羅したものとして,皆様方が広く活用されることを願うものである.
2011(平成23)年4月吉日
日本消化器内視鏡学会用語委員会
委員長 峯 徹哉
刊行によせて
この度,14年ぶりに日本消化器内視鏡学会用語委員会の編集による『消化器内視鏡用語集』の改訂版を刊行することが出来ました.これまで,1989年に第1版を,1997年に第2版を刊行してきましたが,この間の消化器内視鏡学の発展は日進月歩であり,それに応じた用語の整理と統一が不可欠でした.
この用語集の編集および改訂にあたっての基本方針としていくつかの点が挙げられていますが,最も重要な点は消化器内視鏡関連の論文作成に役立つことであります.とくに,わが国の消化器内視鏡の診断,治療のレベルは世界をリードしていますが,そのことが世界に向かって十分発信されているかについてはまだまだ不足している面があります.
その意味で本用語集では,これまでと同様に日本語の用語に対応して適切な英語が記載されており,さらにそれらがWEO(World Endoscopy Organization,以前のOMED)の用語集と基本的に対応しており,英語論文の作成に大いに役立つことが期待されます.
いずれにしても,この度の大幅な改訂作業にあたっては,用語委員会委員各位の献身的な努力なしには成し得なかったことは自明のことです.心より深謝申し上げるとともに,本用語集が消化器内視鏡学の発展に大いに役立つことを願い,そして確信しております.
2011年4月
日本消化器内視鏡学会
理事長 上西 紀夫
第3版 序
『消化器内視鏡用語集』初版は1989年11月に,日本消化器内視鏡学会用語委員会(城所 仂委員長)により編集・刊行された.その時点でも消化器内視鏡分野の進歩は著しく,電子内視鏡の普及や腹腔鏡を含む内視鏡治療も広く行われるようになっていた.これが第2版,そして今回の第3版の礎になったわけである.第2版の刊行はそれから8年後,小越和栄委員長らのメンバーによる編集で1997年4月15日であった.この版では,内視鏡手技に関する用語の大幅な改訂が眼目であった.内視鏡所見に関する用語と解剖学的用語に関する改訂は小幅ではあったが,各種癌取扱い規約の最新版に準拠した新しい用語も可能な限り取り入れたものとなった.この改訂には,筆者も用語委員会のメンバーとしてその編集に携わった.
一方,OMED/WEO(Organisation Mondiale d'Endoscopie Digestive/World Endoscopy Organization)の用語集の初版の刊行は1986年であるが,本用語集も国際的なOMED用語集との整合性をはかるべく,初版より同用語集のコードナンバー索引を掲載している.
第2版における編集方針,すなわち本用語集の使命として,内視鏡診療における解剖部位の呼称や所見の記載に不可欠な用語を採用するとともに,内視鏡関係の論文執筆に役立つ共通言語が掲載された用語集を目指したのであった.したがって,可能な限りOMEDの用語を尊重し,国際的にも通用する用語を選択し,また他学会,他研究会で採用されている用語とも共通性をもたせるべく,これもそのまま採用する方針とした.略語についても,できるだけ普遍的なものに厳選した.用語の基本は日本語とし,それに対応する英語を記載したが,英語のないものは一般的に通用する言語を採用した.また日本語訳のない用語は原語をカナ表示とした.混乱をきたす用語や,使い方の不明な用語などはできるだけ注とし説明を加えた.これらの方針は第3版に引き継がれることとなり,14年後の2011年に第3版が出版されることになった.
今回の第3版においては,かなりの項目にわたり新たな手技についての用語が追加された.特に内視鏡治療手技,内視鏡の種類,および超音波内視鏡については大幅なものになった.これに加えて,これまでのOMEDコードに替えて,それを引き継いだ国際的に通用する用語基準として,MST(Minimal Standard Terminology for Gastrointestinal Endoscopy)3.0の日本語版を本書巻末に掲載することにした.
最近では多くの学会で,用語集としての冊子体による出版がなくなりつつあるが,本学会における今回の改訂版刊行は,用語委員会の先生方の努力と,日本消化器内視鏡学会の後援(西元寺克禮担当役員ほか),そして出版を引き受けてくれた医学書院の尽力のお蔭であり,敬意を表したい.さらに,藤野雅之先生には初版以来OMEDの用語委員を兼任され,本学会とのパイプ役として同学会の用語との整合性を推進し,第2版では副委員長として,引き続き第3版でも全体の大きな手直しをいただいた.そして第2版の際の用語委員長の小越和栄先生には,本版掲載のMST3.0の日本語への対応についてとりまとめをしていただいた.改めて特記して御礼を申し上げたい.
これまで,2回の改訂を経て,消化器内視鏡領域で一般的に用いられる用語について,最新のコンセンサスの得られていると思われるものを掲載し,バージョンアップが図れたと思われるが,まだまだ不十分かもしれない.現時点での最も新しい消化器内視鏡用語を網羅したものとして,皆様方が広く活用されることを願うものである.
2011(平成23)年4月吉日
日本消化器内視鏡学会用語委員会
委員長 峯 徹哉
目次
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消化器内視鏡解剖学的用語
I. 消化管の壁構造
II. 口腔
III. 鼻腔
IV. 咽頭
V. 食道
VI. 胃
VII. 小腸
VIII. 大腸
IX. 胆道
X. 膵,膵臓
XI. 胸腔・腹腔
超音波内視鏡解剖学的用語
I. 食道
II. 胃
III. 十二指腸
IV. 膵臓
V. 胆管
VI. 大腸・直腸
VII. 脈管系
内視鏡所見に関する基本用語
総論
I. 消化管
II. 胸腔・腹腔および縦隔
超音波内視鏡に関する基本用語
各論
I. 食道
II. 胃
III. 小腸
IV. 大腸
V. 胆道
VI. 膵
VII. 胸腔鏡・腹腔鏡
内視鏡手技に関する基本用語
I. 診断的内視鏡
II. 超音波内視鏡検査
III. 内視鏡治療
IV. 内視鏡器具
和文索引
欧文索引
MST 3.0 日本語版
I. 消化管の壁構造
II. 口腔
III. 鼻腔
IV. 咽頭
V. 食道
VI. 胃
VII. 小腸
VIII. 大腸
IX. 胆道
X. 膵,膵臓
XI. 胸腔・腹腔
超音波内視鏡解剖学的用語
I. 食道
II. 胃
III. 十二指腸
IV. 膵臓
V. 胆管
VI. 大腸・直腸
VII. 脈管系
内視鏡所見に関する基本用語
総論
I. 消化管
II. 胸腔・腹腔および縦隔
超音波内視鏡に関する基本用語
各論
I. 食道
II. 胃
III. 小腸
IV. 大腸
V. 胆道
VI. 膵
VII. 胸腔鏡・腹腔鏡
内視鏡手技に関する基本用語
I. 診断的内視鏡
II. 超音波内視鏡検査
III. 内視鏡治療
IV. 内視鏡器具
和文索引
欧文索引
MST 3.0 日本語版
正誤表
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本書の記述の正確性につきましては最善の努力を払っておりますが、この度弊社の責任におきまして、下記のような誤りがございました。お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。
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