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学生のための カレントメディカルイングリッシュ 第4版

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本書は、著者の日本語による医療トピックから英語学習へといざなうユニークな書。1993年の初版発行以来、教科書として、また自己学習用としても長く使われている。今回の改訂では、授業で使い切れるようトピックを15に絞った。長文は基本的な文法をもとに作られ、その内容は患者の症例としたことで、患者の状況がイメージでき読みやすくなった。さらに、医療英単語を覚えられる問題も豊富になった。
●読者の皆様へ 付録音声データのダウンロードについて
本書viii頁をご参照のうえ、下記のリンクよりダウンロード用のページへお進みください。
>> http://febe.jp/igaku-shoin (オーディオブック配信サービス 「FeBe」のページ)
飯田 恭子 / マーシャル スミス
発行 2017年02月判型:A5頁:192
ISBN 978-4-260-02865-3
定価 2,640円 (本体2,400円+税)

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  • 序文
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第4版の序

 本書の特徴の1つは,看護や医療の領域に馴染んでいない学生や教員の皆様にも無理なく特有の英語表現や基本的考え方を理解していただけるよう工夫を凝らしていることです.このため各章の冒頭にはきわめて今日的な看護・医療のテーマ,例えば,糖尿病,ストレス,認知症,再生医療,放射線療法などについて日本語で解説し,各領域への導入としています.つまり,医療の話題に少し触れたうえで,医療英単語や英語表現に触れる形をとっており,医療英語学習へのハードルを下げています.
 また,必須の国際共通概念やキーワードとなっている英単語には,あえてカタカナで発音のルビをつけています.医療専門用語の多くは,適訳を待たずにカタカナ表記されていますし,現場でもカタカナで通用している用語が多々あるからです.ルビを振ることで医療英単語に馴染みやすくなると著者は考えています.正確な発音はネイティヴの音声でご確認いただきたいと思います.
 今回の改訂では,授業で活用していただけるよう思い切って15テーマに絞りましたが,それぞれのテーマとのつながりの中で医療英語学習に必須の領域,つまり免疫系,呼吸器系,消化器系,生殖器系,脳神経系,筋骨格系など生体の主要なシステムを網羅しました.そして,症例(Case Study)を豊富に取り入れ,練習問題を通して各領域の基本的な専門用語・表現が習得できるよう工夫しています.このような切り口から医療英語教育を導入したテキストは初めてではないかと自負しています.その意図は,医療技術者のための英語教育をきわめて現実に沿ったものとし,読者がすぐに実践できるものとするためです.
 看護学生や新人看護師はもちろん,理学・作業療法などを含め医療系の領域の学生や臨床家にとって,臨地実習や病院・施設の現場での患者対応能力の修得は,最も大切な教育課題です.事例に接して対応・判断・指導・ケアを実践する教育訓練は,専門学校や大学におけるカリキュラムの重要な部分を占めています.専門職となったあとは,当然のこととして現場で患者を担当し,その事例に沿って必要な対応をしていきます.つまり,患者を観察・問診(アセスメント)し,症状を掌握し,必要な検査やケア,リハビリテーションのプランをたて,患者に説明し実践することが求められます. 
 本書はこれらを視野に入れ練習問題を作成しました.症例の内容を確かめるTrue or False形式の問題や医療英単語を覚えられる問題などのほかに,問診とそれに対する患者の返答の英語表現が問題形式で提示されており,現場のやりとりがわかるようになっています.専門学校から大学まで幅広い学生たちに,それぞれのレベルに応じて利用していただければと願っています.

 2017年1月
 著者を代表して
 飯田恭子

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1 特定の異物に対する過剰な反応
  Allergy

2 自らの意思で操作できるバイタルサイン
  Respiratory System

3 消化管は体内を通る1本の管
  Gastrointestinal System

4 小さい臓器だけど働きものの腎臓
  Urinary System

5 不適切な生活習慣から生じる疾病
  Life-style Related Disease

6 ストレスは万病のもと
  Psychiatry

7 ウイルスは変化するから強い!
  Infections

8 生命活動に大きく影響するホルモン
  Endocrine System

9 胎内での成長は生物の進化の追体験
  Reproductive System

10 絶えず活動しつづける臓器
  Cardiovascular System

11 見当識は脳の羅針盤
  Cranial Nerve

12 老いも若きも骨粗鬆症にご注意を
  Musculoskeletal System

13 人も体も,そして薬も使い方次第
  Abuse

14 iPS細胞への大きな期待
  Advances of Medical Science

15 がん治療の選択肢の1つ-放射線療法
  Radiotherapy

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